レシチン

−体を構成する重要な基礎物質であるレシチン−

レシチンについて

 レシチンという言葉は、卵黄を意味するギリシャ語の”レキトース”から生まれたもので、この語源の通り卵黄に多く含まれているわけです。
 レシチンは脂質(脂肪)の一種で、リンを含んでいるために、リン脂質の一つとされていますが脂質といっても、エネルギー源として使われたり、皮下に蓄えられる脂肪とは異なり、われわれの体の各組織、特に神経系の重要な構成物質なのです。
 レシチンの素晴らしい効果とは、
 ・血中のコレステロールを下げる働きがある
   悪玉コレステロールがたまると、動脈硬化や脳卒中などの原因になります。レシチンはコレステロール値を下げる働きがあるので、高血圧、脳卒中動脈硬化、血栓症、狭心症などの成人病の予防に効果があります。
 ・レシチンには神経伝達物質がある
    レシチンは神経系統を正常に作用させるという側面があります。これはレシチンの中のコリンという物質の功績とされています。自律神経失調症、イライラ、更年期障害、精力減退、神経消耗などにも効果があります。
 ・レシチンには脳細胞によい影響を与える
    脳が日常の機能を充分発揮するためには、多くのレシチンを必要とします。そのためにレシチンは頭脳食品ともいわれており、アルツハイマーにもよいのです。レシチンが、脳細胞にたいして良い結果をもたらすことから考えて、疲労回復や、記憶力、集中力の増大、老人ボケの予防、脳の活発化などの効果があります。
 ・レシチンは血液の凝固を防ぐ
    レシチンには脂肪をこまかい粒に分散したり、脂肪をかたまらせないなどの作用があります。この作用(乳化作用)が血液中の脂質、とくにコレステロールの分解や排泄に有効に働きます。このため、動脈硬化などの成人病を防いだり、美しい肌を保つことができるなど、老化を防止する作用があるわけです。
 ・レシチンは皮膚細胞を活発にさせる
    中年以後になってくると、だんだんと体内に過酸化脂質が増えてきます。過酸化脂質はタンパク質と一緒になって、リポフスチン(黒褐色)となって細胞の中にたまりますが、このリポフスチンが皮膚細胞にたまるとシミになります。  レシチンには皮膚の新陳代謝を活発化してリポフスチンの沈着を防いでくれます。そのため、ニキビ、ケロイド、肌あれ、シワ、角化症、幼児湿疹、乾せん、皮膚硬化症、じんま疹など皮膚に関係する疾病に効果があります。
 ・レシチンは脂肪の蓄積をとりのぞく
    アメリカの心臓病専門医の第一人者であるアトキンズ博士は「レシチンを毎日茶さじ2〜3杯を食べさせているうちにヒップが小さくなり、太ももが細くなった」と臨床報告を発表していますが、レシチンは不必要な脂肪の蓄積をとりのぞいてくれる働きがあるために肥満の予防に効果があります。
 ・レシチンは胎児の発育を正常に保つ
    流産や死産の原因は胎児を包んでいる羊水中のレシチン濃度が低いために起こるものがかなりあるわけですから、これから子供を産もうと考えている人や、妊婦はレシチンを充分摂らなければなりません。そうすれば流産や死産を予防することができるでしょう。
 ・レシチンは腎臓・肝臓・膵臓を強化する働きがある
    レシチンは、利尿の働きで細胞のなかの不必要な物質を排泄し、腎臓機能を強化させ、血液を常にきれいに保つのに役立ちます。また、レシチンは肝臓の脂肪変成を抑えるとともに、コレステロールが蓄積するのを防ぐなど、肝臓の機能を強化、正常に保ちます。それから、レシチンは糖尿病の際のインシュリンの作用や分泌を助ける作用もあります。また最近、抗ガン効果も確認されました。
特にレシチンが必要な人は以下のような人です。
 a) 体力の人、体の弱い人
 b) 美しい肌を保ちたい婦人方
 c) 酒の好きな人、タバコの多い人
 d) 多忙なビジネスマン
 e) 受験生や発育盛りの青少年
 f) 暑さ寒さなどに弱い人
 g) 病後の食事に注意をしている人
 h) 不妊症、妊産婦の人
 i) スポーツの激しい人
 j) その他治療的効果を望む人
 レシチンは、生命の基礎物質といえるもので、わかりやすくいうと、レシチンは、人間の体をきれいにする清掃やさんであって、体の中の脂肪代謝や、新陳代謝を一手に引きうけている生命の看護婦さんともいわれている物質です。


一つ前へ