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                       朝顔の由来
 奈良時代に薬として中国から渡来した朝顔は、江戸・明治に入って鑑賞花として大ブームがおこり、人びとはその珍花奇葉を愛でた。成熟した江戸文化は、花や葉の色、形の変化に富んだいわゆる変わり朝顔を作りだしていった。
 昔、中国では朝顔の種子は下剤、利尿剤として利用され、朝顔は牽牛、その朝顔の種は牽牛子と呼ばれた。牛を牽いて朝顔の種子と交換したことから、この名前がついたという。
 遣唐使により伝えたられた朝顔は、花色は長い間、原種の青のままであったが、江戸を迎えて文字通り多彩な姿、形に花開いた。
 江戸に入って朝顔は広く普及していたが(「あさがほにわれは飯食ふ男かな」松尾芭蕉 「朝顔に釣瓶とられて貰い水」加賀千代女)、文化・文政の頃(1810〜1830年代)に第1のブームを迎え、江戸末期の嘉永・安政期(1840年代後半から50年代)に2回目の流行があった。
 朝顔は、種子でしか殖やすことができない。このため、おしべ、めしべがみな花びらに変化してしまい種ができない系統を毎年育てていくには、この遺伝子を隠し持っている親木の種子から変わり種を探しあて維持していく必要がある。ものの本によると江戸の園芸文化は、メンデルの法則(1865)が明らかになる前から、すでにこのような分離の知識・技術を身につけていたのだそうである。
 明治維新を経て、明治20年から30年代にかけて各地で朝顔同好会が結成され、三度の栽培ブームが到来した。
 新潟で変化朝顔の会誌をつくったのは、濁川村(現新潟市)生まれの近藤賢之助という人物。趣味で変化朝顔の栽培を行い、明治25年展示会を開催し、明治37年頃から会誌を発行した。 

 2003年度 変化あさがおに挑戦 5月11日
アサガオの種 前から欲しかった変化あさがおの種をついに入手した。
合わせて154個あった。
 いただいたマニュアルには5月下旬とあったが、待ちきれずに5月11日に種蒔き。種蒔きを終えたのは、芽切りのときに手元を滑って1個なくしたので、153個になる。
 種は、大きさ、形状、色もさまざまで、種を数えているあいだにすでにドキドキワクワク、変化あさがおの花姿を予兆させるのに十分である。
 蒔き床は、一粒一粒のビニールポットは面倒なので、大形のプランター2個と仕切りのある種蒔き用ポットを使った。 用土は、市販の14リットル98円や20リットル480円程度のものと腐葉土を混ぜてつくった。
  寒さを考えて、テラスに取り込み、夜間はポリ袋をかぶせることにした。(2003/5/11)


 

 6日目に発芽 5月16日                                                      

アサガオの発芽 ものの本には、5月下旬蒔きで、発芽まで10日ほどかかるということであったが、今回、中旬蒔きで6日目に発芽した。朝は気がつかなかったから、日中、芽を出したことになる。素晴らしい。  
 双葉になっているものや芽が見え始めたものを合わせて55個の発芽。種蒔き後、最低温度が10度を下回る寒い日がなかったのも幸いしたかもしれない。
 このあともどんどん芽を出して欲しいが、芽切りをした大粒の種が発芽が早いようである。
 双葉の中には、それぞれの葉が孔のあいているものもある。たぶん、変化葉かもしれない。しばらく、小学生のような観察日記が続く。(2003/5/17) 

 9日目 朝62本、夕方72本の発芽を確認できた。 1日で10本増えたことになる。最終的な発芽率はどれくらいになるか(2003/5/19)。

  変化の予兆 ちぢれ葉(14日目) 双葉の変り葉                                               双葉のときから変り葉がある。写真中央は、縮れて葉が包まれ牛の角状になっている。斑入りや扇状のものなど色、形がさまざまである。発芽したときの背丈もひょろ長いものが多いが、ずんぐりしたものもぽつりぽつり見られる。
 ほぼ2週間で出揃うというが、もう少し、芽が出そうだ。種蒔き後14日めで、153個の種から93本の芽が出た。発芽率60パーセントということになる。面倒がらずに丁寧に芽切りの種を多くすれば、もっと成績があがったかもしれない。
 定植用に大き目のプランターと7号の駄温鉢を、とりあえず10個用意した。用土は、市販の培養土にした。袋の能書きをみると肥料分はすでに混ぜてあるので、元費肥は、入れなかった。育培中は、液肥にしよう。
 日中の最高気温が26、27前後と高めなので、これを機にビニールのトンネルマルチははずすことにした。(2003/5/24)
        
