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はじめに 「適材適所」という言葉をみなさんは御存知だと思いますが、この語源は日本書紀にも記述があるように、建物を建てる時に「適切な材料(木材)」を「適切な場所」へ使用するという概念から生まれました。 例えば、「檜」この木材は主に柱や床、水廻りなどに使用します。なぜその場所に使用するのかというと、材料として堅く、狂いが少ないというのが一番の理由です。また、水に強く腐りにくいという特性から、お風呂の浴槽などにも使用されます。檜特有の香りは、清潔感がありリラックスできるという点からも好んで使われているのでしょう。(耐久性については檜を使用して建てられた法隆寺が1000年以上経った今でも存在していることで証明済みですね。)その他「杉」「栗」「欅(けやき)」など、木材ごとに特性があり、それぞれの個性を適切な場所にいかして丈夫な建築物を築き上げていきます。 |
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1.「木」という素材について 縄文時代から現在に至るまで、日本の住宅の建築材は木が主流となっています。近代化が進む中で、なぜ日本人は好んで木を使用するのでしょうか?それは木という素材が日本の風土と人に一番合っていると、理屈抜きでみなさんが知っているからでしょう。 木は生きている素材です。木が呼吸をすることにより家の中の湿度や温度を調節してくれます。また、コンクリートや鉄などの人工的な素材に比べ木材は、圧縮や引っ張り、曲げといったすべての力に対してバランスよく抵抗します。「柔よく剛を制す」ですね。このようなことから日本の気候や風土(地震、台風など)に合った素材なのです。 2.木造軸組構法(在来工法)について 木造軸組構法とは、タテの力(家の荷重)を「柱」と「梁」で支え、ヨコの力(地震や台風)は「壁」や「筋交い」で受け止める非常にシンプルな工法です。つまり柱と梁だけで家の荷重を持たせているので、開放的で気持ちの良い空間をつくり出すことに適しています。地震や台風などの災害に耐えられるように建築基準法で壁の量も決まっていますが、筋交いなどをたすきがけで入れるなど強度を上げることにより、壁の量を最小限に抑えれば広がりのある空間をつくり出すことも可能です。 また、ツー・バイ・フォー住宅(壁式構造)や鉄筋コンクリート住宅などの、壁の位置を変更することが難しい工法にくらべ、増築や改築が容易に出来るというメリットもあります。 |
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