現在通常の診療時間です。今後医師2人体制の予定です。
また「長引く咳」の新しい治療法・「喘息」について改めて提言します。
<上林内科の提言>
1.長引く咳の主な原因である非定型感染症(クラミジアと思われる)を、一般化させること。
2.有効な抗生剤は、マクロライドでは、ジスロマックしかありません。クラリスは投与量が少ないために無効です。(効く抗生剤と効かない抗生剤が混在しているのが問題を複雑にしています)
3.咳が3週間続いたら咳喘息との診断は、感染症を見逃します。咳喘息の診断基準そのものを廃止すべきです。(ただ漫然と咳止めや喘息薬を続けている症例が多数あります。)
4.クラミジア感染症を治すと喘息発作が起きにくくなる症例があります。喘息発作の前に咳の出ている人は、まず、咳を治す治療を併用するべきです。
<一般の人向き>:その咳ほんとうに咳喘息ですか。すぐに治る可能性があります。;
長引く咳については、感染症(バイキン)である可能性があり、抗生剤ですぐに治癒する例が本院では多数ありました。 長引く咳は、教科書的な一般治療では咳喘息や喘息と診断され、咳止め・喘息薬などを長く処方されている場合があります。またもちろん、鼻水がノドに落ちることにより刺激をして咳が長引く(後鼻漏)など、他の例もたくさんあります。ぜひ一度、抗生剤治療をお勧めします。
(症状)発作が起こったように連続的に咳が出る、特に夜間(布団があったまってから)と明け方に多い。日中も出るときはでるが、出ないときはでない。子供ではひきつけを起こす。カゼを引いた後に、上記の咳だけ続く。微熱(37度)か、発熱なし。寝汗をかく。ノドがイガイガして、人前に出る時は、飴玉をなめる。長引いた人は、環境の変化(暑さ・寒さ・タバコの近く・車の中)などや、しゃべり続けると咳がでやすい。透明な鼻水がでる。自然経過(抗生剤なし)では、1週間程度で治る人から10年以上咳で苦しむ人がいます。(だいたい2~3週間で治癒します。)
(発見)ある地域でレジオネラ(同種のバイキン)がはやった時、この症状の患者さんもジスロマックである程度すぐに治癒しました。原因菌はわかりませんでした。しかし今ではクラミジア・ニューモニエであると考えています。(確証は、大学等の専門機関でなければできません)
(症例1:治りかけの人は1回でなおる場合がある)
25歳女性:11月上旬より咳があり、近くの医院で見てもらっていたが、改善せず経過。1月7日初診:ジスロマックSRと咳止め処方。1月14日再診:咳が復活したら再診と指示していたが、咳が治癒したのに心配だからとの理由。念のため、ジスロマックSR再処方。職員の親戚でもあり、後日確認:完全治癒。
(症例2:ジスロマック2回処方)
41歳女性:10か月前より咳で悩む。呼吸器専門医で喘息と診断、吸入薬・抗アレルギーの定期内服実施していた。10月27日初診。ジスロマックSR・抗アレルギー・咳止め処方:他は中止。11月2日再診:咳は軽減していた、前回処方を再処方。11月17日:インフルエンザワクチン接種のため受診:すべての薬剤を中止しても咳は出ないとのこと。3月頃、関係者の知り合いであり、症状を聞くと「まったくない」とのこと。
(症例3:重症例)
71歳女性:何十年も前から咳・痰で悩んでいる。呼吸器科の医院で検査するもなんともないといわれた。現在、耳鼻科より抗アレルギー剤を長期処方中。11月8日初診:ジスロマックSRと咳止め処方(抗アレルギー剤は継続して飲むと指示。)11月15日再診:咳はたまにだけになった。前回処方の再処方。近所であり症状戻れば再受診と指示。現在まで再受診していない。
(まとめ)ジスロマックを使うと長引く咳が簡単に直ります。一度試してください。
<医師向け>:咳喘息の診断基準は間違いです。抗生剤で治癒する例は咳喘息ではありません。
(考察1)長引く咳については、咳喘息の診断基準を使うと上記3症例は、咳止め・吸入の治療を続けられる可能性があります。(現に、症例2はその典型です。)咳喘息の診断基準に合うが、明らかに咳喘息でない例として、1か月間以上続く長引く咳を完全に治癒した例は、昨年10月~今年3月までに20症例を超えております。咳喘息の簡易基準は誤りと考えます。また、1か月以内であれば、数えることができないほど治しています。ぜひ、一度メルクマニュアルの「市中肺炎」の項を熟読し、4つの起因菌を認識してください。さらに、クラリスの投与量があまりにも少なすぎて効果無効でジスロマックが有効か、他にミノマイシンしかないことをご理解ください。
(考察2)喘息にはいろいろな原因がありますが、敢えてこの「感染症」を考慮し、喘息発作時に上記の咳症状がある患者には、ステロイドのほかに、ジスロマックも併用しています。昨年10月~今年3月までに、本院で喘息の小発作でステロイドの点滴を実施した9例において全例にジスロマックを1回または2回投与しています。喘息再発し再度受診した例は2例のみでした。(他の7例は本院では何も処方していません)ただし、その後、新たに数例の喘息の小発作に同様の治療をしていますが、2例で治療前の状態にもどったが喘鳴ありステロイド吸入薬を処方しています。喘息の原因が感染症ばかりではないことを実感しています。しかしながら、ジスロマックは喘息発作時に試す価値のある薬剤であると確信しています。
<医師向け>
長引く咳・喘息の新たな提言について、ご関心のある人は電話で連絡ください。詳しい資料や本院の治療についてご説明や資料の送付を致します。
本院を残すために、継承してくれる人を探しております。開業を考えている方や、診療のみに興味がある方でもかまいません。また、本院の咳・喘息治療を継承・発展することに興味のある方は是非ご連絡をお願いします。
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