映画と音楽 ポピュラー曲編
一つの映画には、必ず一つの音楽があります。 映画の数だけスクリーンミュージックがあるわけです。 映画の中で流れていたメロディーが記憶に残っていたり、 また、あるメロディーを聞いたとき、映画のシーンを思い出したり、 映画には音楽が無くてはならない存在です。 沢山の映画から、思いで深いスクリーンミュージックを選びました。 ポピュラー曲編リスト ★アラウンド・ザ・ワールド ★はるかなる山の呼び声 ★魅惑の宵 ★禁じられた遊び ★鉄道員のテーマ ★ララのテーマ ★ ★エデンの東 ★時の過ぎ行くまま ★エデンの東 ★タラのテーマ ★時の過ぎ行くまま ★エデンの東 ★魅惑のワルツ ★追憶 ★ゴットファーザ愛のテーマ ★太陽がいっぱい ★第三の男 ★ある愛の詩 ★ライムライト ★アンチェンド・メロディー ★イズント・イット・ロマンス ★オーバー・ザ・レインボー ★シェルブールの雨傘 ★スカボロ・フェアー ★スタンド・バイ・ミー ★セプテンバー・ソング ★ひまわり ★ファッシネーション ★マイ・フェヴァリット・シングス ★マリア ★ムーン・リバー ★モア ★モナリザ ★我が愛はここに ★夏の日の恋 ★君住む街角 ★枯葉 ★好きにならずにいられない ★星に願いを ★第三の男 ★男と女 ★風のささやき ★慕情 ★恋におちた ○クラシック曲名編へ ○最近の推薦映画へ アラウンド・ザ・ワールド 映画タイトル 「 八十日間世界一周」 この映画は、トッドAO方式による世界初の70ミリ娯楽対策。マイケル・アンダーソンが監督し、デヴェット・ニブンとカンティンフラスが主演した。夢と冒険に満ちたストーリー展開に加え、記録映画てきな楽しさや、シャーリー・マクレーン、フランク・シナトラ、シャルル・ボワイエら、豪華なゲスト出演陣も話題になった作品である。作曲はビクター・ヤングで彼の遺作となった。 「 」 はるかなる山の呼び声 映画タイトル 「 シェーン」 それまでの西部劇のスタイルを一新し、詩情豊かに西部の男を描いた画期的な作品でした。どこからともなくやってきた流れ者が、開拓農民を助けどこいとも無く去っていく。ラストはその主題曲と共に西部劇史上に永遠に残るシーンと言える。主演した3人のスター、アラン・ラッド、ヴァン・ヘェフリン、ブランドン・デ・ヴェルデ、そして音楽のヴィクター・ヤングは今は亡き人になってしまった。監督はジョジ・スティーバンス。 タラのテーマ 映画タイトル 「風と共に去りぬ」 制作費、興行成績、人気度、どれをとっても映画史上燦然とと輝く名作の誰でも知っている名曲です。原作はマーガレット・ミッチェル、監督がヴェクター・フレミング、主演がクラーク・ゲーブル、ヴイヴィアン・リー、音楽がマックス・スタイナー。"タラ"は地名で、この名曲がアカデミー賞でまったく無視されてしまった。主人公スカーレット・オハラを通して、南北戦争を境に旧来の奴隷制度が崩壊し、大きく社会が変動していくアメリカ南部を描いた作品。 魅惑の宵 映画タイトル 「南太平洋」 豪華スターの競演と、スケールの大きなミュージカルと言うことで話題になりました。ハリウッド製作の映画では、ミュージカルといえばほとんどが超大作と言う、まさに映画の黄金時代でした。この曲はムードミュージックのスタンダードになっています。監督ジョシュア・ローガン、作詞・作曲ロジャース・ハマーンシュタイン2世、主演ミッツエ・ゲイナー、ロッツアノ・ブラッエ。 禁じられた遊び 映画タイトル 「禁じられた遊び」 戦争そのものを描かず、戦争の悲惨さ,馬鹿らしさを痛烈に批判した。映画史上不滅の名作です。ブリジット・フォッセの天才的な観るものの涙を誘い、戦争と言う不幸を人々に再認識させたものでした。ギターは演奏曲の古典になっています。この作品は当時のあらゆる映画賞をかくとくしました。監督ryネ・クレマン、音楽ナルシソ・イエペス、主演ブリジット・フォッセ 鉄道員のテーマ 映画タイトル 「鉄道員」 「禁じられた遊び」と共に、ギターによる映画音楽の代表作。この2曲によって、ギターを弾く人が急増したことは、まぎれもない事実。ピエトロ・ジェルミ監督自身が演じるイタリア国鉄の機関士一家の生活を、末っ子のサンドロ少年のつぶらな瞳を通して描いています。小市民生活の哀歓と、、ネヴォラ少年の無邪気な演技が人気をよびました。ジェルミの演じるパパはギターがうまく、ラストのクリスマス・イブにこの曲を弾きながら、脳溢血で突然他界してしまいます。作曲はいつもジェルミ監督とカルロ・ルステイケリ 時の過ぎ行くまま 映画タイトル 「カサブランカ」 ハンフリー・ボガードとイングリット・バーグマンの、これぞ大人の恋の見本といった名作です。レストランの中で、黒人ピアニスト、ドーリー・ウイルストンが歌い弾くシーンは、アメリカ映画音楽史上5指に入る名場面だといわれてきました。何回もリバイバルヒットを記録していますが、70年代に入って二ルソンが歌ったものも忘れない。1931年にハーマン・ハブフェルドが作詞・作曲している。 エデンの東 映画タイトル 「エデンの東」 これぞアメリカ映画音楽最大の人気曲…少なくとも日本ではそんな印象があるほど長いことヒット・パレードの上位にランクされ続けた曲です。この映画では、それまでの社会には大人と子供しかいなかった。10代とは、大人になるためのあわただしい過渡期に過ぎないと見られていた。しかしジェームス・ディーンの演ずるジミーによって初めて、10代という世代のあることが世の中に示された。ジミーこそファスト・アメリカ・ティーンエイジャーなのだ。レーナード・ローゼンマンの作曲。 魅惑のワルツ 映画タイトル 「昼下がりの情事」 初老のアメリカ人富豪、プレーボーイのゲリー・クーパーが、孫くらい年下のパリジェンヌ、オードリー・ヘップパーンと恋をする。ビリー・ワイルダー監督らしいほのぼのとした大人のメルヘン映画でした。主題歌としてラヴ・シーンごとにジプシーバァイオリン集団によって演奏されたこの曲は、1904年にイタリアのフェルモ・ダンテ・マルケッティーが作曲した「ジプシーのワルツ」で、「魅惑のワルツ」の題名が有名です。 追憶 映画タイトル 「追憶」 約20年間、一組の男女(ロバート・レッドホード、バーブラストライサンド)の愛の歴史を綴って感動的だったシドニー・ボラック監督作品です。タイトル・バックに流れたこの曲は、マリリン&アラン・バーグマン(詩)とマーヴィン・ハムリッシュ(曲)が作り、主演のストライサンドが歌ってアカディミー主題歌賞に輝いたもので、今では特に映画音楽という分類はせずに、スタンダード・ラブ・ソングとして親しんでいる方が多い。 ゴットファーザ愛のテーマ 映画タイトル 「ゴットファーザ」 フランシスコ・コッポラ監督、マーロン・ブランド、アルパチーノ主演、アカディミー賞では作品、主演男優賞を手にした作品。封切り後、たちまち従来の観客動員数を大幅に上回るだろうと予想され、事実そのとおりになった超大作。冷酷なマフィアの世界を描くことで、男の復権を世に問いもしたようだ。ニノロータ作曲の美しいテーマ曲も、イタリアン・メロディー特有の甘さの中に、何事も決定しなければならない男の孤独とロマンがにじみでて、大変な人気を集めたが、なぜかアカデミー賞は無視されてしまった。 太陽がいっぱい 映画タイトル 「太陽がいっぱい」 真夏の太陽をいっぱいに受け、その空の青さ海の青さを誇る地中海に、せいねんの明と暗をクールに描き、主演したアラン・ドロンを一躍スターに押しやり、また意外なラスト・シーンで話題を集めました。主題かもなにか青年の不安定な心理にうまくマッチして、ベスト・ヒットになった。