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H15.1027
| 朝顔の由来 奈良時代に薬として中国から渡来した朝顔は、江戸・明治に入って鑑賞花として大ブームがおこり、人びとはその珍花奇葉を愛でた。成熟した江戸文化は、花や葉の色、形の変化に富んだいわゆる変わり朝顔を作りだしていった。 昔、中国では朝顔の種子は下剤、利尿剤として利用され、朝顔は牽牛、その朝顔の種は牽牛子と呼ばれた。牛を牽いて朝顔の種子と交換したことから、この名前がついたという。 遣唐使により伝えたられた朝顔は、花色は長い間、原種の青のままであったが、江戸を迎えて文字通り多彩な姿、形に花開いた。 江戸に入って朝顔は広く普及していたが(「あさがほにわれは飯食ふ男かな」松尾芭蕉 「朝顔に釣瓶とられて貰い水」加賀千代女)、文化・文政の頃(1810〜1830年代)に第1のブームを迎え、江戸末期の嘉永・安政期(1840年代後半から50年代)に2回目の流行があった。 朝顔は、種子でしか殖やすことができない。このため、おしべ、めしべがみな花びらに変化してしまい種ができない系統を毎年育てていくには、この遺伝子を隠し持っている親木の種子から変わり種を探しあて維持していく必要がある。ものの本によると江戸の園芸文化は、メンデルの法則(1865)が明らかになる前から、すでにこのような分離の知識・技術を身につけていたのだそうである。 明治維新を経て、明治20年から30年代にかけて各地で朝顔同好会が結成され、三度の栽培ブームが到来した。 新潟で変化朝顔の会誌をつくったのは、濁川村(現新潟市)生まれの近藤賢之助という人物。趣味で変化朝顔の栽培を行い、明治25年展示会を開催し、明治37年頃から会誌を発行した。 |
| 2003年度 変化あさがおに挑戦 5月11日 合わせて154個あった。 いただいたマニュアルには5月下旬とあったが、待ちきれずに5月11日に種蒔き。種蒔きを終えたのは、芽切りのときに手元を滑って1個なくしたので、153個になる。 種は、大きさ、形状、色もさまざまで、種を数えているあいだにすでにドキドキワクワク、変化あさがおの花姿を予兆させるのに十分である。 蒔き床は、一粒一粒のビニールポットは面倒なので、大形のプランター2個と仕切りのある種蒔き用ポットを使った。 用土は、市販の14リットル98円や20リットル480円程度のものと腐葉土を混ぜてつくった。 寒さを考えて、テラスに取り込み、夜間はポリ袋をかぶせることにした。(2003/5/11) 6日目に発芽 5月16日 双葉になっているものや芽が見え始めたものを合わせて55個の発芽。種蒔き後、最低温度が10度を下回る寒い日がなかったのも幸いしたかもしれない。 このあともどんどん芽を出して欲しいが、芽切りをした大粒の種が発芽が早いようである。 双葉の中には、それぞれの葉が孔のあいているものもある。たぶん、変化葉かもしれない。しばらく、小学生のような観察日記が続く。(2003/5/17) 9日目 朝62本、夕方72本の発芽を確認できた。 1日で10本増えたことになる。最終的な発芽率はどれくらいになるか(2003/5/19)。 変化の予兆 ちぢれ葉(14日目) ほぼ2週間で出揃うというが、もう少し、芽が出そうだ。種蒔き後14日めで、153個の種から93本の芽が出た。発芽率60パーセントということになる。面倒がらずに丁寧に芽切りの種を多くすれば、もっと成績があがったかもしれない。 定植用に大き目のプランターと7号の駄温鉢を、とりあえず10個用意した。用土は、市販の培養土にした。袋の能書きをみると肥料分はすでに混ぜてあるので、元費肥は、入れなかった。育培中は、液肥にしよう。 日中の最高気温が26、27前後と高めなので、これを機にビニールのトンネルマルチははずすことにした。