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伊坂幸太郎


アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)

[ 文庫 ]
アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)

・伊坂 幸太郎
【東京創元社】
発売日: 2006-12-21
参考価格: 680 円(税込)
販売価格: 680 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 269円〜
アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)
伊坂 幸太郎
カスタマー平均評価:  4

読む前から薄々感じていた、イヤな予感は的中した。
どうも好きになれないのは、特に若い作家に多い、
「半端な洒落た会話と、斜にかまえたような姿勢と言動」を
連発する登場人物のせいだ。
薄っぺらく、人間味が感じられない。
(そういう洒落た物語だから、それでいいのだ。
とも言われそうだが、物語は決して洒落たものではない。)

ただし、物語の最大のトリックにはやられました。

これは面白そうだと期待して読んだが、
ストーリー(構成)には★4つ
登場人物(会話)には★2つ
といったところ。
なんか、すっきりしない。
だいぶ良くなりました。
ただ、これだけネタがあるなら、あと2倍は膨らませて欲しい。

コピーの域を脱していないと感じます。 頑張る ポスト村上
2年前に起きたペット連続殺害事件 
その事件を現在と2年前の二つの視点から 
描いたミステリー小説 

2年前と今という2つの視点のかわるがわる 
によりテンポよくストーリーが進んでいく 

そして、最後に意外な真実が・・・ 

一日でサクッと読める小説でした。 読みやすい小説
友人に勧められ、初めて読んだ伊坂幸太郎作品。

この作品は、「2年前」と「現在」の2つの時間軸によって描かれています。
そのうち過去が現在に追いついて、時間軸が交わり、一本に統一されるのかと思いきや、ずっと「2年前」と「現在」の時間軸は平行したまま物語は進んでいきます。
最後まで読まないと、過去と現在の繋がりが見えてこないので、先が気になり、一気に読んでしまいました。
「2年前」の物語の登場人物と、「現在」の物語の登場人物は、共通している人もいれば、いなくなってしまった人も・・・。
その、過去と現在の繋がり=「2年前」の物語の登場人物が「現在」の物語でどう存在しているか、ということが、この作品のミステリーの核となっている部分であり、オチというわけです。

過去と現在がどう繋がっているのか察知させない、先の見えない謎めいた描き方は、物語の構成に面白さを感じさせてくれました。

ただ、私はこの作品を読みながら、ずっと違和感を感じていました。
というのは、ミステリー要素や構成力は別として、登場人物に全く感情移入ができず、そういった意味で作品を楽しむことができなかったからです。
「2年前」と「現在」に登場する人物の、そのほとんどが、あまりキャラが確立されてはおらず、ただ台詞が並べられているだけのような、上っ面しか見えないようなもどかしさがありました。
唯一特徴的なキャラである「麗子さん」も、彼女の言動に逐一、無表情だとか、無感情だとかという一言が添えられていて、彼女の描き方がわざとらしすぎて、上滑りな印象を受けました。
どのキャラクターにも現実味が感じられず、感情移入できないために、引き込まれるような面白さが足りなかったように思います。

とはいえ、構成自体は十分楽しめると思いますので、ミステリー好きの方には良い作品かもしれません。 構成は良いけれど・・・
大どんでん返しーDVDより本がおすすめ!最後よかった( ボブディラン!

オーデュボンの祈り (新潮文庫)

[ 文庫 ]
オーデュボンの祈り (新潮文庫)

・伊坂 幸太郎
【新潮社】
発売日: 2003-11
参考価格: 660 円(税込)
販売価格: 660 円(税込)
( 通常2〜5週間以内に発送 )
中古価格: 214円〜
オーデュボンの祈り (新潮文庫)
伊坂 幸太郎
カスタマー平均評価:  4
重力ピエロを劇場で見たいので、その前に小説でそこまでたどり着こうと思い読み始めることにしました。
様々な温度の話が綿密に計算され、作者にとって丁度いいバランスで積み重ねられた物語には何か引き込まれるような魅力があり、さすがに次々と作品が映画化されるだけのことはあると思いました。
ただ一点、納得がいかないのが轟です。彼は根幹部分のエピソードを無理やり繋げるための接着剤として使われているためか行動や思考が不安定でキャラクターが成立していないような印象をうけました。
ただおもしろいことには変わりなく、井坂作品に触れる前よりも彼の印象が格段に良くなったのも確かなので劇場公開が終わる前に重力ピエロまでたどりつけるよう次作を読もうと思います。 おもしろかったです。
主人公が警察に捕まるのだが、護送中の警察官が昔の同級生。
偶然、護送中に交通事故が発生。
偶然、萩島の住人の轟に助けられ島に連れて行かれる。 

偶然が多すぎだと思いませんか? 