監督ルネ・クレーマン、音楽ニーノ・ロータ、主演モーリス・ネロ、アラン・ドロン。 第三の男 映画タイトル 「第三の男」 「堕ちた偶像」などで知られるグレアム・グリーンの小説を映画化。第二次世界大戦後の荒廃したウィーンを舞台に、行方不明になったアメリカの作家が、友人を探し出すという物語。映画のラスト・シーンというのは、あまねく印象的なものですが、この映画も史上に残る名場面で、そこに流れるあの独特のチターの演奏が画面をもりあげています。監督キャロル・リード、音楽アントン・カラス、主演オーソン・ウイルズ、ジョセフ・コットン、アリダ・ヴァリ。 ある愛の詩 映画タイトル 「ある愛の詩」 全世界でベストセラーになった「ラブ・ストーリー」の映画化。物語そのものは単純な恋物語でしたが、現代の愛情の飢餓状況にうまくマッチして、そのフレッシュさが若者の心をとらえました。音楽も内容にみごとにフィットした甘く切ない青春そのものを謳いあげて、画面を盛り上げている。原作エリック・シーガル、監督アーサー・ヒラー、音楽フランシス・レイ、主演ライアン・オニール、アリ・マッグロー。 ライムライト 映画タイトル 「ライムライト」 タイトルは石灰を利用した舞台用の照明灯のこと。足の負傷で仕事を失ったバレリーナと落魄した老道化師が、再び舞台に立つ日が来る…というストーリーで、チャールズ・チャップリン後期の代表作品とされている。主演、監督、音楽はチャップリン自身、競演はクレア・ブレームとシドニー・タップリン(チャールズの息子)。主題曲はブルーム扮する"テリー"のテーマとして使われているもので「イターナリー」というポピュラー・ソングにもなっています。 アンチェンド・メロディー 映画タイトル 「ゴースト」 あなたにふれたくてたまらない…。という詞がとても印象的なアメリカン・ポップスの名曲「アンチェインド・メロディ」。 ビル・メドレーとボビー・ハットフィールドからなるデュオ、ライチャス・ブラザースのロマンティックな歌声によって今も多くのファンに愛されているこの曲は、1990年のアメリカ映画「ゴースト・ニューヨークの幻」の中で効果的に用いられて、大きな反響を呼んだ。 実はこの曲はもともと1955年に制作された刑務所が舞台の社会派映画「アンチェインド」の主題歌として作られ、そこから「アンチェインド・メロディ」の曲名がついた。映画「アンチェインド」公開と同じ1955年、歌手アル・ヒブラーによってビルボードのトップに輝いた。それから十年後の1965年、「アンチェインド・メロディ」はライチャス・ブラザースのカバーによってさらなる大ヒット曲となる。 イズント・イット・ロマンス 映画タイトル 「麗しのサブリナ」 メロディの最初のフレーズで聞き手の気持ちをグッと引きつけるこの曲は誰もが恋の始まりに感じる、はっとするような気持ちにどこか似ている。 「イズントイットロマンティック」は1932年のミュージカル映画「ラブミートゥナイト」のために書き下ろされた。貧乏なパリの仕立て屋の青年と貴族の令嬢との、恋の行方を描いたモーリスシュバリエ主演によるこのロマンティックコメディの誕生からおよそ20年後、「イズントイットロマンティック」のメロディは、再びオードリーヘプバーン主演の映画「麗しのサブリナ」(1954年、米)の中での印象的なワンシーンに中に流れ、蘇る。そのメロディは時を超え、いまも世界中の人々を魅了し、これからもなおずっとずっと愛され続けていくことだろう。銀幕の妖精、オードリーヘップバーンが世界中の映画ファンの心の中に永遠に生き続けていくように。 オーバー・ザ・レインボー 映画タイトル 「オズの魔法使い」 虹の向こうに、悩みなんてレモンドロップのように消えてしまう世界がある。そう歌われる「オーバー・ザ・レインボウ」。ミュージカル映画「オズの魔法使い」の主題歌として作られたこの曲の歌詞には、夢に向かって力強く進んでいくことの素晴らしさが描かれている。鳥が虹を越えて行けるのだから、私にだってきっとできるはず。ドロシーと夢をつなぐ七色の虹。広大なカンザスの空にそれを見つけ出せるのは、夢を信じる人だけ。 シェルブールの雨傘 映画タイトル 「シェルブールの雨傘」パリとシェルブールをつなぐ駅、サン・ラザール。 映画「シェルブールの雨傘」のジュヌビエーブとギィのラブストーリーを想いながら、この車窓からの景色を眺めた人も少なくないだろう。 いつも涙を含んだような空が印象的なシェルブールまでは、パリからおよそ3時間。列車が発車する頃には「アイ・ウィル・ウェイト・フォー・ユー」の切ないメロディがどこからともなく聞こえてくるよう。そんなムードの中、いつの間にか雨の滴が車窓を濡らし始めていた。 英語の作詞、ノーマン・ギンベル、そして、映画音楽の世界ではよく知られ、3つのオスカーを手にしたミシェル・ルグランによる名曲。映画「シェルブールの雨傘」で印象的に歌われ、見た人の心に永遠に残るテーマ。 スカボロ・フェアー 映画タイトル 「卒業」 イングランド北部の港町、スカボロー。このスカボローの地に伝わる伝承歌が、 世界的な名曲になった。 さわやかさとほのかな切なさが入り交じった、美しい歌声で人気の高いサイモンとガーファンクルの代表曲。映画「卒業」の挿入歌として使われ、そのそよ風のような歌声とメロディーは、たちまち世界中の音楽ファンの心を吹き抜けていった。 1967年のアメリカ映画「卒業」。この大ヒット映画の挿入歌として効果的に用いられたのが「スカボローフェア」だった。ダスティホフマン演じる若者が、大人達の価値観に疑問をいだき、自分の将来について思いを巡らす、この青春映画には、その題材に合った音楽が必要だった。 スタンド・バイ・ミー 映画タイトル 「スタンド・バイ・ミー」 豊かなオレゴンの森。まっすぐ延びる一本のレ−ル。こんな風景を見ると思い出してしまう名曲、それが「スタンド・バイ・ミー」。 ジョン・レノンのカバーでも有名なこの曲。86年には同名映画「スタンド・バイ・ミー」のテ−マ曲となり25年の時を経て再び大ヒットを記録した。 作詞作曲は3人の共同作業によるもの。ジェリー・リーバー、マイク・スト−ラ−、そしてもうひとりこの曲を歌い大ヒットさせたベン・E・キング。 最初のヒットは映画が公開された1986年から25年もさかのぼる1961年のこと。「ダ−リン、ダ−リン」という、この曲で最も印象的な歌詞はその当時、ちょうど結婚を控えていたベン・E・キング自身が妻になる女性への気持ちを込めて書いたフレ−ズと言われる。 1961年に全米で4位を記録したこのナンバ−が86年に再びトップテン入り。新旧のベン・E・キングが登場するビデオクリップも話題となった。25年の時を経て「スタンド・バイ・ミー」がこんな快挙を成し遂げたのも単に映画のヒットだけではなくこの曲が時代に左右されない名曲だからこそなのであろう。 セプテンバー・ソング 映画タイトル 「旅愁」 「セプテンバー・ソング」は、1950年のアメリカ映画「旅愁」の主題歌となって以来、多くの人々に愛され続けている。 劇中効果的に使われた「セプテンバー・ソング」。しかしこの曲は、この映画のために作られた曲ではなかった。実は「セプテンバー・ソング」という曲が先にあり、この曲を主題にして、映画「旅愁」のストーリーが作られた。 「セプテンバー・ソング」は、1938年のブロードウェイミュージカル「ニッカボッカー・ホリデー」の挿入歌として作られた曲。 「セプテンバー・ソング」の作曲者は、「三文オペラ」でも知られる、クルト・ワイル。後に英語の詞がつけられて、大ヒットを記録した「三文オペラ」の「マック・ザ・ナイフ」も、彼の代表曲のひとつ。