岩 佐 好 晃 ( Iwasa Yoshiaki )

バラの歴史・おもいつくまま

バラの歴史は紀元前、いや地球の誕生時にまでさかのぼり、まさに気の遠くなる太古の昔から時間をかけて現在の素晴
らしいバラへと進化(当然人口交配の成果)してきました。
バラの祖先は「ノバラ=野生のバラ」です、アメリカのコロラド州で7000万年から3500万年ぐらい前の地層からバラの
化石が見つかっていますし、日本では明石の遺跡からは400万年から100万年前と推定される「アカサンショウバラ」の
化石が発見されています。

古代文明時代になってバラが登場するのは、紀元前1500年頃のギリシャ「クレタ島」に残る壁画、紀元前800年頃の
ギリシャの「ホメロス」が書き残した書物に、バラをたたえる言葉がでているようだ、エジプトでは7000年前の墓跡から
「バラの花輪」が出土しています。

バラの先祖は8種類の「ノバラ」が原種であるといわれています、中国・小アジア・ペルシャ・ヨーロッパ、そして日本で
野生していたバラで、8種類の原種のうち2種類が日本原産(ノイバラ、テリハノイバラ)のバラです。
 
ノイバラ・R.multiflora(左)と テリハノイバラ・R.wichuraiana

バラを愛する古代の人たちのなかで、エジプトのクレオパトラの逸話が有名ですが、このシーザーに捧げたバラは果たして
どこにあったのでしょうか、バラの花びらを敷き詰めて歓待した程の大量のバラは・・・、当然バラは栽培されしかも流通して
いなければクレオパトラといえども大量のバラを手に入れることは不可能です、その答えは既にギリシャの「ロードス島」
(バラの島)、ペルシャ、エジプトでバラが栽培され供給されていたのです。

古代ローマ時代のバラは、ローマ軍の進出により各地から持ち帰られ集められて前記の地区などで交配し増産されていた
ものです、しかしより近代に入り中国の原種のバラがイギリスの「東インド会社」の手によりヨーロッパに運ばれて交配されて
現在見られる素晴らしい「四季咲きのバラ」が作りだされるきっかけとなりました。

19世紀はバラのルネッサンスと呼ばれています、特筆はフランス皇帝ナポレオン一世の皇后「ジョセフィーヌ」が世界中の
バラを収集させて広大な庭園に植えさらに新種のバラを作り出させたことです、これらの功績は大きく「ジョセフィーヌ」こそ
今日のバラを最初に作り出した「生みの親」といわれています。
 
シャポードナポレオン(ナポレオンの帽子)の蕾(左)と アダム(最初のティーローズ)

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