セアカゴケグモについて

@形態

体長 特  徴
7〜10o 体長に対して脚が細長く、腹部背面中央に赤・橙色の縦縞斑紋がある。
3〜4o 雌・雄共腹部下面に四角又は砂時計様の赤い紋模様がある。

A分布

日本では1995年に大阪府・三重県で相次いで発見され、その後分布域を拡大しています。
どのような経路で日本へ入ってきたのかは明確にはわかりませんが、羊毛や繊維、建築資材
コンテナなとに紛れて運びこまれたのではないかと言われています。

B生態

日本での繁殖期は6〜8月頃と推測されていますが、6〜7℃で産卵した例もあり、耐寒性がある
とも言われています。
雨風の当たらない狭い物陰で、餌となる昆虫が豊富な場所に営巣し、温度・湿度の高い薄暗い
場所を好みます。
日本では、市街地の側溝、自転車のタイヤの中、下水溝の蓋の下、公園のベンチ、墓石の間等
で、これはトビムシ・ダンゴムシなど餌となる虫が比較的多く生息しているためと推定されます。
花壇や街路樹に少ないのは、そこには在来のクモが多いので競争関係に制圧されているともみ
られています。

C被害

セアカゴケグモによる咬傷被害は繁殖期である6〜8月頃が多く、要注意時期と言えます。
ゴケグモ類の毒は神経毒で、咬まれると激しい痛みを伴い、局所が赤く腫れ、吐気、目眩
嘔吐などの症状が現れます。毒の強さは雌の方が強いです。

D防除法

日本在来のクモより、薬剤に弱く、有機リン系・ピレスロイド系の殺虫剤、不快害虫用エアゾール
などを使用します。
卵嚢中の幼虫は、エアゾールなどを吹き付けても完全に死んでいないことが多く、1ヶ月に2〜3
回、乳剤などによる噴霧処理を行うことが必要です。
生息が予測される場所を重点的に殺虫剤の散布、卵嚢があれば焼却処分することが効果的です。
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