作詞は「ニッカボッカー・ホリデー」を手掛けた劇作家、マックスウェル・アンダーソン。大物舞台俳優だった、ウォルター・ヒューストンに出演してもらうため、舞台プロデューサーは、彼のために新曲を書き下ろすように、アンダーソンとワイルに依頼する。 ひまわり 映画タイトル 「ひまわり」 1970年、制作の映画「ひまわり」の主題歌として作られた名曲。 主演のソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニの大人の名演にはなくてはならない、甘く切なく、心が締めつけられるようなメロディ。 出会いと別れを繰り返しながら、進んでいくストーリー、その場面場面で効果的に奏でられる、印象深い旋律。30年経つ今も、愛され聴かれている名曲である。 ファッシネーション 映画タイトル 「昼さがりの情事」 “恋をするならパリで”パリに訪れるとそういう思いにとらわれる。恋人達が自然に愛を深める。 パリは恋の街。そんなパリが舞台の映画「昼下がりの情事」。 オードリー・ヘップバーンとゲイリー・クーパー共演によるこの映画は、見た者をうっとりさせるような甘くエレガントなラブストーリー。そしてそのテーマ曲だったのが「魅惑のワルツ」の邦題でも知られる名曲「ファッシネイション」。 1904年フランスの作曲家フェルモ・ダンテ・マルケッティによって作られたこの曲に英語の詞がつけられたのは「昼下がりの情事」が公開された1957年のこと。 “夢を見るように魅惑的”と歌われるディック・マニングによるその詞と共に、3拍子の軽やかで美しいメロディは今日も世界中の街で恋する人達の胸を高鳴らせている。 作曲当初「ファッシネイション」には「ヴァルス・チガーヌ」つまり「ジプシーのワルツ」という邦題もあった。 マイ・フェヴァリット・シングス 映画タイトル 「サウンド・オブ・ミュージック」雄大で美しい自然に囲まれたオーストリアの古都ザルツブルグ。 かつて岩塩の生産で富み、栄えたことからこの街に付けられたのは“塩の街”という意味の地名だった。 クラシック・ファンにとっては、モーツァルトの故郷、そして世界的な音楽祭の開催地として既に知られていたザルツブルグ。しかし、この土地の名がさらに多くの人々に広まったのは、ミュージカルの傑作「サウンド・オブ・ミュージック」の舞台となってから。 映画化もされたこの作品の中で、主人公の家庭教師マリアが、雷を怖がる子供達に歌って聞かせたのが「マイ・フェイヴァリット・シングス」。しかし、映画公開より前に、この曲は既にジャズ・ファンの間では馴染み深いものとなっていた。 曲の発表直後に、サックス・プレイヤー、ジョン・コルトレーンが取り上げ名パフォーマンスを残していた。クラシック、ミュージカル、そしてジャズと、様々な音楽ファンにお気に入りの街、ザルツブルグから「マイ・フェイヴァリット・シングス」の物語を。 マリア 映画タイトル 「ウイストサイド物語」「マリア」の作曲者レナード・バーンスタインは、クラシックとミュージカル、二つの世界で功績を残した人物。詞を手掛けたスティーブン・ソンドハムは、これが作詞家としてのデビュー作だった。 とりわけ映画で有名になったこの「ウエストサイド・ストーリー」も、元はブロードウェイのミュージカル。ニューヨークを舞台にした現代版「ロミオとジュリエット」。 1961年には映画化され、作品賞、ミュージカル音楽賞など、9つのアカデミー賞を受賞した。「マリア」はスクリーンの中の名曲として人々を魅了していった。 ムーン・リバー 映画タイトル 「テファニーで朝食を」さわやかさの中にも、ほのかな哀愁を漂う名曲。 オードリー・ヘップバーン主演の映画「ティファニーで朝食を」の主題歌として、印象的に流れるそのメロディは、あまりにも有名。 「ムーン・リヴァー、この広い川を、私はいつか渡り、向こう岸に行く…」タイトルにもなっている“ムーン・リヴァー”とは、誰もが抱いている、小さな時からの夢のこと。 心の中に、とうとうと流れ続ける、しかし容易には、渡ることの出来ない川のように、大きな夢。1960年代を代表する名曲「ムーン・リヴァー」は、時を経てもなお、私たちの心の中で輝き続けている。幼い時からの夢が、決して色褪せることがないように…。「ムーン・リヴァー」は1961年の映画「ティファニーで朝食を」の主題歌として書き下ろされたナンバー。 モア 映画タイトル 「世界残酷物語」 名曲「モア」は、地球上の驚くべき風習を記録したイタリア映画「世界残酷物語」の主題歌。映画の内容と相反する、「モア」のナチュラルで美しいメロディは、ノーマン・ニューウェルによって英語の詞が付けられ、世界中の沢山の人々の心をとらえた。 「モア」の歌詞には、こんな一節がある。「世界中のこれまでのどんな愛よりも深く、私はあなただけを愛している。」人間は、時として残酷なことをしてしまうが、この詞のように、人を深く愛するのも、また同じ人間。 モナリザ 映画タイトル 「別働隊」 誰もが知っている、あの世界的名画「モナ・リザ」の、神秘的な微笑みをモチ−フにしたこのラブソングは、1950年、名シンガ−、ナット・キング・コ−ルが唄い、当時ミリオン・セラーを記録した。そして、これ以後、ナット・キング・コ−ルもこの曲を十八番とするようになった。コ−ル自身が司会を務めていたテレビ番組で彼は「モナ・リザ」の詞を、即興でピザのCMソングに替えて歌ったほど、彼は「モナ・リザ」を好んで歌い、また誰もが「モナ・リザ」がコ−ルの代表曲であることを認めていた。 しかし、実はこの曲が元々、1950年のアメリカ映画「別働隊」の主題歌だったことは、あまり知られていない。 我が愛はここに 映画タイトル 「パリのアメリカ人」“イッツ・ベリー・クリア”。それは明らかなこと。そんな、恋人たちの永遠の愛の決意を感じさせる言葉で始まる名曲「ラヴ・イズ・ヒア・トゥ・ステイ」。 作詞はアイラ・ガーシュイン。作曲は彼の弟で、アメリカを代表する音楽家、ジョージ・ガーシュイン。 彼が故郷、ニューヨークと同様に愛した街パリ。そこが舞台の映画「巴里のアメリカ人」でもこの歌は歌われた。恋人達の熱い想いのように、ガーシュインの音楽の素晴らしさは、時代や国境に左右されない。それも明らかなこと。マンハッタンから車で一時間。 多くのユダヤ系アメリカ人が眠る墓地に、一人の偉大な音楽家の名が刻まれた墓がある。ジョージ・ガーシュイン。「ポーギーとベス」「ラプソディー・イン・ブルー」など、数多くの作品を世に送りだした彼が、最後に手掛けた名曲。それが「ラヴ・イズ・ヒア・トゥ・ステイ」だった。 「アワー・ラヴ・イズ・ヒア・トゥ・ステイ」の曲名でも知られるこの曲は、ジョージ・ガーシュインが、ミュージカル映画「ザ・ゴールドウィン・フォーリーズ」のために着手していた作品。しかし1937年7月、彼は曲を完成させぬまま、38歳という若さで突然この世を去ってしまった。「ラヴ・イズ・ヒア・トゥ・ステイ」を現在のようなスタンダード・ナンバーに押し上げるきっかけを作ったのが1951年の映画「巴里のアメリカ人」。作品賞をはじめ、7つのアカデミー賞に輝いたこの作品で、主演のジーン・ケリーがレスリー・キャロンと歌った「ラヴ・イズ・ヒア・トゥ・ステイ」は、とりわけ印象的なものだった。この曲が文字通り遺作となったジョージ・ガーシュイン。 夏の日の恋 映画タイトル「夏の日の恋」 爽やかなリズムにのったメロディが印象的な名曲「ザ・テーマ・フロム・ア・サマープレイス」邦題「夏の日の恋」。 メイン州を舞台にした1959年の映画「避暑地の出来事」の主題歌として作られた。