豆知識

<<目次>>

  1. 抵抗器のカラーコードの読み方
  2. コンデンサの容量表示の読み方
  3. テスタ-の使い方
  4. 糸ハンダの選び方
  5. ハンダづけの方法

1.抵抗器のカラーコードの読み方

電子工作で使用する多くの抵抗器は、その値、および精度を4色帯または5色帯のカラーコードで表現しています。これらの読み取り方はつぎのとおりです。

(1)4色帯(カーボン抵抗等)の場合

  第1帯 第2帯 第3帯    
1桁目 2桁目 乗数 色と数字のおぼえ方 誤差記号
×10 れい  ー
×101 茶一  F
×102  G
×103 だい3の男  ー
×104 きし恵子  ー
×105 みどり子  D
×106 二才のろくでなし  C
紫しち  B
八はい  A
ホワイトクリスマス  −
×10-1  J
×10-2  K

第4帯=許容差−> 金色:±5%銀色:±10%、なし:±20%、茶:±1%赤:±2%

(2)5色帯(金属皮膜抵抗等の高精度抵抗)の場合

第1〜第3帯は有効数字を表し、第4帯が倍率(乗数)を表している。色が表す数値等は、カーボン抵抗の場合と同様である。

第5帯は許容差をあらわす。

±1%赤:±2%緑:±0.5%
青:±0.25%、
紫:±0.1%、金色:±5%
銀色:±10%

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2.コンデンサの容量表示の読み方

コンデンサの容量は、直接「××μF」等の形式で表現されている場合もありますが、抵抗器のカラー表示で採用されているのと同様に、「有効数字×乗数」の形式で表示されているものについては、次により読み取ってください。

<一般的な読み取りかた>

「ABC]の3桁で表示されているとすると、つぎのように読み取る。
・AB→有効数字(2桁)
・C→乗数であり、10のべき乗数(=
10)で表現
・単位→pF

<例1>
103」・・・10×10(pF)=10000(pF)=0.01(μF)

<例2>
333」・・・33×10(pF)=33000(pF)=0.033(μF)

<例3>
100」・・・10×10(pF)=10(pF)

<例4>
「20」・・・・この場合は、単に20(pF)である。

<例5>
「0.01」・・・・この場合は、単に0.01(μF)である。

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3.テスターの使い方

個々の製品の詳しい使い方については、取扱説明書を読めばよいわけですが、ここでは、初心者のかた向けに、取り扱い説明書に書いてないことを中心に、テスターの使い方についての基本的なことがらについて、簡単に説明します。

(1)はじめに

ここでは、下に示すような、アナログ式のテスタを例にとり説明します。アナログ式のテスタは、だいたいこのような外観です。
まず、正面上方に目盛版があり、下方にはレンジ切替えつまみとテストリードを取り出す測定端子があります。

「レンジ切替えつまみ」で選択できる測定レンジ(範囲)としては、直流電圧、交流電圧、直流電流、抵抗等があり、これがさらに細かく分かれています。
今回例としたテスタでは、次のようになっています。

直流電圧(DCV) :0.1V、0.5V、5V、50V、250V、1000V
直流電流(DCA) :50μA、0.5mA、5mA、50mA、250mA
交流電圧(ACV) :2.5V、10V、50V、250V、1000V
抵抗(Ω):R×1、R×10、R×100、R×1K

目盛版には、上記各レンジ対応に多数の目盛があります。テスタによっては、さらに、静電容量、低周波出力等の目盛の入ったものもあります。

(2)測定レンジの決定

自分の行いたい測定にあわせ、「レンジ切替えつまみ」を回して測定レンジを決定します。
まず測定対象が、
電圧か電流か、あるいは抵抗かにより、さらに電圧や電流の場合には、直流か交流かにより選択範囲が絞れます。
つぎに、測定値を予測し、この中からレンジの決定をします。

例えば、「乾電池(単1)」(電圧:1.5V)の電圧を測定する場合でいえば、まず、乾電池は直流ですからDC、電圧は1.5V(ボルト)前後ですから、DC5V(ボルト)レンジでよいと判断します。
レンジつまみの位置の決定を行う上での注意事項は、次の点です。

精度よく読み取るために、電圧や電流の測定では、なるべく右の方の目盛で、また、抵抗の測定では、なるべく中央の方の目盛で値を読み取るようにする。

「大は小を兼ねる」とばかり、大きすぎるレンジで測定するのはよくありません。針が振りきらない範囲で、なるべくよく振るレンジ(小さいレンジ)にあわせることが大切なのです。