 

 葉変りの冴え
6月5日拳のような変り葉 双葉がしっかりしてきた。しっかりしてきた分、それぞれの主張も賑やかになり、個性がでてきた。その姿を眺めていると、本当にさまざま。天衣無縫、野放図、我がまま、やんちゃ、 おっとり、投げやり、律儀・実直、どんな形容詞でも当てはまりそうである。もうちょとで姿を見せてくれる本葉が待ち遠しい。(2003/5/28)  
 下の2枚は定植・鉢上げ直前の苗。だいぶしっかりしてきた。(2003/6/5)



 2回目の種まき(6月4日) 
2回目の種まき  「伝統の朝顔」、「伝統の朝顔U 芽生えから開花まで」「伝統の朝顔V作り手の世界」(国立歴史民族博物館)を購入したら、姫(紅ちどり)、渦、立田の3種類(系統)の種が、それぞれ5個、3個、3個一緒に送られてきた。
 写真のように小皿にテイッシュを重ね折りし水をひたひたにして、芽きりをした種を載せ、翌朝ポットに捲いた。
 渦、立田は3粒100パーセント、姫は5粒中、3粒発芽した。系統によって発芽率がことなり、稔性が高く採種しやすいものは、発芽率が低いのかもしれない。 
 
 


                                                    
                                  

 鉢上げ・定植(29日目 36日目) 6月8日、15日に鉢上げと畑に定植した。
 日あたりをよくするために、周りの小枝を落とした。
 鉢は、6,7号を用い、雨で泥が跳ねあがらないように敷き藁をした。
 153粒播いた種が114本の苗になった。最終的な発芽率は、ほぼ7 5パーセントということになる。

 






 咲き始めの一番花 青からピンクに (44日目 54日目)
野生種か青からピンクに  一番咲きは、6月23日 畑に定植したなかの1株が咲いた。野生種と思われる青、底白の小ぶりの花が咲いた。鉢上げでは、10日後の7月3日に咲いた。同じ系統の花である。この花が夕方にはしぼんでなんとピンクに変化していた。綿の花が咲き始めの朝方は白黄色に近いが、夕方に赤ピンクに変わるような仕組みなのか。(2003/7/3)

  
 写真と首っ引き
 苗をよく見ていると本葉の形状から、出物も結構あるようだ。獅子牡丹、流星獅子牡丹、車咲牡丹、渦、帯化など。写真と
首っ引きで見比べている。いずれ花が咲き出せばはっきりする。
 出物は種がとれないから、翌年も同じような花を楽しもうと思ったら、その形質をもっている出物の親木を見定め、採種するしかない。形質が隠れているから効率よく見つけ出すには、試験播きして、双葉から見極めるというが、初心者には難しい作業のようである。今から思案している。(2003/7/3)


蕾もピンク 実は咲く前の蕾もピンク
 青い花が咲いたあとにピンクになるだけでなく、実は翌朝に備えている前の日の夕方の蕾も写真のように全体がピンクがかっている。それがどうして開花すると青色に変身するのか。不思議、不思議。(2003/7/5)

 鉢あげの株もだいぶ蔓がのびてきた。安直に市販のものを使っているが、1個200数拾円もするので、手製のあんどんづくりをした。強風がこなければこれでいいか。(2003/7/5)
 



 支柱たてと追肥やり
 畑に地植えした苗の支柱たてをした。もう2メートル近くまで蔓を伸ばしたり、花が咲いた株もある一方、背丈は1センチほど、本葉が2枚しかないような成長の遅いものもある。
 有機液肥2000倍、と山野草用の有機肥料ペレットを追肥した。(2003/7/6)



