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ここでは何をチェックし、どのように入浴するかの手順を説明します。 入浴は、身体の清潔を保つだけでなく、全身の決行を良くし精神的にも安らぎを与えます。また、床ずれや湿疹の有無、皮膚の状態をチェックできる場ともなります。入浴前後の観察を十分に行い、利用者の障害に応じた安全な方法で介護することが大切です。 |
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入浴の前に、必ずチェックしなければならないことがあります。そう、ヴァイタルチェックです。利用者の今日の様子を観察しながら、@体温・A脈拍・B呼吸数・C血圧を測ります。平常値内であれば入浴できます。異常であれば入浴は中止します。ひどい場合は、医療機関へ連絡をとり処置を行います。(ヘルパーは医療行為をしてはいけません。) |
ヴァイタルチェック
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@、体温の測定 目的 : 体温の測定により、病気のまえぶれの発見や、病状の経過を観察する。 方法 : 正確で信頼できる測定値を得る為には水銀計を使用します。体温計の水銀が下がっていることを確認して、脇のくぼみに体温計を挿入し、はさんだまま約10分間測る。だいたいのところであれば、今は便利な電子体温計があったり、耳に入れて1秒で測れるものもある。電池切れの無いことを確認します。 チェックポイント : ● 高齢者で寝たきりの場合は体温が低いことがあり、37℃でも発熱の状態である場合もあるので全身の状態の観察とあわせてチェックする。 ● 寒気があるときは、おさまってから測定しないと体温が違ってくることがある。 ● やせている場合は、わきの下ではなく、口腔内やおなか、乳房など皮膚が重なったところにはさんで測る。ただし、アルツのある人の場合、口腔内はかまれてしまう危険があるのでやめましょう。口腔内の測定時間は3分でOK! ● 汗をかいている場合は、十分ぬぐってから測ること。 ● 片方にマヒがある場合は、マヒの無いほうで測る。
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A、 脈拍の測定 目的 : 脈拍を診ることで、心臓の働きがわかる。また、血管内に血液が十分流れているか、精神的な緊張感はどうなのかなどもチェックできる。 方法 : 手首の内側・こめかみ・首などに軽く人差し指・中指・薬指3本を揃えて当て、1分測る。数とリズムに不整がないか、強弱はどうかなどを観察する。 チェックポイント : ● 熱があったり、運動後、入浴後、精神的な緊張があるときは脈が速くなる。 ● 測定する時は、手を暖かくしておくこと。
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B、呼吸の測定 目的 : 呼吸数や呼吸の状態を観察することによって気管支や肺の異常、全身に酸素が十分に取り入れられているかなどを見る。 方法 : 脈拍を測るときつづけて呼吸数をみましょう。胸の上下運動を1分測る。本人が意識してしまうと呼吸数が変化するので、脈をとっているふりをして呼吸を見ます。数・深さ・リズム・咳・痰・呼吸音・息苦しそうな様子などを観察します。症状が重い場合は、下あごを動かして、ときどき深く呼吸することがあります。 チェックポイント : ● 呼吸をつかさどる筋は随意筋であり、本人の意思で意識的に速さやリズムを変えることが出来るので、脈を測るふりをして呼吸数を数えるなどの工夫をし、本人に気づかれないように測定します。 ● 息苦しさなどはどんなときに起こるのか、本人の訴えをしっかりと聞きます。
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C、血圧の測定 目的 : 血圧の測定は私たちの日常の健康管理に欠かせない要素となっています。中高年齢に達すると、高血圧症が増えます。また、加齢に伴い血管の老化が進みます。肥満や運動不足などが原因でコレステロール(LDL)が血管にこびりつき、血管の弾力性が失われていきます。 方法 : 血圧を正確に測る為に正しい測り方を守ることが大切です。医療機関で使用している水銀血圧計は少々難しいので家庭では市販されている電子血圧計を使用すると良いでしょう。それぞれの血圧計の取り扱い方法の指示に従って計測すればよいですが、いずれの場合も体の力を抜いて、リラックスした状態で測ります。 チェックポイント : 血圧はいろいろな要因で変動しています。次のような場合正確な測定は出来ません。 ● お酒、コーヒー、紅茶を飲んだ後や喫煙した後、入浴後、食後1時間以内、腹圧のかかる姿勢のとき。 ● 測定する時は、排尿・排便をすませ室温を20℃前後の静かな場所で行います。 ● 安静にし、深呼吸して気持ちがリラックスしているときに測定します。 ● 毎日、同じ時間に測定しておきます。これを参考にし入浴前の計測値を見ます。 ● 寝たままでも測定できますが、人によって血圧値が変わることがあります。 ● お長時間にわたって繰り返し測定しない。
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以上の4項目の測定値に異常が無ければ入浴の準備をします。
《入浴介助の方法》

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A,浴室の準備 隙間風が入らないように窓を閉め、室温を22〜24℃前後に調整します。寒いときは脱衣室も同様に暖めておきます。入浴に必要な物品を準備し、使いやすいよう配置しておきます。 次に、浴槽に湯をはります。一般的にお湯の温度は入浴時に39〜40℃になるようにしますが、利用者の好みの温度を考慮しましょう。利用者の状態に応じて手すりをつけたり、補助用具をつかうなど安全に入浴できるよう工夫しましょう。 用意するもの : B,入浴の手順 利用者の体の状態によりひとりひとりのあった方法がありますが、参考になるひとつの方法を紹介させていただきます。 1、 衣服を脱ぐのを介助します。脱衣室にいすを用意し、イスにかけた状態で服を脱がせます。 2、 体を支えて浴室内に誘導します。段差やよく室内の床が滑りやすくなっていることなどに注意しましょう。 3、 シャワーイスなどにかけさせ、自分の足元にシャワーをかけ温度を確認し、利用者の足元から全体にかけ、陰部を洗い流します。 4、
浴槽に入って温まります。最初は2〜3分くらい入ります。 5、
浴槽からでてイスにかけさせ、髪を洗います。 6、 からだを洗います。 7、 シャワーで石鹸を洗い流します。 8、 浴槽に入れます。時間は5分くらいを目安にします。 9、 浴槽から出てもらい、シャワーをかけ、タオルで水分を拭きとります。 10、
イスにかけさせ、衣服を着るのを介助します。 着替え介助項目が参考になるかもしれません。 11、
寒い時期は、ドライヤーで髪を乾かしてあげます。 12、
疲労などの身体状態を観察します。 13、 入浴後は休息させ、水分を補給します。 片マヒがある場合のポイント: 下半身マヒがある場合のポイント: ヘルパーは決して1人で入浴させてはいけません。利用者が入浴したいといっても『できません』と断りましょう。 介護認定を受けていて、一人で動けない人の入浴は介護支援センターの入浴サービスを受けられることをおすすめします。 |
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See you next. By Hiromi Sato.