円蒼
盤き
ア オ キ エ ン バ ン


”こうして私は、ついにその答えに到達したんだ。そしてその結論はそれまでのすべての謎をひとつの線で結んだ。そう… 人間は、河童から進化したんだ。”
Dr.Woodpecker 原著
"The theory of evolution from kappa into human beings"より


月とウサギ


三瓶つまんないんだけど >二号 安心しろ。もうすぐ消えるよ >一号 常時回転中


目次

 壱、ジフアニメ
 弐、アイコンギャラリー
 参、掲示板
 四、リンク集

リンクフリー。不定期更新。管理人は↓ 






蛇足

 一年くらいぶりに更新してみました。生活も落ち着いてきたのでこれからガンガン更新するぞ! という気も全くなく、これが最後の更新となるかもしれません。






稲川淳二、現る

 それはこの前の夕方の出来事。つまらないバラエティー番組をみていると、チャイムがなった。ドアを開けると、そこには稲川淳二がいた。

 部屋で怪談ライブを頼んだ覚えはない。そもそもぼくは心霊現象やオカルトなど非科学的な類の話が大嫌いなのだ。(U.F.O.や宇宙人は信じるが…) 瞬時に考えをめぐらせるが、この状況を理解することはできなかった。

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 稲川淳二が口を開いた。背筋に緊張が走る。だが、その口から出たのは意外な一言だった。

 「もうどこかの新聞の契約済ませてしまいましたか?」

 「え…? まだですけど」

 「でしたら是非○○新聞にしませんか。学生の方にもたいへんご好評頂いて…」

 どうも最近TVで見ないと思ったら、こんな仕事をしていたのか。しかしヒマなぼくだけど、さすがにこんなのに付き合う時間はない。

 「あのぉ、もし新聞取りたくなったらこちらから出向いて契約させてもらいますので」

 と言ってドアを閉めようとすると、稲川淳二は一歩前に出て、さらに語気を強めた。

 「確かにね、皆さんそうおっしゃるんですよっ。でもね、そう言って後で契約しに来た人って、いないんですよ…」

 そりゃそうだ。帰ってほしいだけだもん。でも彼は彼で、自分で勧誘して契約を取らないと給料もらえないので必死なのかもしれない。

 「悩んでいらっしゃるんでしたら、とりあえず2、3ヶ月だけお試しいただいて、それから先は後で考える… というのはいかがでしょうか」

 「お試しってことは、契約料はかからないんでしょうか」

 「いえ、それはもちろん払ってもらうことになりますが…」


 その後さらにしばらく問答が続くのだが、いい加減飽きてきたので、

 「どうもお仕事ご苦労様です」

 といってドアを閉めカギをかけた。5秒ほど間をおいて、稲川淳二は帰っていった。たぶんものすごい怖そうな顔でドアをみつめていたんだろうな。願わくば、ぼくを呪わないでほしい。呪うなら、この腐った社会を呪えばいいのだ。



'03/6/10




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