しぼり桔梗咲きしぼり丸咲き
  同じ株から形の異なる花が出現
 左は桔梗咲きのようなしぼり、右は丸咲きしぼりで、軽い切れ込みが入っている。それぞれ7月17日、7月16日午前の撮影であるが、同じ木(株)から形の異なる花が出現した。(2003/7/17)
                                              
 

 

 朝起きて昨日と少し違ってるつぼみ
 正木や親木の花はそろそろ咲き始めた。変化朝顔は今夏初めてなので期待半分、不安半分なのだが、多分出物と考えられる木は、成長が遅い。縮み丸まってまるで仏手柑のような葉で、並葉に比べると表面積が狭く、光合成が進まないのがその理由だという。納得。
 それにしても毎朝が楽しみである。「朝起きて昨日と少し違ってるつぼみ見るたび『咲かないかなあ』(大河津小学校 6年 山嵜実咲)(「日報文芸選者に学ぼうin寺泊」短歌大会優秀作品 選者 宮英子 寺泊町長賞)。多分、受賞者の山嵜実咲さんの毎朝見ている花も朝顔ではないかなあ。(2003/8/3)


 明け方の大雨に哀れ
 明け方に大雨に見舞われた。昨夕は、切れ咲きの花が咲きそうな気配だったが、この強い大雨でどの花も切れ咲きになってしまった。哀れ変化朝顔。(2003/8/5)



 変化朝顔輪ワールド
 江戸以来の伝統朝顔が咲き始めた。育培は今シーズン初めての挑戦で、期待半分、不安半分のそわそわした気分で朝を迎えている。
 変化咲きは、成長が遅い。縮み丸まってまるで仏手柑のような葉もあるが、並葉に比べると表面積が狭く、光合成が進まないからだという。納得。
 このため、各地の展示会も開催の時期が遅い。
 それにしても咲き出すのが遅い。、今夏の冷夏、日照不足も影響している気がする。獅子牡丹などの変化咲き・出物はこれから。冷夏、日照不足で咲きだしが遅い。葉や花の同定は難しいが、眺めている だけで変化朝顔の雰囲気が楽しめる。是非、牡丹出物を見てみたい。これからの暑い日を期待したい。(2003/8/31)
采咲きか石畳咲き系統か
台咲き・親木
立田切れ咲き 星咲き

朝顔の切手東京・朝顔市の切手
 朝顔市は東京・入谷の朝顔市が有名である。
 江戸時代のブームを経て、明治に入って15年ころ入谷一帯の植木商による大輪咲きや代わり咲き朝顔の人気が高まり賑わったという。都市化でいったんその姿を消してしまったこの朝顔市も戦後復活し、現在は牽牛花に因み、七夕の7月6、7、8日に入谷鬼子母神の境内を中心に毎年開催されている。子どもの守り神である鬼子母神と朝顔が結びついて、子どもの健やかな成長を願って買い求める人々が増えてきている(川野嘉一・川野東花園「入谷朝顔市について「伝統の朝顔(国立歴史民族博物館)」参考)(2003/9/1)
 






 ついに牡丹が出た「黄掬水爪龍葉瑠璃風鈴獅子咲牡丹」
獅子牡丹咲き 「ようやくお待たせしました。冷夏を乗り越え健気に獅子牡丹が咲きました。」もう1日を残して10月になるという9月29日の朝にかろうじて写真になるような姿を見せてくれた。
 厳密にいえば一重の出物で、八重という意味での牡丹咲きというにはおこがましいのだろうが、勝手に牡丹咲きと思い込んで勝手に感激しても罪はないだろう。
 思えば、早春に種子をいただいてからこの日のために、一夏を過ごしてきたようなものだ。
 テキストにあるように葉は、表面が見えなくなるくらい強く内側に抱え込んでいるのが分かる。爪龍葉とか掬水葉と呼ばれる独特の形状をしている。花弁は先端が折り返して管状になっているがその形が似ていることから風鈴に例えられている。
 その気になって、江戸の命名法を借用すれば例えば「黄掬水爪龍葉瑠璃風鈴獅子咲牡丹」となる。葉は、黄を帯び水を掬うようなあるいは獲物を掴む龍の爪のような形をしており、花は瑠璃色で風鈴に似ているというような意味合いで、立派なものである。(2003/9/29)