“恋人が希望、夢、愛を誓うところ、すべてがサマ−・プレイス”そう歌われるこの曲は、イ−ジ−・リスニング・ミュージンクを代表するパーシー・フェイス・オ−ケストラの大ヒット曲でもある。“熱い想いの恋人達がいるところすべてがサマ−・プレイス。情熱あふれる時すべてが青春。”ロマンティックなメロディは私達にそうやさしく教えてくれる。 君住む街角 映画タイトル 「マイフェア・レディー」1956年、アラン・ジェイ・ラーナーとフレデリック・ロウの作詞作曲コンビによって、戯曲「ピグマリオン」から素敵なミュージカル「マイ・フェア・レディ」として世に送りだされた。このミュージカル「マイ・フェア・レディ」の挿入歌が「君住む街角」。オードリー・ヘップバーン主演の映画でも有名な「マイ・フェア・レディ」は20世紀の初頭のロンドンを舞台にしている。ミュージカルの挿入歌は「踊り明かそう」や「運が良けりゃ」「彼女の顔になれてきた」「時間どおりに教会へ」などの名曲揃い。中でもラブソングとして知られているのが「君住む街角」。 枯葉 映画タイトル 「夜の門」 フランスを代表する詩人であり脚本や作詩も手掛けるジャック・プレヴェール。彼が脚本を書いた1946年の映画「夜の門」でジョセフ・コスマは主題歌を作曲した。主演のイヴ・モンタンが歌い、ジャック・プレヴェールが作詞した、その曲は「枯葉」と名付けられ、シャンソンとしてフランスで大ヒットを記録。そして1950年、「枯葉」に英語の詞をつけたのがアメリカの作詞家ジョニー・マーサー。すでにあるメロディにロマンティックな歌詞を付けることで定評があった、彼の手によってこのシャンソンはフランスのみならず世界的なポピュラーソングとなった。 パリの秋。この季節、リュクサンブール公園の歩道は、無数の落ち葉で埋め尽くされ、木々に残る葉も、散り際の最後の輝きを放っている。そんな移ろいの季節が、パリで一つの名曲を生んだ。「レ・フィーユ・モルトゥ」のタイトルでシャンソンとして広まったその曲は、アメリカで「オータムリーブス」、日本では「枯葉」の題名が付けられ、音楽ファンの間に深く浸透していく。窓に積もる赤や黄色の落ち葉。それを見ながら思い出すのは、夏の日の恋人との時間。やがて訪れたのは別れ。しかし、時が過ぎようともその人を忘れることはできない。当初、バレエ音楽の旋律として書かれ、映画主題歌、そしてシャンソン、さらに海外に渡り、ポピュラー、ジャズへとメタモルファーゼを重ねた「枯葉」。しかし、そこで歌われている愛は幾たび季節が移ろいで行こうとも、決して変わることはない。そして「枯葉」という名曲の魅力もまた、永遠に色あせることはない。 好きにならずにいられない 映画タイトル 「ブルーハワイ」 1961年に公開されたエルビス・プレスリー主演の映画「ブルー・ハワイ」の挿入歌として書き下ろされたナンバー。 クラシックの作曲家マルティーニの「愛の歓び」という曲を参考にした「好きにならずにいられない」は、エルビス・プレスリーの多くのヒット曲の中でも、最も有名なナンバー。あふれる恋心を切々と歌うラブ・バラード。印象的な音が跳躍する最初のフレーズ、そこには曲の中の主人公の胸の想いがつまっている。 エルビスは、この曲をこよなく愛し、生涯に渡り、歌い続けた。バーバラ・ヘンドリックスら、多くのクラシックの歌手もレパートリーにしているこの曲、実は題名とは対称的に、去っていった恋人への想いを綴った失恋の歌だった。 星に願いを 映画タイトル 「ピノキオ」 ルネッサンス文化発祥の地。イタリア、フィレンツェ。 ここで様々な芸術が栄華の頂点を極めたのは15世紀から16世紀のこと。 それからおよそ200年を経た1800年代後半に、この地から一つの新たな傑作が誕生する。それが子供向けの冒険物語「ピノキオ」。 1881年から約2年間に渡ってフィレンツェの子供新聞で連載された。1883年に一冊の本としてまとめられ、たちまちイタリアの子供たちの人気を集めた。 ピノキオの作者はカルロ・コロディ。新聞記者だったコロディは60才に近い晩年にピノキオを書いた。 イタリア、フィレンツェで書かれ生まれた童話をもとにし、1940年公開されたディズニーのアニメーション映画「ピノキオ」。 「ピノキオ」は20世紀に入ってさらに世界中の多くの人々に感動を与えてくれた。 映画公開の年、主題歌「星に願いを」はアカデミー主題歌賞を受賞する。 第三の男 映画タイトル 「第三の男」 第二次世界大戦では不幸な運命を背負ったウィーンの街を想うとき、私たちの心に響くのがあのツィターの調べである。陽気さと愁いを合わせ持つ、その不思議な音色を世界中に伝えたのがツィター奏者、アントン・カラス作曲による「第三の男」のテーマ、別名「ハリー・ライムのテーマ」である。 戦後の混乱が続くウィーンを舞台に、そこに息づく人々をミステリアスに描いた傑作映画「第三の男」。どこか、ほのぼのとしたツィターの調べが、絶妙に重なりあうことによって、この映画に更なる深い魅力が生まれた。 男と女 映画タイトル 「男と女」 1966年に公開されたフランス映画の名作「男と女」。この映画の主題歌として生まれたのが映画と同じタイトルの「男と女」。映画とともに世界中に大ヒットした名曲。作曲は「ある愛の詩」や「白い恋人たち」などでも知られるフランシス・レイ。作詞は、「男と女」に俳優として出演していた歌手のピエール・バルー。“訪れるロマンスに手をさしのべる。訪れるあなたと私の幸せ”曲の中のそして、映画の中の主人公たちの熱い胸の高鳴りは、時をこえて世界中の恋する人たちのハートを今もとらえ続けている。 風のささやき 映画タイトル 「華麗なる賭け」 ヨ−ロッパ的なム−ドがぴったりの名曲「ザ・ウィンドミルズ・オブ・ユア・マインド」邦題「風のささやき」はボストンを舞台にしたアメリカン・ニューシネマの名作「華麗なる賭け」の主題歌として世に送りだされた。 作曲はひとつのフレ−ズを少しづつ変化させハ−トにしみる美しい曲を作り上げる名コンポ−ザ−。ミシェル・ルグラン。作詞はどことなく遠くを見ているようなト−ンの詞で知られるアラン・アンド・マリリン・バ−グマン夫妻。 彼等の個性が理想的な形で花開いた「風のささやき」は、私たちの胸の中を時を超えていつまでも輝き続ける名曲。 慕情 映画タイトル 「慕情」 香港を舞台とした名作映画の主題歌「慕情」。 1955年、アカデミー主題歌賞を受賞した当時から、数多くのアーティストがカバーし、今なお歌い継がれている愛の名曲。サミー・フェインの甘くそして力強いメロディとウェブスターの恋することの幸せを高らかに歌い上げた品格のある詞。香港の街を見下ろす丘から吹く、恋の風を思わせるロマンティックなメロディ。 恋におちたら 映画タイトル 「恋におちた時」 恋の始まりには様々な出会いがある。 メグ・ライアンとトム・ハンクスが主演した1993年の映画「めぐり逢えたら」は、タイトル通り、男女の運命的な出逢いを描いて、世界中で大ヒットを記録した。劇中、とりわけ印象的だったのが、ニューヨークのランドマーク、エンパイアステートビルでのめぐり逢いのシーン。そしてもう一つ、映画の中で流れた名曲「ホエン・アイ・フォール・イン・ラブ」。邦題「恋におちた時」。 “恋をするなら永遠に。こんな忙しい世の中では、恋は始まる前に終わっている。” 現代にも通じるメッセージを持つこの歌は、実は1952年の戦争映画「零号作戦」の主題歌として書かれたものだった。映画公開時、折しもアメリカは朝鮮戦争の真っ直中。 それだけに当時の恋人たちにとって、愛の価値や、恋する事ができる時間の尊さは、計り知れないものがあった。誕生してからおよそ半世紀を経た現在も尚「ホエン・アイ・フォール・イン・ラブ」が聞くものに与える感動は変わらない。そしてそれは、いつの日も決して変わることはない。人が恋におちた時の、心のときめきがそうであるように。