連れて行かれた島は日本なのに 
外部とのやり取りが全くない鎖国島とは…。

島の住人のサクラが人を殺しても、 
殺される人間に問題があるから仕方がないとか、サクラに殺されるのは災害みたいなもんだと 
無茶苦茶な設定。実際に子供がサクラに殺されるシーンがあるのだが、
自分の子供を殺されてそんな事が言えるのだろうか? 

島で起こる連続殺人のトリックも何だかな。。 
特に第2の殺人は偶然が重ならない限り、絶対起らない。 偶然が多すぎる
ひょんなことから孤島を訪れた青年が、案山子殺し事件に巻き込まれていく物語。
なぜこの作者の評価が高いのか全然わかりません。
長く生きて、知識が高いはずの案山子が、まったく賢そうに見えません。気になることだらけでした。
どこかで見たようなつたない文章、思わせぶりでつまらない複線、女や子供をうまく描けない、など、悪いところばかりが印象に残っています。
深いことを考えず、雰囲気だけで軽く読書がしたい人にはいいのかもしれません。わかりません。 オーデュボンの祈り - この作者の小説は苦手です
‘ポスト村上春樹’という言葉が好きな人はお勧めです。
深みのない コピー商品
初めて読んだ作品がデビュー作でした。途中から、吸い込まれるように読み続けました。とても面白かったのですが、終わり方が少し物足りなかったかな!?でも、その後の作品のプロローグなのかもしれません。作者の人生観や社会風刺がきちんと書かれている。世の中には、色々な人間がいて、感じ方も多種多様。その人に欠けているものをも含めて受け入れてやることで、違う本質が見えてくる。弱者に優しく、傲慢な人には手厳しい、素敵な作品でした。 受け入れることの大切さ

チルドレン (講談社文庫)

[ 文庫 ]
チルドレン (講談社文庫)

・伊坂 幸太郎
【講談社】
発売日: 2007-05-15
参考価格: 620 円(税込)
販売価格: 620 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 181円〜
チルドレン (講談社文庫)
伊坂 幸太郎
カスタマー平均評価:  4
本当になぜこの作家の評価が高いのかまったく理解できません。
障害者、女性、子供などをやたらと神聖視するところがとても気になりました。登場人物のセリフや行動も真実味がなくご都合主義の連続だと思いました。 チルドレン - 知人に薦められて読みましたが…
私にとっては、アヒルと鴨のコインロッカーに引き続き、2冊目の伊坂幸太郎作品です。

アヒル?では、キャラクターがそれほど作り込まれておらず、台詞の羅列で感情の動きがほとんど描かれていなかったので、あまり引き込まれるような面白さは感じられませんでした。
それに比べて、本作品は、語り手の感情の描きに加え、最重要キャラともいえる陣内の個性が際だっており、その言動の不可解さや、ユニークな発想がとても魅力的でした。
短編集ということもあり、ミステリー自体はさして大がかりなものでもなければ、ある程度先が読めてしまうものが多かったですが、ミステリー以外の部分(陣内をはじめとする主要人物のキャラクター)で楽しめる要素が十分にあったことが、この作品への印象を良いものにしていると感じました。

少し薄情でクールだけれど客観的な視点による公平感を持ち合わせた鴨居と、非常識で独善的で傍迷惑だけれどちょっと熱い陣内と、穏やかで冷静で知性的な永瀬。
この3人が織りなすストーリーを、もっと読んでみたかったな・・・と思わせる、面白い一冊でした。 陣内の不可解なキャラクターが面白い
直情的だがシニカルで、比較的単純だが迷路もあって、何よりも結果的に憎めない不思議なキャラクターを、その周囲の人々の視点から描いた短編集です。
と、書いてしまうと面白くなさそうですが、そのキャラクターと謎の解け方がうまく配合されていて、快い読後感を与えてくれます。
著者の長編ではいろいろな伏線が複雑に絡み合っていますが、この短編集は細切れに読んでもOKです。 短編もなかなかいける
初出は小説現代2002年4月号?2004年3月号、単行本は2004年5月リリース。伊坂幸太郎の得意とする短編の顔をした長編とも言える短編集である。伊坂幸太郎らしく色々な小説的手法を最近は試していてる感触があるが、その試作の中の一つとも言えそうだ。

相変わらずストーリー展開と会話の中に伊坂幸太郎節が感じられて、いいのだが、本作で一番感心したのは芥川龍之介の『侏儒の言葉』の伊坂幸太郎の捉え方だった。伊坂は本作の中心人物陣内にこの作品について語らせるのだが、『侏儒の言葉』のフレーズひとつひとつの反骨精神が伊坂幸太郎の文学に近いものをぼくは感じた。芥川の文学というのは実際はこんな風に、アクが強く、反骨精神溢れるものだというのに、現在の『芥川賞』を贈られる連中は揃いも揃ってこんなに芥川龍之介の文学とかけ離れている連中が受賞しているのか、と思う。