 押し花風にスキャンしてみると
 葉の変化江戸伝統の変化朝顔は花だけでなく、葉の変化も楽しめるのだから。突然、押し花風にスキャンしてみたらどうなるかと思いたった。。子葉から始めたら系統ごとのカタログができるかもしれない。それはともかく、立体的になって面白い画像になった。押し花と違って鮮やかな色合いが再現できるのがいい。(2003・10.13)

条斑点しぼりの花

 







 11月1日で採種の切り上げ
 絡まった親木朝顔の種朝顔は、花が咲いてから結実するまで40日くらいかかるという。遅く咲いた木は、まだ未熟な種をいっぱいつけているが、玉葱の定植用の畝に明け渡すために、畑で栽培していたものはたおすことにした。気にいった親木は、未熟果のまま風通しのいいところに吊り下げた。完熟するものもでてくるかもしれない。
 今シーズンは、今日11月1日の採種で朝顔は終わり。随分と楽しんだ。
 親木の間隔が狭かったのと摘芯しないで野放図に育てたために、隣同士が絡まってどの木からの種か判別が困難になってしまった。来シーズンは、気をつけることにしよう。
(2003/11/3)


 掬水紅葉した掬水葉葉の紅葉
  花が終わった後の葉の紅葉も見ごたえがある。写真は掬水葉の色づいたもの。(2003/11/3

















 冬播きの朝顔双葉
 冬播きの朝顔
 11月初旬に室内の窓辺に取り込んだ。鉢の中に種を播いてみた。1週間もしないうちにみんな芽を出した。どんなになるやら。
 中央の木は、立田切咲(黄立田蜻蛉葉紅切咲)だが、さすが花は小さい蕾どまり。これ以上は成長できないようだ。(2003/11/17)











 平成16年新着 
 左:野生種・東京古型 中:撫子咲き 右:石化

東京古型 撫子咲き 石化


 変化朝顔の楽しみ
 青縮鶏足葉白台咲」 黄立田鼻葉紅切咲」 

 江戸・変化朝顔の栽培には播いた種からどんな葉や花がでてくるか、珍花奇葉を待つどきどきわくわく感がある。咲いてからその名を思案するのもまた楽しみである。独特の命名のようであるが、葉の色や形、性、癖、茎の形状、花の色、模様、花弁の変化、全体の形容などを順番になぞっていけばいいらしい。戒名もこんな按配に適当に漢字を拾っていくのだと知り合いの坊さんから聞いた。朝顔は、短日植物なのでこれからが盛りである。変化の度合いが大きいほど咲きだすのも遅い。                                                         「朝顔は人の好みにそむかじと花さへ葉さへ生かはるらむ」(一柳春門 『牽牛花百首』)(2004/9/4)

花寄せ  花寄せ 出物の可能性を秘めて
 段々花は小ぶりになってきたが、日が短くなるにつれ毎朝賑やかに咲いている。連結育苗ポットを裏返しにして、開いている真ん中の穴に今朝の花と葉を刺してみた。豪華な花寄席の出来上がり。萎れるまでのほんの数時間、玄関先に飾って楽しんだ。
 ほとんど標準花であるが、この中には、出物の可能性を秘めているものもあるはず。これから種取り作業が始まる。今年は、花や葉ごとに株を区別しているので系統ごとの採種ができると思う。昨年は、隣どうし蔓がからまってどうしようもなかった。(2004/9/12)
 



 この親(親木)からこの子(出物)
 渦柳牡丹がでた。下左が親木、右が一重出物の渦柳牡丹(2004/9/21)