★アラウンド・ザ・ワールド ★はるかなる山の呼び声 ★魅惑の宵 ★禁じられた遊び ★鉄道員のテーマ ★ララのテーマ ★ ★エデンの東 ★時の過ぎ行くまま ★エデンの東 ★タラのテーマ ★時の過ぎ行くまま ★エデンの東 ★魅惑のワルツ ★追憶 ★ゴットファーザ愛のテーマ ★太陽がいっぱい ★第三の男 ★ある愛の詩 ★ライムライト ★アンチェンド・メロディー ★イズント・イット・ロマンス ★オーバー・ザ・レインボー ★シェルブールの雨傘 ★スカボロ・フェアー ★スタンド・バイ・ミー ★セプテンバー・ソング ★ひまわり ★ファッシネーション ★マイ・フェヴァリット・シングス ★マリア ★ムーン・リバー ★モア ★モナリザ ★我が愛はここに ★夏の日の恋 ★君住む街角 ★枯葉 ★好きにならずにいられない ★星に願いを ★第三の男 ★男と女 ★風のささやき ★慕情 ★恋におちた ○クラシック曲名編へ ○最近の推薦映画へ アラウンド・ザ・ワールド 映画タイトル 「 八十日間世界一周」 この映画は、トッドAO方式による世界初の70ミリ娯楽対策。マイケル・アンダーソンが監督し、デヴェット・ニブンとカンティンフラスが主演した。夢と冒険に満ちたストーリー展開に加え、記録映画てきな楽しさや、シャーリー・マクレーン、フランク・シナトラ、シャルル・ボワイエら、豪華なゲスト出演陣も話題になった作品である。作曲はビクター・ヤングで彼の遺作となった。 「 」 はるかなる山の呼び声 映画タイトル 「 シェーン」 それまでの西部劇のスタイルを一新し、詩情豊かに西部の男を描いた画期的な作品でした。どこからともなくやってきた流れ者が、開拓農民を助けどこいとも無く去っていく。ラストはその主題曲と共に西部劇史上に永遠に残るシーンと言える。主演した3人のスター、アラン・ラッド、ヴァン・ヘェフリン、ブランドン・デ・ヴェルデ、そして音楽のヴィクター・ヤングは今は亡き人になってしまった。監督はジョジ・スティーバンス。 タラのテーマ 映画タイトル 「風と共に去りぬ」 制作費、興行成績、人気度、どれをとっても映画史上燦然とと輝く名作の誰でも知っている名曲です。原作はマーガレット・ミッチェル、監督がヴェクター・フレミング、主演がクラーク・ゲーブル、ヴイヴィアン・リー、音楽がマックス・スタイナー。"タラ"は地名で、この名曲がアカデミー賞でまったく無視されてしまった。主人公スカーレット・オハラを通して、南北戦争を境に旧来の奴隷制度が崩壊し、大きく社会が変動していくアメリカ南部を描いた作品。 魅惑の宵 映画タイトル 「南太平洋」 豪華スターの競演と、スケールの大きなミュージカルと言うことで話題になりました。ハリウッド製作の映画では、ミュージカルといえばほとんどが超大作と言う、まさに映画の黄金時代でした。この曲はムードミュージックのスタンダードになっています。監督ジョシュア・ローガン、作詞・作曲ロジャース・ハマーンシュタイン2世、主演ミッツエ・ゲイナー、ロッツアノ・ブラッエ。 禁じられた遊び 映画タイトル 「禁じられた遊び」 戦争そのものを描かず、戦争の悲惨さ,馬鹿らしさを痛烈に批判した。映画史上不滅の名作です。ブリジット・フォッセの天才的な観るものの涙を誘い、戦争と言う不幸を人々に再認識させたものでした。ギターは演奏曲の古典になっています。この作品は当時のあらゆる映画賞をかくとくしました。監督ryネ・クレマン、音楽ナルシソ・イエペス、主演ブリジット・フォッセ 鉄道員のテーマ 映画タイトル 「鉄道員」 「禁じられた遊び」と共に、ギターによる映画音楽の代表作。この2曲によって、ギターを弾く人が急増したことは、まぎれもない事実。ピエトロ・ジェルミ監督自身が演じるイタリア国鉄の機関士一家の生活を、末っ子のサンドロ少年のつぶらな瞳を通して描いています。小市民生活の哀歓と、、ネヴォラ少年の無邪気な演技が人気をよびました。ジェルミの演じるパパはギターがうまく、ラストのクリスマス・イブにこの曲を弾きながら、脳溢血で突然他界してしまいます。作曲はいつもジェルミ監督とカルロ・ルステイケリ 時の過ぎ行くまま 映画タイトル 「カサブランカ」 ハンフリー・ボガードとイングリット・バーグマンの、これぞ大人の恋の見本といった名作です。レストランの中で、黒人ピアニスト、ドーリー・ウイルストンが歌い弾くシーンは、アメリカ映画音楽史上5指に入る名場面だといわれてきました。何回もリバイバルヒットを記録していますが、70年代に入って二ルソンが歌ったものも忘れない。1931年にハーマン・ハブフェルドが作詞・作曲している。 エデンの東 映画タイトル 「エデンの東」 これぞアメリカ映画音楽最大の人気曲…少なくとも日本ではそんな印象があるほど長いことヒット・パレードの上位にランクされ続けた曲です。この映画では、それまでの社会には大人と子供しかいなかった。10代とは、大人になるためのあわただしい過渡期に過ぎないと見られていた。しかしジェームス・ディーンの演ずるジミーによって初めて、10代という世代のあることが世の中に示された。ジミーこそファスト・アメリカ・ティーンエイジャーなのだ。レーナード・ローゼンマンの作曲。 魅惑のワルツ 映画タイトル 「昼下がりの情事」 初老のアメリカ人富豪、プレーボーイのゲリー・クーパーが、孫くらい年下のパリジェンヌ、オードリー・ヘップパーンと恋をする。ビリー・ワイルダー監督らしいほのぼのとした大人のメルヘン映画でした。主題歌としてラヴ・シーンごとにジプシーバァイオリン集団によって演奏されたこの曲は、1904年にイタリアのフェルモ・ダンテ・マルケッティーが作曲した「ジプシーのワルツ」で、「魅惑のワルツ」の題名が有名です。 追憶 映画タイトル 「追憶」 約20年間、一組の男女(ロバート・レッドホード、バーブラストライサンド)の愛の歴史を綴って感動的だったシドニー・ボラック監督作品です。タイトル・バックに流れたこの曲は、マリリン&アラン・バーグマン(詩)とマーヴィン・ハムリッシュ(曲)が作り、主演のストライサンドが歌ってアカディミー主題歌賞に輝いたもので、今では特に映画音楽という分類はせずに、スタンダード・ラブ・ソングとして親しんでいる方が多い。 ゴットファーザ愛のテーマ 映画タイトル 「ゴットファーザ」 フランシスコ・コッポラ監督、マーロン・ブランド、アルパチーノ主演、アカディミー賞では作品、主演男優賞を手にした作品。封切り後、たちまち従来の観客動員数を大幅に上回るだろうと予想され、事実そのとおりになった超大作。冷酷なマフィアの世界を描くことで、男の復権を世に問いもしたようだ。ニノロータ作曲の美しいテーマ曲も、イタリアン・メロディー特有の甘さの中に、何事も決定しなければならない男の孤独とロマンがにじみでて、大変な人気を集めたが、なぜかアカデミー賞は無視されてしまった。 太陽がいっぱい 映画タイトル 「太陽がいっぱい」 真夏の太陽をいっぱいに受け、その空の青さ海の青さを誇る地中海に、せいねんの明と暗をクールに描き、主演したアラン・ドロンを一躍スターに押しやり、また意外なラスト・シーンで話題を集めました。主題かもなにか青年の不安定な心理にうまくマッチして、ベスト・ヒットになった。監督ルネ・クレーマン、音楽ニーノ・ロータ、主演モーリス・ネロ、アラン・ドロン。 第三の男 映画タイトル 「第三の男」 「堕ちた偶像」などで知られるグレアム・グリーンの小説を映画化。