(2003/5/24) 葉変りの冴え 下の2枚は定植・鉢上げ直前の苗。だいぶしっかりしてきた。(2003/6/5) 2回目の種まき(6月4日) 写真のように小皿にテイッシュを重ね折りし水をひたひたにして、芽きりをした種を載せ、翌朝ポットに捲いた。 渦、立田は3粒100パーセント、姫は5粒中、3粒発芽した。系統によって発芽率がことなり、稔性が高く採種しやすいものは、発芽率が低いのかもしれない。 鉢上げ・定植(29日目 36日目) 6月8日、15日に鉢上げと畑に定植した。 日あたりをよくするために、周りの小枝を落とした。 鉢は、6,7号を用い、雨で泥が跳ねあがらないように敷き藁をした。 153粒播いた種が114本の苗になった。最終的な発芽率は、ほぼ7 5パーセントということになる。 咲き始めの一番花 青からピンクに (44日目 54日目) 写真と首っ引き 苗をよく見ていると本葉の形状から、出物も結構あるようだ。獅子牡丹、流星獅子牡丹、車咲牡丹、渦、帯化など。写真と 首っ引きで見比べている。いずれ花が咲き出せばはっきりする。 出物は種がとれないから、翌年も同じような花を楽しもうと思ったら、その形質をもっている出物の親木を見定め、採種するしかない。形質が隠れているから効率よく見つけ出すには、試験播きして、双葉から見極めるというが、初心者には難しい作業のようである。今から思案している。(2003/7/3) 青い花が咲いたあとにピンクになるだけでなく、実は翌朝に備えている前の日の夕方の蕾も写真のように全体がピンクがかっている。それがどうして開花すると青色に変身するのか。不思議、不思議。(2003/7/5) 鉢あげの株もだいぶ蔓がのびてきた。安直に市販のものを使っているが、1個200数拾円もするので、手製のあんどんづくりをした。強風がこなければこれでいいか。(2003/7/5) 支柱たてと追肥やり 畑に地植えした苗の支柱たてをした。もう2メートル近くまで蔓を伸ばしたり、花が咲いた株もある一方、背丈は1センチほど、本葉が2枚しかないような成長の遅いものもある。 有機液肥2000倍、と山野草用の有機肥料ペレットを追肥した。(2003/7/6) 同じ株から形の異なる花が出現 左は桔梗咲きのようなしぼり、右は丸咲きしぼりで、軽い切れ込みが入っている。それぞれ7月17日、7月16日午前の撮影であるが、同じ木(株)から形の異なる花が出現した。(2003/7/17) 朝起きて昨日と少し違ってるつぼみ 正木や親木の花はそろそろ咲き始めた。変化朝顔は今夏初めてなので期待半分、不安半分なのだが、多分出物と考えられる木は、成長が遅い。縮み丸まってまるで仏手柑のような葉で、並葉に比べると表面積が狭く、光合成が進まないのがその理由だという。納得。 それにしても毎朝が楽しみである。「朝起きて昨日と少し違ってるつぼみ見るたび『咲かないかなあ』(大河津小学校 6年 山嵜実咲)」(「日報文芸選者に学ぼうin寺泊」短歌大会優秀作品 選者 宮英子 寺泊町長賞)。多分、受賞者の山嵜実咲さんの毎朝見ている花も朝顔ではないかなあ。(2003/8/3) 明け方の大雨に哀れ 明け方に大雨に見舞われた。昨夕は、切れ咲きの花が咲きそうな気配だったが、この強い大雨でどの花も切れ咲きになってしまった。哀れ変化朝顔。(2003/8/5) 変化朝顔輪ワールド 江戸以来の伝統朝顔が咲き始めた。育培は今シーズン初めての挑戦で、期待半分、不安半分のそわそわした気分で朝を迎えている。 変化咲きは、成長が遅い。縮み丸まってまるで仏手柑のような葉もあるが、並葉に比べると表面積が狭く、光合成が進まないからだという。納得。 このため、各地の展示会も開催の時期が遅い。 それにしても咲き出すのが遅い。、今夏の冷夏、日照不足も影響している気がする。