 渦柳牡丹親木渦柳牡丹出物

 
 桔梗咲きのしべが弁化 桔梗咲き
  
 桔梗咲きでしべが弁化している花が見つかった。もう枝垂れは、花が終わり種子が熟しかけているが、この枝垂れでも同様の弁化があった。正確に数えていないが、同じ株にこれまで5、6個はあった。(2004/9/26)










 2004年 朝顔日誌
























朝顔合成写真
04朝顔 合成して遊びました。

          江戸伝統朝顔栽培日記2005
         朝顔は人の好みにそむかじと


5月28日
 待ちに待ったシーズン到来。今春は寒い日が続いて足踏みしていたが、待ちきれずに5月の28日に種まきを敢行した。播種の作業はたいしたことがないが、その前の芽切りとさらにその前の種子の系統の確認(同定)が大変。小粒の種子を左手の指に挟んで固定し、爪切りで傷をつけるのだが老眼の身にはことの他忍耐のいる作業である。半日がかりだった。

 まだ整然とした系統の区分けはおぼつかないが、それでも写真のように今年は、同グループごとにラベルを付けて種をまくことができた。写真右の畑のプランターは、面倒で芽切りをしなかった残りを系統別に播き付けたもの。隣り近所に同好の士を募り配ったのだが、それでも余った種子がもったいなくてとりあえず播いた。芽切りしたグループとの発芽までの比較観察もしたいと考えている(小中学生時代に戻って夏休みの自由観察日記の気分)。来シーズンの採種用に親木を残さなければならないが、どっちみち苗は余るので、町内の花いっぱい会や子どもたちの施設に届けることにしよう。
 
今年は、氏素性のはっきりした系統 変化朝顔 獅子牡丹咲き(Q411)、渦小人(Q837)、基本変異(Q1054)を国立大学法人 九州大学大学院 理学研究院 生物科学部門 染色体機能学研究室 仁田坂英二先生アサガオホームページより入手できた。以後のトレースの作業が楽になると思うと心が弾む。

種まき後のポット芽切なしのプランター播き

 6月1日
 昨日夕刻、芽きりしたポットの一部が盛り上がってきたが、朝はまだ芽が出ていなかった。翌日の今夕、これらのポットは、芽をのぞかせていた。1年ぶりの再会という感じ。後続も頼みます。反応があると朝夕の水遣りも一層楽しくなってくる。

 6月2日
 だいぶ発芽してきた。こんもりしているポットの区画が多くなってきた。3年目にしてやっと気がついたのだが、この時期にラベルにあわせてきちんと写真を撮っておくことがとても大切だ。系統の同定と維持に欠かせない作業なのである。。この時期を逃すとあとで本葉や花と対で確認できなくなる。双葉の時期はあっという間。今年は是非、双葉、本葉、花と成長にあわせてアルバムをつくることにしよう。

 とすると人間の方が一杯やる時間が窮屈になるが、まあいいか。結果して体にも財布にもゆとりがでてくるのだから。とほろ酔い加減で書き連ねている。


 6月3日
 左:柳牡丹出物子葉 右:獅子牡丹出物子葉   

 
 7月2日 変化朝顔 葉芸を楽しむ
 左:獅子牡丹出物・握爪龍葉 右:獅子出物の親木
 


 左:打込抱葉 中:柳牡丹出物苗


 左:渦小人出物苗・親木 右:渦出物子葉


 7月10日 鉢上げ 5号か6号の鉢へ定植 つるむということ
 
 左:渦小人かも 中 :渦親木   支柱たてはまだ残っているが、鉢上げ・定植は終了した。獅子親木など種採り用は畑に畝にして植えた。左は鉢上げ全景 定植時は、マグアンプ一握り、表面にグリーキング数粒置いた。真夏までは、適宜液肥を水遣り代りに。かまってやらないといつのまにか蔓同士がからまっている。つるむとはここからきたのか。お互いが支えあって支柱になろうと話あってでもいるかのようだ。採った種子の株を特定するならからませないこと。