例えば、いま、DC(直流)50V(ボルト)のレンジを選択して測定し、結果が4.5V(ボルト)を指したとすれば、もう一つ下のDC5V(ボルト)のレンジで十分針が振りきれず読み取れるはずですから、このような場合は、DC5V(ボルト)のレンジに切り替えて測定すべきです。(このレンジにしたら振り切れてしまった場合、話は別ですが。)

(3)電圧測定

電圧測定の基本は、対象の回路に並列に接続して計るということです。
また、直流回路の場合は極性(プラス、マイナス)に注意が必要です。

下図に測定のためのテスター接続例を示します。

(4)電流測定

電流測定の基本は、対象の回路に直列に接続して計るということです。
また、直流回路の場合は極性(プラス、マイナス)に注意が必要です。

下図に測定のためのテスター接続例を示します。

(5)抵抗測定

抵抗測定は、次の手順で行います。
@テストピンの両端をショートさせて「0Ω調整つまみ」の調整により、針を0Ωにあわせます。
A測定対象にテストピンを接続し、抵抗値を読み取ります。

下図に測定のためのテスター接続例を示します。

(6)ダイオードの極性を知る方法

最後に少し応用例を紹介します。

テスターの抵抗測定機能の応用として、ダイオードの極性がよくわからない場合にテスターを使って知る方法です。

ご承知のように、ダイオードには、一方の極(A:アノード)から、他方の極(K:カソード)へ向かっては、電流が流れやすく、その逆は、電流が流れにくいという性質があります。

一方、テスターを抵抗計として使用した場合、たいていの製品は、マイナス端子(黒のテストリード)の側から、プラス端子(赤のテストリード)の側に向かって電流が流れる回路となっています。(つまり、その方向の抵抗値を測定していることになります)

したがって、導通がある(抵抗が極小)ように指示されたときの、マイナス端子(黒のテストリード)を当てたダイオードのリード側から、プラス端子(赤のテストリード)を当てたダイオードのリード側に向かってが、ダイオードの導通方向であるとわかります。

下図にダイオードの極性を知るためのテスター接続方法を示します。

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4.糸ハンダの選び方

トランジスタやICを使った電子工作のハンダづけには、糸ハンダが使われます。市販されている糸ハンダには種々のものがありますが、初心者のかたは、次のようなハンダを選べば、後々問題が少ないでしょう。

直径

0.8〜1.0mmのものがよいでしょう
スズの含有量 60%のものがよいでしょう
(スズ60%のものはハンダに光沢があるが、50%以下のハンダは光沢がにぶく、また、初心者にはトラブルのもととなると考えられる)

この情報は「(有)エスケイ電子」さんから提供いただきました。

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5.ハンダづけの方法

トランジスタやICを使った電子工作で必須であるハンダづけの方法を初心者向けに解説します。

(1)はじめに

ハンダづけをやりやすくするために、こて先に対し次のやりかたでハンダメッキをしておきましょう。

・ハンダごてを買ってきたら最初にハンダメッキをしておく。

・こて先を熱して2〜3分後、ハンダをこて先一面にとかしてつけておく。

・ハンダメッキをしておくと、ハンダづけがしやすくなる。

(2)ハンダごての握り方

次のような方法がある。ケースバイケースで選ぶ。

これは「シェークハンド」と呼ばれる方法であるが、机の上に置いてやるプリント板のハンダづけでは、ちょっと不自然さがある。 ペンホルダーの持ち方で、こて先に力を入れるのが難しいが、プリント版のハンダづけもケース入れのハンダづけも自然にできる。 この方法は、こて先に力を入れやすいので、腕力の小さい小学生などに向いているが、こて先の細かいコントロールが難しいのが欠点である。
(3)ハンダづけの手順

初心者のためにハンダづけの手順・方法の一例を示します。これを参考にしながら経験をかさね、自分にあったノウハウを獲得してください。

@ハンダごてとハンダをにぎる

・右手にハンダごて、左手にハンダをもつ。(左利きの人は逆)

Aこて先をプリントパターンに当てる

・こて先をハンダづけするところにピッタリとあて、力を入れておしつけ、こて先の熱を伝える。この間、1秒くらい。

Bハンダを流し込む

こて先は、ハンダづけするところにしっかりおしつけたまま動かさず、こて先とプリントパターンの間にハンダをおしこんでいく。

Cハンダをはなす

こて先をあてたまま動かさずに、ハンダをはなす。そして、ハンダがじわっとまわりに広がるまで待つ。

Dこて先をプリント版からはなす

ハンダがハンダづけするところに十分に流れたら、こて先をはなす。そして、ハンダがかたまったところでハンダづけは終わり。

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