鉄馬協会
「日中内蒙古鉄馬文化交流協会」設立趣旨 1999年8月14日
(経緯と趣旨)
これまでの17次にわたる「石子路会」の中国訪問と内蒙古自治区10回の訪問を契機にして、さらに、「石子路会」結成20周年を節目に、また、大きくは21世紀を迎えるにあたり、新たな取り組みを開始する。
1980年、新たな日中友好交流の始まりとして、かつての遣隋使や遣唐使など、日本と中国の交流の歴史を切り拓いてきた青年たちに思いを寄せながら、いつの時代も時代を変えるのは青年だと、「青年の役割」をテーマにして、それまでの不幸な時代を克服して、新しい時代の新しい交流方法として、サイクリングによる交流方法を企画した。
そして、世界初の中国大陸自転車旅行団としての栄誉をもって中国に受け入れられ、成功させた。以来、多くの自転車旅行団をはじめ、オートバイ、乗馬、徒歩旅行など、それまでにない新たな交流方法が展開されるきっかけをもつくった。
とりわけ、自転車旅行団は、私たち「石子路会」をはじめとして、外国も含め多くの団が、中国側の献身的な協力を得て、中国各地を旅行できるようになった。もはやサイクリングを利用した交流方法は定着した。
そこで、この度、節目の年を迎えるにあたり、これまでただ単に中国大陸の大地を借りてのサイクリングと訪問地での交流だけでなく、これまでの「石子路会」での積み重ねを基盤として、新たな交流を展開することにした。組織は、「石子路会」が母体となってつくり、これまで交流を重ねてきた多くの人々や団体との交流体験を生かし、訪問してきた中国各地の都市、特に長年にわたって交流を続けてきた内蒙古自治区と日本の芸術や文化の交流を中心に取り組むこととした。
新たに発足したこの組織が、様々な芸術と文化の交流にささやかながらでもその役割を果たし、両国人民の相互理解を促進させ、友好交流の輪をさらに広げることに貢献したいと考え決意した。
そうすることが、世界初の中国大陸自転車旅行団としての栄誉をいただいた「石子路会」の新たな役割と考えたからである。
(名称)
名称は、次の主な理由により決定した。
(1)中国の交通手段として言われている「南舟北馬」と、モンゴル族から自転車のことを「鉄馬」と呼ばれたこと。
なお、中国語辞書では「鉄馬(tiema)」はあまり使われていないが「風鈴」の意味がある。また、「鉄馬(tiema)」自体、中国人にとっては全く意味不明の言葉であり、今後は新たな固有名詞として説明していく必要がある。
(2)広大な大地と悠久の歴史を持つ中国文化を対象にすることは、私たちにとっては力不足であり、対象を絞る必要があったこと。
(3)内蒙古自治区での交流実績が長く、多くの関係者や理解者及び協力者がいること。
(4)この組織が「石子路会」から生まれたことを何らかの形で残したいこと。
(5)交流内容を文化、芸術面に重点を置くことを明らかにすること。
(目的)
日本と中国両国の国民の相互理解と友好促進のため、両国の文化や芸術の交流に関する事業などを実施することを目的とする。
当面は、内蒙古自治区を中心とした文化や芸術の交流に取り組み、内蒙古の伝統文化、芸術などを広く日本に紹介するとともに、日本文化なども紹介する。
(事業)
(1)日本と中国の文化、芸術の交流に関すること。
(2)内蒙古自治区との文化、芸術の交流に関すること。
(3)関係資料の収集と情報の提供に関すること。
(4)その他、会の目的達成のために必要な事業に関すること。
以上
日中内蒙古鉄馬文化交流協会
会長 前田健一
(なお、この文書は中文に翻訳して内蒙古自治区に手渡しています。)