 7月16日
 野生型・東京古型が数日前から咲き出した。一番早い。
栽培風景


 7月18日   松島出現                                                                                                              朝の水遣りの時は気がつかなかった。夕方になって忽然と偉容を現した。蔓も黄と黒茶にきれいに2分されている。どのように咲き分けてくれるか、今から開花が楽しみだ。
 もったいないので余った苗を余った鉢に植えて無造作に畑の一隅においておいたが、これが本当に余り物に福あり。動く遺伝子を実感した。
 変化朝顔栽培、3年目にしてこの果報。これでまた熱が入る。松島の説明はあとで。

 8月7日 
獅子親牡丹縮み咲 

獅子出物・親牡丹が咲いていた。種採りように植えておいた畑の畝の1株に出現したのだ。明朝の蕾もついている。今さら鉢あげも難しいから、人目にもつかず咲き続けることになる。ちょっともったいないか。出物系統はまだだが、枝垂れ、条斑しぼり、紅ちどり、立田切れ咲、獅子親木などの正木、親木は花の盛りになってきた。縮み咲も情趣がある。

獅子親木立田切れ咲

枝垂れ丸葉・条斑絞り斑入り柳牡丹親木

 8月16日 雨明けの朝顔 牡丹・出物もシーズンに
獅子牡丹白親木獅子牡丹淡紫親木獅子牡丹出物獅子牡丹出物
         

獅子牡丹白親木縮み白桔梗咲き
 

枝垂れ帯化渦親木渦出物
                     お盆は強い雨が続いた。16日朝は久しぶりの陽がさし、日中は晴天。シーズンに入り、咲き出した花も威勢がいい。獅子牡丹の親木や出物、縮み咲き、枝垂れ、斑入り柳牡丹・親木、桔梗咲き、渦柳牡丹・親木などが盛りに。渦小人はまだ花芽がつかない。
これが咲けば今夏最大の収穫。
                                         

  8月21日  帯化台咲き
 帯化(左) 今シーズン蔓の帯は立派だが花は昨年より覆輪もなく劣る。右は鶏足葉・台咲き。きれいな台にはなかなかめぐり合わな









糸柳牡丹の苗 出た。江戸由来の変化朝顔。この写真、朝顔です。葉が糸のように細いので糸柳とよんでいる。菜園で、変化朝顔を育てて4年目になるが糸柳の系統が出たのは初めて。葉が縮んだり、茎が上のほうにのぼっていかないで垂れ下がったり、花が八重咲きになッたりさまざまに変化するので変化朝顔、江戸時代ブームになり以来好事家に愛されてきた。市販のものより1ヶ月くらい咲き出しは遅い。変化が強いほど遅い。第一、こんな葉では光合成がうまくいかないはず。成長がゆっくりなのもものの道理。





2006/8/6 2006年初花  見る人の齢や伸びん蕣は咲く朝ごとに初ものの花
獅子出物 

1054系 今夏は、日照不足だった。そのせいか、短日植物である朝顔は先出しが早いような気がする。
 渦小人が花をつけてくれればいいが。糸柳渦の出物もただ今成長中。























獅子牡丹(右) 帯化 成長点に集中して咲き誇る。
帯化





















流星白牡丹流星獅子牡丹 噴き上げが上品(06/08/12)。




















渦小人 

渦小人 昨シーズンは葉、茎だけで終わったが、今年は咲いた。ついに渦小人が咲いた。これ、朝顔です。葉も茎も硬く詰まっているので、成長も遅い。お盆も過ぎて8月29日やっと咲いた。まるでサボテンのよう。背丈は10cmあるかないか。7月まで長雨でやきもきしたが、その後の炎天、酷暑の日々が変化朝顔にはよかったようだ。人間はダウン。お盆13日の午後8時に緊急入院した。脳梗塞だと。軽症で済んだ。後遺症も残らず今日退院した。その日に咲いてくれたから嬉しさもひとしおである。下は、親木と牡丹。獅子411系統か。糸柳牡丹も花芽がついていた。(2006/8/29)
渦小人親木
 私が前回の変化朝顔、渦小人の親木です。花は普通ですが、葉を見ると小人の面影を宿してているのがわかるでしょう。普段隠れている劣勢遺伝子同士が重なると牡丹といわれる渦小人が出現するというわけです。茎も葉も肉厚で硬いです。このため花もちがよく夕方になっても萎れません。この写真は、炎天下、午後2時ごろ撮影してもらいました(2006/9/02)。