獅子牡丹などの変化咲き・出物はこれから。冷夏、日照不足で咲きだしが遅い。葉や花の同定は難しいが、眺めている だけで変化朝顔の雰囲気が楽しめる。是非、牡丹出物を見てみたい。これからの暑い日を期待したい。(2003/8/31) 朝顔の切手 厳密にいえば一重の出物で、八重という意味での牡丹咲きというにはおこがましいのだろうが、勝手に牡丹咲きと思い込んで勝手に感激しても罪はないだろう。 思えば、早春に種子をいただいてからこの日のために、一夏を過ごしてきたようなものだ。 テキストにあるように葉は、表面が見えなくなるくらい強く内側に抱え込んでいるのが分かる。爪龍葉とか掬水葉と呼ばれる独特の形状をしている。花弁は先端が折り返して管状になっているがその形が似ていることから風鈴に例えられている。 その気になって、江戸の命名法を借用すれば例えば「黄掬水爪龍葉瑠璃風鈴獅子咲牡丹」となる。葉は、黄を帯び水を掬うようなあるいは獲物を掴む龍の爪のような形をしており、花は瑠璃色で風鈴に似ているというような意味合いで、立派なものである。(2003/9/29)
江戸・変化朝顔の栽培には播いた種からどんな葉や花がでてくるか、珍花奇葉を待つどきどきわくわく感がある。咲いてからその名を思案するのもまた楽しみである。独特の命名のようであるが、葉の色や形、性、癖、茎の形状、花の色、模様、花弁の変化、全体の形容などを順番になぞっていけばいいらしい。戒名もこんな按配に適当に漢字を拾っていくのだと知り合いの坊さんから聞いた。朝顔は、短日植物なのでこれからが盛りである。変化の度合いが大きいほど咲きだすのも遅い。 「朝顔は人の好みにそむかじと花さへ葉さへ生かはるらむ」(一柳春門 『牽牛花百首』)(2004/9/4)
![]() 私が前回の変化朝顔、渦小人の親木です。花は普通ですが、葉を見ると小人の面影を宿してているのがわかるでしょう。普段隠れている劣勢遺伝子同士が重なると牡丹といわれる渦小人が出現するというわけです。茎も葉も肉厚で硬いです。このため花もちがよく夕方になっても萎れません。この写真は、炎天下、午後2時ごろ撮影してもらいました(2006/9/02)。 07新着変化あさがお ![]() 07/07/22あっというまに花が咲き出した。野生種はもう種をつけている。左は枝垂れ。蔓は上に登る性質を失っており下に垂れ下がる。中写真は、木立。糸覆輪が梅雨の晴れ間に映える。右は糸柳牡丹苗。 ![]() ![]() ![]() 同じ07/07/22撮影 獅子牡丹 07/08/06 昨夕、すでに準備をしていた。今朝、順調に開花してくれた。。実物はほんのりピンク。
07/08/12 撮影 葉は針葉か。南天の形質を持っているようだ。花は、黒っぽい。 07/08/12猛暑にぐったり 朝顔も熱中症猛暑にぐったり。10時ころには鉢やプランターの朝顔は、もう萎れている。みかねて午後から日陰になる場所へ、避難させた。意外とがしっかりしているのが出物系統。葉が縮んだり抱えたりしていて表面積が少ない分、水分の蒸散が抑えられているからだろう。渦柳の出物は咲き出したが、獅子牡丹はまだである。 今シーズンは、験しに本葉10枚前後、茎丈10cmほどで摘芯して育てている。子蔓、孫蔓が旺盛で横に伸びる。行灯仕立てには向いているようだ。野放図に天に伸びないのがいい。 07/08/14 獅子牡丹咲き 親木の葉は抱えている程度だが、出物は丸く縮まっていて、その形が何かを握っている、あるいは水を掬うのに似ていることから、握葉、掬水葉などと呼ばれる。雨の日に龍が空を降りてくる姿に似ているからというので雨龍葉と呼ばれる葉もある。 08新着江戸変化朝顔 ![]() 080803 台咲牡丹 変わり咲き・変化 伝統朝顔のテキスト 検索ツール(2003・9・1) |