タヌキの食べ物

タヌキは雑食性ですが、当然とはいえ、個体による好みもありそうです。エサを出した結果わかった好物は以下のとおりです。

柿の実

タヌキが柿の実を好むことは、糞に柿の種が混じっていることからもわかりますが、実際、出してみると非常に喜んで食べるのを観察できます。自然の食べ物という意味では、タヌキに与える餌として最適ですが、季節が限られるため、時期を過ぎてからは干し柿を出しました。干し柿も好むようです。当初、庭の柿の実で人間が食べるつもりで作った干し柿ですが、結局ほとんどタヌキの口に入ってしまいました。

鶏の皮

調理で出た生ゴミのうち、タヌキが食べるかもしれない、と言って出してみたものがこれ。非常に好んで食べることがわかりました。タヌキがニワトリを襲う、という話しを聞いたことがありますが、実際、これほど鶏の皮を好むところをみると、さもありなん、という気がします。鶏肉そのものも当然好むのでしょうが、そちらは人間の口に入るため、まだタヌキにはまわっていません。

アジの開き

これも、残飯のうちでタヌキが好むことがわかったもの。骨や頭を非常に好んでばりばりと食べます。

ドッグフード

与える餌がないときのために、ドッグフードを買ってあります。タヌキはイヌ科なので、きっとドッグフードを食べるに違いない、と、試みに買ってきて与えてみました。固形のぽろぽろのものより缶詰の柔らかいものを好みますが、どちらも食べます。ただ、鶏の皮やアジの開きやパンがあるとそちらを先に食べるので、必ずしも好物という感じではありません。下の写真は固形のドッグフードを食べているところです。

リンゴ

出してみましたが、一応食べはするものの、それほど喜ばないようです。

パン

パンは喜んで食べます。牛乳にひたしたパンも大喜び。いつも2匹で来るのですが、1匹だけ来たときはパンを口いっぱいくわえて行きます(下の写真)。神経質で人間に近づくのが苦手な相棒に持っていってやっているようです。

ミミズ

理想的には、できるだけ自然に近い餌が採れる環境を作ってやる必要があるでしょう。先日、玄関のコンクリートのたたきの上に大きなミミズがいました。ミミズも餌にするそうなので、これをタヌキに出してみたところ、ほかの餌と一緒にくわえていきました。実際に食べたかどうか確認できませんでしたが、庭の一角にミミズ床を作ってみたいと思います。

クッキー

また、タヌキはクッキーも比較的喜んで食べることがわかりました。猫はクッキーを食べないのではないか、と思いますが未確認です。

ご飯

味噌汁をかけたご飯を与えてみました。ご飯もちゃんと食べます。 

マグロ

マグロの刺身の切れ端を与えてみました。これも大好きのようで、たくさんくわえて運んでいきました。下の写真は、ドッグフードには見向きもせずにせっせとマグロの切れ端を集めるタヌキ。

 

 

猫も来る!

餌を出すようになると、タヌキだけでなく複数の猫も来るようになりました。ある時、犬(ちゃんと首輪をつけた!)が来たのには驚きました。夜の間に出しておいた餌は、朝にはきれいになくなっていますが、タヌキが食べたのか猫が食べたのかわからないことが多いのです。タヌキに出した餌の大半を猫に食べられてしまうことが多く、結果として野良猫に餌を供給することになってしまうことになります。夜中に餌を出したままにしておくことは、今後、考える必要があるかもしれません。

タヌキだけが食べ、猫や犬は食べない餌はないものでしょうか?その答えのひとつが柿の実だったのですが季節が限られるため、現在は「タヌキが来た」ことの指標にする目的で、干し柿を出してみています。ただ、今来ているタヌキはそれほど干し柿を好まないようで、干し柿が残っているからといって「タヌキが来なかったこと」の証拠にはならないことも少なくありません。逆に、干し柿を食べる猫や犬などというものがいると話しは難しくなります。みかんを食べる犬というのも、現にいます。

 

野生動物への餌付けについて

本来、野生動物は自分で食べ物を探して生きていくべきものですが、住宅地に住みついているタヌキたち(じゃなくて、彼らの領分を侵したのは人間の方であって、タヌキの方が先住民ですね)は、今となっては、かなりの部分、人間に餌を頼っているようです。こうなってしまった以上、生き残っている彼らと可能な限り共存していく上で、人間がある程度食物を供給することは必要なことなのではないかという気がします。もちろん、彼らは人間のペットではないので、節度も必要でしょう。

できるだけ自然の状態で餌が採れるようにしてやることも大切です。住宅地に柿やビワなど、実のなる木を植えることは、大いに助けになるようです。しかし、開発の進んだ住宅地では、それだけで十分な餌が供給できるかどうか疑問もあります。

ホームへ戻る