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  メッセージ

心の教育(戦前教育をみなおせ) 

むかし、「衣食足りて礼節を知る」と教わりました。

今の日本は「衣食足りても礼節知らず」で、この頃「礼節」という言葉さえも聞かれなくなりました。耐震偽造、ライブドア、防衛施設庁談合などの事件にも「礼節」の欠如を感じますが、先般国会を空転させられた偽メールさわぎなどは、礼節以前の「しつけ」のレベルではないかとさえ感じました。

  戦後60年、わが国が物質的に豊かになったことは否定できない事実ですが、反面その間に失ったものの大きさもまた測り知れないものがあります。

  ある人が「物が栄えて、心で滅びる」と表現しましたが、全くそのとおりです。

  あの有名な「もはや戦後ではない」という言葉は昭和31年、いまから50年も前のことですが、心の荒廃という面では「今なお戦後」と言わざるをえません。

  今、日本は世界第二の経済大国といわれ、その豊かさを背景に国連への拠出金やODA国際援助などで「多大な国際貢献」をしているにもかかわらず、常任理事国にもなれず、尊敬も感謝もされないありさまで、情けない限りです。

  戦後60年間、豊かさと幸せを追い求めて汗を流した日本民族が、その努力の結果手にしたものが「豊かさの実感がない繁栄」と「世界のさげすみ」だとしたら、ほとんど現代版イソップ物語ではないでしょうか。

  それでも「物と金」を増やせば、幸せになると信じで、ひたすら今までの道を突き進むとすれば、いくら食べても満腹感のない病気に国ぐるみで、かかっているとしか言えません。

  私達の先人達は「足るを知る」という知恵と「程の良さ」という思想を持って、物や金のゆき過ぎをいましめていたのです。敬服に値する教えではありませんか。

歴史をさかのぼれば、外国から日本が賞賛と尊敬を得ていた時代があり、それは16世紀からつい20世紀前半まで続いていたのです。

  16世紀の宣教師や19世紀の外交官、通訳などが日本人の資質について、正直、勤勉、清潔と褒め、読み書きソロバンなど教育水準の高さにも驚いています。

  20世紀に入っても白人を負かしたアジア人として、日露戦争に勝った日本人を尊敬し、太平洋戦争に敗れた時でさえ、アジア各国の独立を促したと感謝され、戦後復興のめざましさと高度経済成長までは世界の奇蹟として賞賛と尊敬を受けたのです。

  先人である日本人が外国から評価されたのは物質的貧しさの中での心の豊かさでした。

  その背景には、儒教、仏教、神道などから天の道、人の道といった道徳、さらには武士道といった精神文化があったと、思われ、寺小屋や塾などで学問とともに習得されたのでしょう。

  例えば、志、責任感、使命感、思いやり、感謝の心、公徳心、正直、勤勉、努力、忍耐、奉仕といった徳目などが学習され、習得されたのです。

  そして、こうした精神教育の伝統は、今から60年前までしっかり続いていたのですが、敗戦と同時に廃棄されてしまいました。

  私は日本が物も豊かで心も豊か、そして世界の国から尊敬される、そんな国になって欲しいと願っています。

  その為には、心を豊かにする教育が必須となります。

では、どうすればいいのか?

そのカギを先人が教えてくれています。

「温故知新」古きをたずねなさいと。

戦後民主教育が軍国主義の源として捨てた精神文化や教育制度は、日本民族が1000有余年かけて培い育てた、かけがえのない宝物であり、その価値は計り知れないものがあります。

  今、冷静に考えてみますと、本来、軍国主義と全く関係のないものまで、“十把一からげ”に捨てられたフシがあり、むしろ、そんな濡れ衣を着せられた、えん罪のものが大部分だったのではないでしょうか?

  例えば、“大和心”のように桜の花にさえ例えられた気高い精神が“やまとだましい”という悪名の下、否定された事。

  また、軍国主義のシンボルのように言われた教育勅語でさえ、大部分は人の道を説いており、一体どこがいけないのか、聞きたいくらいです。

  このような濡れ衣とえん罪をそのまま放っておくことは、先人たちに申し訳ないことであり、この際、濡れ衣を晴らし、古き良き日本文化の名誉回復を図ることが、必要であり、大事なことです。

  しかも、今やらなければ、永久にその機会を失うでしょう。

今なら戦前教育の生き証人である高齢者の方々がまだ辛うじて、ご存命であり、そうした人々の証言と知恵を伺いながら、古き良き日本を参照した教育改革を実現することが可能です。

  数ある政治課題の中で「将来の日本はどうあるべきか」という国家像と「それを構成する日本人をどう育てるか」という教育問題が最重要、最優先であると考えます。

小泉総理の構造改革も、いわば世直しであり、教育改革はその主軸であるはずです。小泉内閣の手で進められている教育基本法の見直しの中で、ぜひ“古きをたずねる”という視点が活かされ、日本国再生につながることを期待します。小泉総理のお考えをお聞かせ願います。

                                                                                                                                (了)