第二次世界大戦後の荒廃したウィーンを舞台に、行方不明になったアメリカの作家が、友人を探し出すという物語。映画のラスト・シーンというのは、あまねく印象的なものですが、この映画も史上に残る名場面で、そこに流れるあの独特のチターの演奏が画面をもりあげています。監督キャロル・リード、音楽アントン・カラス、主演オーソン・ウイルズ、ジョセフ・コットン、アリダ・ヴァリ。 ある愛の詩 映画タイトル 「ある愛の詩」 全世界でベストセラーになった「ラブ・ストーリー」の映画化。物語そのものは単純な恋物語でしたが、現代の愛情の飢餓状況にうまくマッチして、そのフレッシュさが若者の心をとらえました。音楽も内容にみごとにフィットした甘く切ない青春そのものを謳いあげて、画面を盛り上げている。原作エリック・シーガル、監督アーサー・ヒラー、音楽フランシス・レイ、主演ライアン・オニール、アリ・マッグロー。 ライムライト 映画タイトル 「ライムライト」 タイトルは石灰を利用した舞台用の照明灯のこと。足の負傷で仕事を失ったバレリーナと落魄した老道化師が、再び舞台に立つ日が来る…というストーリーで、チャールズ・チャップリン後期の代表作品とされている。主演、監督、音楽はチャップリン自身、競演はクレア・ブレームとシドニー・タップリン(チャールズの息子)。主題曲はブルーム扮する"テリー"のテーマとして使われているもので「イターナリー」というポピュラー・ソングにもなっています。 アンチェンド・メロディー 映画タイトル 「ゴースト」 あなたにふれたくてたまらない…。という詞がとても印象的なアメリカン・ポップスの名曲「アンチェインド・メロディ」。 ビル・メドレーとボビー・ハットフィールドからなるデュオ、ライチャス・ブラザースのロマンティックな歌声によって今も多くのファンに愛されているこの曲は、1990年のアメリカ映画「ゴースト・ニューヨークの幻」の中で効果的に用いられて、大きな反響を呼んだ。 実はこの曲はもともと1955年に制作された刑務所が舞台の社会派映画「アンチェインド」の主題歌として作られ、そこから「アンチェインド・メロディ」の曲名がついた。映画「アンチェインド」公開と同じ1955年、歌手アル・ヒブラーによってビルボードのトップに輝いた。それから十年後の1965年、「アンチェインド・メロディ」はライチャス・ブラザースのカバーによってさらなる大ヒット曲となる。 イズント・イット・ロマンス 映画タイトル 「麗しのサブリナ」 メロディの最初のフレーズで聞き手の気持ちをグッと引きつけるこの曲は誰もが恋の始まりに感じる、はっとするような気持ちにどこか似ている。 「イズントイットロマンティック」は1932年のミュージカル映画「ラブミートゥナイト」のために書き下ろされた。貧乏なパリの仕立て屋の青年と貴族の令嬢との、恋の行方を描いたモーリスシュバリエ主演によるこのロマンティックコメディの誕生からおよそ20年後、「イズントイットロマンティック」のメロディは、再びオードリーヘプバーン主演の映画「麗しのサブリナ」(1954年、米)の中での印象的なワンシーンに中に流れ、蘇る。そのメロディは時を超え、いまも世界中の人々を魅了し、これからもなおずっとずっと愛され続けていくことだろう。銀幕の妖精、オードリーヘップバーンが世界中の映画ファンの心の中に永遠に生き続けていくように。 オーバー・ザ・レインボー 映画タイトル 「オズの魔法使い」 虹の向こうに、悩みなんてレモンドロップのように消えてしまう世界がある。そう歌われる「オーバー・ザ・レインボウ」。ミュージカル映画「オズの魔法使い」の主題歌として作られたこの曲の歌詞には、夢に向かって力強く進んでいくことの素晴らしさが描かれている。鳥が虹を越えて行けるのだから、私にだってきっとできるはず。ドロシーと夢をつなぐ七色の虹。広大なカンザスの空にそれを見つけ出せるのは、夢を信じる人だけ。 シェルブールの雨傘 映画タイトル 「シェルブールの雨傘」パリとシェルブールをつなぐ駅、サン・ラザール。 映画「シェルブールの雨傘」のジュヌビエーブとギィのラブストーリーを想いながら、この車窓からの景色を眺めた人も少なくないだろう。 いつも涙を含んだような空が印象的なシェルブールまでは、パリからおよそ3時間。列車が発車する頃には「アイ・ウィル・ウェイト・フォー・ユー」の切ないメロディがどこからともなく聞こえてくるよう。そんなムードの中、いつの間にか雨の滴が車窓を濡らし始めていた。 英語の作詞、ノーマン・ギンベル、そして、映画音楽の世界ではよく知られ、3つのオスカーを手にしたミシェル・ルグランによる名曲。映画「シェルブールの雨傘」で印象的に歌われ、見た人の心に永遠に残るテーマ。 スカボロ・フェアー 映画タイトル 「卒業」 イングランド北部の港町、スカボロー。このスカボローの地に伝わる伝承歌が、 世界的な名曲になった。 さわやかさとほのかな切なさが入り交じった、美しい歌声で人気の高いサイモンとガーファンクルの代表曲。映画「卒業」の挿入歌として使われ、そのそよ風のような歌声とメロディーは、たちまち世界中の音楽ファンの心を吹き抜けていった。 1967年のアメリカ映画「卒業」。この大ヒット映画の挿入歌として効果的に用いられたのが「スカボローフェア」だった。ダスティホフマン演じる若者が、大人達の価値観に疑問をいだき、自分の将来について思いを巡らす、この青春映画には、その題材に合った音楽が必要だった。 スタンド・バイ・ミー 映画タイトル 「スタンド・バイ・ミー」 豊かなオレゴンの森。まっすぐ延びる一本のレ−ル。こんな風景を見ると思い出してしまう名曲、それが「スタンド・バイ・ミー」。 ジョン・レノンのカバーでも有名なこの曲。86年には同名映画「スタンド・バイ・ミー」のテ−マ曲となり25年の時を経て再び大ヒットを記録した。 作詞作曲は3人の共同作業によるもの。ジェリー・リーバー、マイク・スト−ラ−、そしてもうひとりこの曲を歌い大ヒットさせたベン・E・キング。 最初のヒットは映画が公開された1986年から25年もさかのぼる1961年のこと。「ダ−リン、ダ−リン」という、この曲で最も印象的な歌詞はその当時、ちょうど結婚を控えていたベン・E・キング自身が妻になる女性への気持ちを込めて書いたフレ−ズと言われる。 1961年に全米で4位を記録したこのナンバ−が86年に再びトップテン入り。新旧のベン・E・キングが登場するビデオクリップも話題となった。25年の時を経て「スタンド・バイ・ミー」がこんな快挙を成し遂げたのも単に映画のヒットだけではなくこの曲が時代に左右されない名曲だからこそなのであろう。 セプテンバー・ソング 映画タイトル 「旅愁」 「セプテンバー・ソング」は、1950年のアメリカ映画「旅愁」の主題歌となって以来、多くの人々に愛され続けている。 劇中効果的に使われた「セプテンバー・ソング」。しかしこの曲は、この映画のために作られた曲ではなかった。実は「セプテンバー・ソング」という曲が先にあり、この曲を主題にして、映画「旅愁」のストーリーが作られた。 「セプテンバー・ソング」は、1938年のブロードウェイミュージカル「ニッカボッカー・ホリデー」の挿入歌として作られた曲。 「セプテンバー・ソング」の作曲者は、「三文オペラ」でも知られる、クルト・ワイル。後に英語の詞がつけられて、大ヒットを記録した「三文オペラ」の「マック・ザ・ナイフ」も、彼の代表曲のひとつ。作詞は「ニッカボッカー・ホリデー」を手掛けた劇作家、マックスウェル・アンダーソン。大物舞台俳優だった、ウォルター・ヒューストンに出演してもらうため、舞台プロデューサーは、彼のために新曲を書き下ろすように、アンダーソンとワイルに依頼する。 