急性中耳炎になったら?
中耳炎はどんな時なるの?
急性中耳炎とは?
中耳炎の治療
医師からのアドバイス 


耳が痛いというと誰しもが真っ先に考えるのは、中耳炎になってはいないかということでしょう。そしてこの中耳炎は、耳に水が入って起こると勘違いしている方も多いようです。急性中耳炎とはどんな病気で、どのようにして起こるのか、また、どんな点に注意して治療を受けたらいいのかについてご説明します。
挿し絵・レイアウトは株式会社ツムラ製作「滲出性中耳炎」を元にしています。


 

株式会社ツムラ製作「滲出性中耳炎」より改編

中耳と鼻の奥とは、耳管という管でつながっています。風邪などで鼻や喉の炎症があると、この耳管を通って細菌が入り中耳に感染を起こすのです。ですから、正常な鼓膜であれば耳の穴から水などが入って中耳炎になることはありません。
トップに戻る

急性中耳炎では、鼻の奥から耳管を通って、炎症が中耳に入り、感染をひき起こします。この絵は中耳腔に膿がたまって赤くはれている様子です。

 

熱が出たり、痛みがあります。

 

 

第一製薬製作「中耳感染のしくみ」より
症状
●耳が痛む
●きこえが悪い・耳がつまった感じ・耳の中で音がする
●風邪の後なりやすく、熱がでることもあります。

注意点

●痛みがとれても炎症は残っています。痛くなくなったからといって治療を止めないようにしてください。医師の指示を受けて治療しましょう。特に鼻汁が出ていたり、のどや鼻の炎症が続いていると治りが悪くなります。
●治療が不十分だと急性中耳炎を繰り返したり、滲出性中耳炎になりやすくなります。
トップに戻る


どんな治療をするの?
●治療はおもに抗生物質が用いられますが、その他、のどや鼻の炎症に対する治療も併せて行います。それは、この部の炎症が中耳炎の原因となっているためです。鼻やのどの治療をすることで中耳炎が治ることもよく見られます。

鼓膜切開をするのはなぜ?

●耳痛が強いときや、熱が続くとき、耳閉感や難聴がとれないときは鼓膜切開をします。これは、発熱や耳痛をやわらげるとともに、滲出性中耳炎になるのを予防するためです。鼓膜切開をしても、鼻やのどのに対する治療は引き続き行います。

注意する事

●発熱、耳痛は治療によって比較的早く消失しますが、耳閉感や難聴はしばらく残ることもしばしばです。これは、中耳腔にたまっている膿や粘液が粘っこくなっていたり中耳や耳管さらにのどの粘膜の炎症が残っていて中耳にたまっている膿や粘液が排出されにくくなっているからです。痛みや熱が無くなったからといって治療を止めてしまいますと中にたまっている膿や粘液が残ったままになることがあり、再発したり、滲出性中耳炎に移行することがありますので注意が必要です。

第一製薬製作「中耳感染のしくみ」より

トップに戻る


中耳炎が治りにくい時は?
●小さい子供ほど治りにくい。(生後数ヶ月の間は中耳炎にはなりにくい傾向がありますが、この時期から中耳炎を起こす子供さんの中には何年も完治しないことがあります。特に生後6ヶ月から2〜3歳までは治りにくい傾向があります。また、3〜7歳頃は滲出性中耳炎になりやすい時期です。)

●アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎(蓄膿症)があって、いつも鼻がグスグスしていたりつまったりしているとき。

●体質的に風邪をひきやすい、あるいは住環境や保育園や人混みにいることが多いなどの風邪をひきやすい生活環境であるばあい。

●扁桃が大きかったり、アデノイドが大きい子供。

●生活が不規則であったり、疲れがたまっている、睡眠不足、ストレスがたまっているなど体調不良の時。

●風邪ひきを甘く見て十分な手当、養生をしない場合。

当てはまるものが多いほど治りにくいといえるでしょう。これらのことに注意し医師の指示を守って、早く中耳炎を治してください。

トップに戻る