
酒蔵のようなどっしりとした薄暗い店内に入ると, 2層分の吹抜けに面した壁から,
大桶がいくつも突き出ておりそこから外部の光が入って来るという提案.
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大桶と中庭のあるプロジェクト - 大桶蔵
かつての酒造の過程では杉の大桶を使っていたのだが,ホーロー製の醸造タンクが登場してからは,杉の大桶はほとんどこの世から姿を消してしまった.
しかしこの大桶に魅力を感じたこの商店では,その大桶を酒粕づくりに利用し大桶を守っている.
酒粕販売のための店鋪をつくりたいとのことであったので,その圧倒的な存在感を持っている大桶を全面に取り入れ,大胆に大桶を見せる店鋪の計画を提案した.

図中の左右に延びている黒線は線路.赤い点や文字は酒造に関する施設.
広範囲に渡って施設が集まっていることがわかる.小林酒粕商店はその地域の真っただ中にある.
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ゆるやかに曲がった大壁面に,大桶の大きなオブジェ的な窓が埋め込まれている.

2階フリースペースより入口方向を見る.
大桶の大きなオブジェ的な窓.

大桶を利用した写真展の風景.

公園の一角を借り切っての展示.

実は小林酒粕商店とのつながりは16年程前にさかのぼる.
16年程前の阪神大震災でこの地域一帯が大きな被害を受けた際に,復興プロジェクトとして力強い大桶を展示した.その時に大桶を貸して下さったのがこの商店であった.
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夕暮れ時の外観.

1階はバーカウンター、2階はフリースぺース 店鋪としての機能だけでなく,古酒の試飲コーナーやフリースペースを用意することで,展示等の企画に対応し話題性のある留まる場所として親しまれる空間づくりをねらった. バーカウンターの奥が中庭の光庭.

中庭より建物内部を見る.バーカウンターと壁から突き出た大桶の大きな窓.

正面外観.大きな木製の可動ルーバーより,内部の大桶を利用した大きな窓が見え隠れする.
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大桶と中庭のあるプロジェクト
大桶との出会い

酒と縁が切れません...
大桶を守る小林酒粕商店の新聞記事.大桶の存在感が伝わってくるこの記事を見て,震災後,「灘の酒蔵を復興させる会」を設けてボランティア活動をしていた. 酒蔵の復興活動に何とかこの大桶を,今は無くなってしまった酒蔵の写真展示のイベントの背景としてお借り出来ないかと,問い合わせをさせて頂いたのが始まりでした.

敷地内に大切に保管されている大桶.
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