07新着変化あさがお
枝垂れ


07/07/22あっというまに花が咲き出した。野生種はもう種をつけている。左は枝垂れ。蔓は上に登る性質を失っており下に垂れ下がる。中写真は、木立。糸覆輪が梅雨の晴れ間に映える。右は糸柳牡丹苗。
木立石付け

獅子牡丹











同じ07/07/22撮影 獅子牡丹

采咲き牡丹07/08/06        
昨夕、すでに準備をしていた。今朝、順調に開花してくれた。。実物はほんのりピンク。











針葉系黒玉










07/08/12 撮影 葉は針葉か。南天の形質を持っているようだ。花は、黒っぽい。


獅子咲き
07/08/12猛暑にぐったり 朝顔も熱中症
 
猛暑にぐったり。10時ころには鉢やプランターの朝顔は、もう萎れている。みかねて午後から日陰になる場所へ、避難させた。意外とがしっかりしているのが出物系統。葉が縮んだり抱えたりしていて表面積が少ない分、水分の蒸散が抑えられているからだろう。渦柳の出物は咲き出したが、獅子牡丹はまだである。
 今シーズンは、験しに本葉10枚前後、茎丈10cmほどで摘芯して育てている。子蔓、孫蔓が旺盛で横に伸びる。行灯仕立てには向いているようだ。野放図に天に伸びないのがいい。

07/08/14 獅子牡丹咲き
 親木の葉は抱えている程度だが、出物は丸く縮まっていて、その形が何かを握っている、あるいは水を掬うのに似ていることから、握葉、掬水葉などと呼ばれる。雨の日に龍が空を降りてくる姿に似ているからというので雨龍葉と呼ばれる葉もある。



08新着江戸変化朝顔

台咲き牡丹
080803 台咲牡丹


 変わり咲き・変化 伝統朝顔のテキスト 検索ツール(2003・9・1)
 「伝統の朝顔」(国立歴史民族博物館 財団法人 歴史民族博物館振興会 1999 905円)
 「伝統の朝顔U芽生えから開花まで」(国立歴史民族博物館 財団法人 歴史民族博物館振興会 2000 905円)
 「伝統の朝顔V 作り手の世界」(国立歴史民族博物館 財団法人 歴史民族博物館振興会 2000 1143円)
 「朝顔を語る」(暦博ブックレットR 国立歴史民族博物館 財団法人 歴史民族博物館振興会 2001 800円)
  この3冊は国立歴史民族博物館http://www.rekihaku.ac.jp/index_nj.htmlのホームページから購入できる。
 「江戸の変わり咲き朝顔」(渡辺好孝 平凡社 1996 1942円)
 「アサガオ 江戸の贈りもの」(米田芳秋 裳華房 1995 1545円) 

アサガオホームページ  
(国立大学法人 九州大学大学院 理学研究院
生物科学部門 染色体機能学研究室 仁田坂英二)
このホームページは、アサガオの全容についてすぐ勉強できる体系だったものだが、さらに次のような
変化アサガオについても写真で検索できるので、自分で作った系統の同定にアマチュアでも可能となる。
特に本葉と双葉・苗の写真がセットになっているので、選抜して鉢上げするときに重宝する。

変化朝顔:江戸時代から保存されてきたアサガオの突然変異体
  獅子咲牡丹:全体がうねり、花弁が風鈴状になる系統群
  車咲牡丹:花筒が折り返し、花弁が噴き上げる系統群
  采咲牡丹:花弁や葉が細くなる繊細なイメージの系統群
  出物・正木:その他の不稔系統・単純な種子のできる系統群

   

  山野草歳時記  野菜畑エッセイ 変化あさがお 菜園花たより 雪割草
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