ひまわり 映画タイトル 「ひまわり」 1970年、制作の映画「ひまわり」の主題歌として作られた名曲。 主演のソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニの大人の名演にはなくてはならない、甘く切なく、心が締めつけられるようなメロディ。 出会いと別れを繰り返しながら、進んでいくストーリー、その場面場面で効果的に奏でられる、印象深い旋律。30年経つ今も、愛され聴かれている名曲である。 ファッシネーション 映画タイトル 「昼さがりの情事」 “恋をするならパリで”パリに訪れるとそういう思いにとらわれる。恋人達が自然に愛を深める。 パリは恋の街。そんなパリが舞台の映画「昼下がりの情事」。 オードリー・ヘップバーンとゲイリー・クーパー共演によるこの映画は、見た者をうっとりさせるような甘くエレガントなラブストーリー。そしてそのテーマ曲だったのが「魅惑のワルツ」の邦題でも知られる名曲「ファッシネイション」。 1904年フランスの作曲家フェルモ・ダンテ・マルケッティによって作られたこの曲に英語の詞がつけられたのは「昼下がりの情事」が公開された1957年のこと。 “夢を見るように魅惑的”と歌われるディック・マニングによるその詞と共に、3拍子の軽やかで美しいメロディは今日も世界中の街で恋する人達の胸を高鳴らせている。 作曲当初「ファッシネイション」には「ヴァルス・チガーヌ」つまり「ジプシーのワルツ」という邦題もあった。 マイ・フェヴァリット・シングス 映画タイトル 「サウンド・オブ・ミュージック」雄大で美しい自然に囲まれたオーストリアの古都ザルツブルグ。 かつて岩塩の生産で富み、栄えたことからこの街に付けられたのは“塩の街”という意味の地名だった。 クラシック・ファンにとっては、モーツァルトの故郷、そして世界的な音楽祭の開催地として既に知られていたザルツブルグ。しかし、この土地の名がさらに多くの人々に広まったのは、ミュージカルの傑作「サウンド・オブ・ミュージック」の舞台となってから。 映画化もされたこの作品の中で、主人公の家庭教師マリアが、雷を怖がる子供達に歌って聞かせたのが「マイ・フェイヴァリット・シングス」。しかし、映画公開より前に、この曲は既にジャズ・ファンの間では馴染み深いものとなっていた。 曲の発表直後に、サックス・プレイヤー、ジョン・コルトレーンが取り上げ名パフォーマンスを残していた。クラシック、ミュージカル、そしてジャズと、様々な音楽ファンにお気に入りの街、ザルツブルグから「マイ・フェイヴァリット・シングス」の物語を。 マリア 映画タイトル 「ウイストサイド物語」「マリア」の作曲者レナード・バーンスタインは、クラシックとミュージカル、二つの世界で功績を残した人物。詞を手掛けたスティーブン・ソンドハムは、これが作詞家としてのデビュー作だった。 とりわけ映画で有名になったこの「ウエストサイド・ストーリー」も、元はブロードウェイのミュージカル。ニューヨークを舞台にした現代版「ロミオとジュリエット」。 1961年には映画化され、作品賞、ミュージカル音楽賞など、9つのアカデミー賞を受賞した。「マリア」はスクリーンの中の名曲として人々を魅了していった。 ムーン・リバー 映画タイトル 「テファニーで朝食を」さわやかさの中にも、ほのかな哀愁を漂う名曲。 オードリー・ヘップバーン主演の映画「ティファニーで朝食を」の主題歌として、印象的に流れるそのメロディは、あまりにも有名。 「ムーン・リヴァー、この広い川を、私はいつか渡り、向こう岸に行く…」タイトルにもなっている“ムーン・リヴァー”とは、誰もが抱いている、小さな時からの夢のこと。 心の中に、とうとうと流れ続ける、しかし容易には、渡ることの出来ない川のように、大きな夢。1960年代を代表する名曲「ムーン・リヴァー」は、時を経てもなお、私たちの心の中で輝き続けている。幼い時からの夢が、決して色褪せることがないように…。「ムーン・リヴァー」は1961年の映画「ティファニーで朝食を」の主題歌として書き下ろされたナンバー。 モア 映画タイトル 「世界残酷物語」 名曲「モア」は、地球上の驚くべき風習を記録したイタリア映画「世界残酷物語」の主題歌。映画の内容と相反する、「モア」のナチュラルで美しいメロディは、ノーマン・ニューウェルによって英語の詞が付けられ、世界中の沢山の人々の心をとらえた。 「モア」の歌詞には、こんな一節がある。「世界中のこれまでのどんな愛よりも深く、私はあなただけを愛している。」人間は、時として残酷なことをしてしまうが、この詞のように、人を深く愛するのも、また同じ人間。 モナリザ 映画タイトル 「別働隊」 誰もが知っている、あの世界的名画「モナ・リザ」の、神秘的な微笑みをモチ−フにしたこのラブソングは、1950年、名シンガ−、ナット・キング・コ−ルが唄い、当時ミリオン・セラーを記録した。そして、これ以後、ナット・キング・コ−ルもこの曲を十八番とするようになった。コ−ル自身が司会を務めていたテレビ番組で彼は「モナ・リザ」の詞を、即興でピザのCMソングに替えて歌ったほど、彼は「モナ・リザ」を好んで歌い、また誰もが「モナ・リザ」がコ−ルの代表曲であることを認めていた。 しかし、実はこの曲が元々、1950年のアメリカ映画「別働隊」の主題歌だったことは、あまり知られていない。 我が愛はここに 映画タイトル 「パリのアメリカ人」“イッツ・ベリー・クリア”。それは明らかなこと。そんな、恋人たちの永遠の愛の決意を感じさせる言葉で始まる名曲「ラヴ・イズ・ヒア・トゥ・ステイ」。 作詞はアイラ・ガーシュイン。作曲は彼の弟で、アメリカを代表する音楽家、ジョージ・ガーシュイン。 彼が故郷、ニューヨークと同様に愛した街パリ。そこが舞台の映画「巴里のアメリカ人」でもこの歌は歌われた。恋人達の熱い想いのように、ガーシュインの音楽の素晴らしさは、時代や国境に左右されない。それも明らかなこと。マンハッタンから車で一時間。 多くのユダヤ系アメリカ人が眠る墓地に、一人の偉大な音楽家の名が刻まれた墓がある。ジョージ・ガーシュイン。「ポーギーとベス」「ラプソディー・イン・ブルー」など、数多くの作品を世に送りだした彼が、最後に手掛けた名曲。それが「ラヴ・イズ・ヒア・トゥ・ステイ」だった。 「アワー・ラヴ・イズ・ヒア・トゥ・ステイ」の曲名でも知られるこの曲は、ジョージ・ガーシュインが、ミュージカル映画「ザ・ゴールドウィン・フォーリーズ」のために着手していた作品。しかし1937年7月、彼は曲を完成させぬまま、38歳という若さで突然この世を去ってしまった。「ラヴ・イズ・ヒア・トゥ・ステイ」を現在のようなスタンダード・ナンバーに押し上げるきっかけを作ったのが1951年の映画「巴里のアメリカ人」。作品賞をはじめ、7つのアカデミー賞に輝いたこの作品で、主演のジーン・ケリーがレスリー・キャロンと歌った「ラヴ・イズ・ヒア・トゥ・ステイ」は、とりわけ印象的なものだった。この曲が文字通り遺作となったジョージ・ガーシュイン。 夏の日の恋 映画タイトル「夏の日の恋」 爽やかなリズムにのったメロディが印象的な名曲「ザ・テーマ・フロム・ア・サマープレイス」邦題「夏の日の恋」。 メイン州を舞台にした1959年の映画「避暑地の出来事」の主題歌として作られた。“恋人が希望、夢、愛を誓うところ、すべてがサマ−・プレイス”そう歌われるこの曲は、イ−ジ−・リスニング・ミュージンクを代表するパーシー・フェイス・オ−ケストラの大ヒット曲でもある。“熱い想いの恋人達がいるところすべてがサマ−・プレイス。情熱あふれる時すべてが青春。”ロマンティックなメロディは私達にそうやさしく教えてくれる。 君住む街角 映画タイトル 「マイフェア・レディー」1956年、アラン・ジェイ・ラーナーとフレデリック・ロウの作詞作曲コンビによって、戯曲「ピグマリオン」から素敵なミュージカル「マイ・フェア・レディ」として世に送りだされた。このミュージカル「マイ・フェア・レディ」の挿入歌が「君住む街角」。オードリー・ヘップバーン主演の映画でも有名な「マイ・フェア・レディ」は20世紀の初頭のロンドンを舞台にしている。ミュージカルの挿入歌は「踊り明かそう」や「運が良けりゃ」「彼女の顔になれてきた」「時間どおりに教会へ」などの名曲揃い。中でもラブソングとして知られているのが「君住む街角」。 枯葉 映画タイトル 「夜の門」 フランスを代表する詩人であり脚本や作詩も手掛けるジャック・プレヴェール。彼が脚本を書いた1946年の映画「夜の門」でジョセフ・コスマは主題歌を作曲した。主演のイヴ・モンタンが歌い、ジャック・プレヴェールが作詞した、その曲は「枯葉」と名付けられ、シャンソンとしてフランスで大ヒットを記録。そして1950年、「枯葉」に英語の詞をつけたのがアメリカの作詞家ジョニー・マーサー。すでにあるメロディにロマンティックな歌詞を付けることで定評があった、彼の手によってこのシャンソンはフランスのみならず世界的なポピュラーソングとなった。 パリの秋。この季節、リュクサンブール公園の歩道は、無数の落ち葉で埋め尽くされ、木々に残る葉も、散り際の最後の輝きを放っている。そんな移ろいの季節が、パリで一つの名曲を生んだ。「レ・フィーユ・モルトゥ」のタイトルでシャンソンとして広まったその曲は、アメリカで「オータムリーブス」、日本では「枯葉」の題名が付けられ、音楽ファンの間に深く浸透していく。窓に積もる赤や黄色の落ち葉。それを見ながら思い出すのは、夏の日の恋人との時間。やがて訪れたのは別れ。しかし、時が過ぎようともその人を忘れることはできない。当初、バレエ音楽の旋律として書かれ、映画主題歌、そしてシャンソン、さらに海外に渡り、ポピュラー、ジャズへとメタモルファーゼを重ねた「枯葉」。しかし、そこで歌われている愛は幾たび季節が移ろいで行こうとも、決して変わることはない。そして「枯葉」という名曲の魅力もまた、永遠に色あせることはない。 好きにならずにいられない 映画タイトル 「ブルーハワイ」 1961年に公開されたエルビス・プレスリー主演の映画「ブルー・ハワイ」の挿入歌として書き下ろされたナンバー。 クラシックの作曲家マルティーニの「愛の歓び」という曲を参考にした「好きにならずにいられない」は、エルビス・プレスリーの多くのヒット曲の中でも、最も有名なナンバー。あふれる恋心を切々と歌うラブ・バラード。印象的な音が跳躍する最初のフレーズ、そこには曲の中の主人公の胸の想いがつまっている。 エルビスは、この曲をこよなく愛し、生涯に渡り、歌い続けた。バーバラ・ヘンドリックスら、多くのクラシックの歌手もレパートリーにしているこの曲、実は題名とは対称的に、去っていった恋人への想いを綴った失恋の歌だった。 星に願いを 映画タイトル 「ピノキオ」 ルネッサンス文化発祥の地。イタリア、フィレンツェ。 ここで様々な芸術が栄華の頂点を極めたのは15世紀から16世紀のこと。 それからおよそ200年を経た1800年代後半に、この地から一つの新たな傑作が誕生する。それが子供向けの冒険物語「ピノキオ」。 1881年から約2年間に渡ってフィレンツェの子供新聞で連載された。1883年に一冊の本としてまとめられ、たちまちイタリアの子供たちの人気を集めた。 ピノキオの作者はカルロ・コロディ。新聞記者だったコロディは60才に近い晩年にピノキオを書いた。 イタリア、フィレンツェで書かれ生まれた童話をもとにし、1940年公開されたディズニーのアニメーション映画「ピノキオ」。 「ピノキオ」は20世紀に入ってさらに世界中の多くの人々に感動を与えてくれた。 映画公開の年、主題歌「星に願いを」はアカデミー主題歌賞を受賞する。 第三の男 映画タイトル 「第三の男」 第二次世界大戦では不幸な運命を背負ったウィーンの街を想うとき、私たちの心に響くのがあのツィターの調べである。陽気さと愁いを合わせ持つ、その不思議な音色を世界中に伝えたのがツィター奏者、アントン・カラス作曲による「第三の男」のテーマ、別名「ハリー・ライムのテーマ」である。 戦後の混乱が続くウィーンを舞台に、そこに息づく人々をミステリアスに描いた傑作映画「第三の男」。どこか、ほのぼのとしたツィターの調べが、絶妙に重なりあうことによって、この映画に更なる深い魅力が生まれた。 男と女 映画タイトル 「男と女」 1966年に公開されたフランス映画の名作「男と女」。この映画の主題歌として生まれたのが映画と同じタイトルの「男と女」。映画とともに世界中に大ヒットした名曲。作曲は「ある愛の詩」や「白い恋人たち」などでも知られるフランシス・レイ。作詞は、「男と女」に俳優として出演していた歌手のピエール・バルー。“訪れるロマンスに手をさしのべる。訪れるあなたと私の幸せ”曲の中のそして、映画の中の主人公たちの熱い胸の高鳴りは、時をこえて世界中の恋する人たちのハートを今もとらえ続けている。 風のささやき 映画タイトル 「華麗なる賭け」 ヨ−ロッパ的なム−ドがぴったりの名曲「ザ・ウィンドミルズ・オブ・ユア・マインド」邦題「風のささやき」はボストンを舞台にしたアメリカン・ニューシネマの名作「華麗なる賭け」の主題歌として世に送りだされた。 作曲はひとつのフレ−ズを少しづつ変化させハ−トにしみる美しい曲を作り上げる名コンポ−ザ−。ミシェル・ルグラン。作詞はどことなく遠くを見ているようなト−ンの詞で知られるアラン・アンド・マリリン・バ−グマン夫妻。 彼等の個性が理想的な形で花開いた「風のささやき」は、私たちの胸の中を時を超えていつまでも輝き続ける名曲。 慕情 映画タイトル 「慕情」 香港を舞台とした名作映画の主題歌「慕情」。 1955年、アカデミー主題歌賞を受賞した当時から、数多くのアーティストがカバーし、今なお歌い継がれている愛の名曲。サミー・フェインの甘くそして力強いメロディとウェブスターの恋することの幸せを高らかに歌い上げた品格のある詞。香港の街を見下ろす丘から吹く、恋の風を思わせるロマンティックなメロディ。 恋におちたら 映画タイトル 「恋におちた時」 恋の始まりには様々な出会いがある。 メグ・ライアンとトム・ハンクスが主演した1993年の映画「めぐり逢えたら」は、タイトル通り、男女の運命的な出逢いを描いて、世界中で大ヒットを記録した。劇中、とりわけ印象的だったのが、ニューヨークのランドマーク、エンパイアステートビルでのめぐり逢いのシーン。そしてもう一つ、映画の中で流れた名曲「ホエン・アイ・フォール・イン・ラブ」。邦題「恋におちた時」。 “恋をするなら永遠に。こんな忙しい世の中では、恋は始まる前に終わっている。” 現代にも通じるメッセージを持つこの歌は、実は1952年の戦争映画「零号作戦」の主題歌として書かれたものだった。映画公開時、折しもアメリカは朝鮮戦争の真っ直中。 それだけに当時の恋人たちにとって、愛の価値や、恋する事ができる時間の尊さは、計り知れないものがあった。誕生してからおよそ半世紀を経た現在も尚「ホエン・アイ・フォール・イン・ラブ」が聞くものに与える感動は変わらない。そしてそれは、いつの日も決して変わることはない。人が恋におちた時の、心のときめきがそうであるように。