反骨精神溢れる伊坂ワールドこそ、本来の芥川の文学にとても近いものではないだろうか。だから多くの人に支持され、読まれているのだ、と思う。 道徳は便宜の異名である。『左側通行』と似たものである
陣内と言う破天荒な男に纏わる話を五つ収めた短編集。伊坂氏の作品を読むと、伊坂氏が人間の善意とか夢を持つ事の大切さを信じている事が分かり、爽やかで心暖まる思いがするが、そんな本領を遺憾なく発揮した傑作。

陣内は唯我独尊、傲岸不遜、口八丁手八丁、無責任、馬耳東風を絵に描いたような男。そんな陣内の学生時代の話が三つ、社会人になり、家裁調査官(!)になってからの話が二つ、非時系列的に語られる。各編で陣内は必ずしも主役ではないのだが、とにかく周りをかき乱す。各編には各々仕掛けがあって、それも楽しめるが、各編のエピソードが重層的に重なって、全体として陣内と言う男の半生を、そして人生の意義を描いている点が素晴らしい。特に、一番重要なエピソードが最終作の結末でユーモア交じりで明かされる構成は巧みだと思った。更に、陣内が繊細な心使いで「奇跡」を起こす話も感動的である。また、銀行強盗事件で陣内と知り合い、二編で語り手となる盲目の青年永瀬の造詣も巧み。永瀬の静謐感と陣内の喧騒感とのバランスが絶妙だし、盲導犬ベスの描写も印象に残る。

読後感が非常に良く、上述の通り心暖まるものを感じた。伊坂氏の作品の中でも、爽やかさと生きて行く上での希望を与えると言う点で一、二を争うのではないか。善意と希望溢れる傑作短編集。 善意と希望溢れる傑作短編集

砂漠 (Jノベル・コレクション)

[ 単行本 ]
砂漠 (Jノベル・コレクション)

・伊坂 幸太郎
【実業之日本社】
発売日: 2008-08-01
参考価格: 980 円(税込)
販売価格: 980 円(税込)
 Amazonポイント: 9 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 498円〜
砂漠 (Jノベル・コレクション)
伊坂 幸太郎
カスタマー平均評価:  4
登場人物のキャラクターが好きでした。物語にグッと入り込めました。 物語にグッと
伊坂作品唯一の駄作

文体や話の流れが本当に伊坂が書いたのか?と
疑問を持つ内容。

高校生が読むには、ちょうど良いライトノベル。

人物設定や話の流れに無理がある。
内容は、大学4年間を春夏秋冬に分け、話が進行する。
また非常に分かりやすく男女がくっつく。
麻雀とラモーンズが好きな人は
まあそれなりに楽しめるだろう。 伊坂?
今回は大学時代の青春物語。

伊坂作品には珍しくキモキャラの西嶋が登場する、
現実に西嶋みたいな奴がいたら、キチ○イ扱いされて終わりだが、
伊坂作品ではクラスで一番綺麗な東堂や南をいきなり麻雀に誘うことに成功。
他の男の誘いは拒否しても西嶋の誘いはOKだなんて、その誘い方は省略されている。

そして南は物を動かす事ができる超能力者、さすが伊坂作品、何でもありかよ!
伊坂作品ってライトノベルでしたっけ?

主人公が彼女から預かり期限を過ぎた犬は保健所に処分される話を聞いて、
WEBで預かり期限が今日までのシェパードを見つける、あぁ、かわいそうだと思っていたら、

偶然、必然?的に西嶋がそのシェパードを確保、さすが伊坂作品、感動的を作り出しやがった!

その他にも偶然がかなりあるので探してみると面白いと思います。

伊坂作品を10冊も読んでいると偶然の発生率に慣れる…、
なんてことはまるでない。 伊坂ワールド全快
まぁ大学生の法学部という境遇は同じだし買うよね伊坂ワールドに期待して あっ新作でてる
 著者の小説を数作既読していますが、物語の筋と運び方が非常に軽快で、登場人物たちもキャッチーです。作劇技術に関しては非常に見所があり、現代の若手作家としては稀有な実力を持っていると思います。
 ただ、如何ともし難いのが、登場人物たちの社会や他者に対する洞察力が余りに低すぎるということです。これがとても気になります。
 端的に言って、登場人物全て(の思考)が幼稚で低俗なのです。
 これは伊坂作品においてよく形容される「青臭さ」とは本質的に異なったものだと思います。単に視野が狭かったり、思考能力・判断能力が低いだけです。
 とりわけ、エンターテイメントに徹していない作品だと、その濃度が増す傾向にあり、この「砂漠」以外にも「魔王」や「重力ピエロ」で顕著だと思います。
 その「洞察力の低さ」が、登場人物の青臭さを引き立てる要素として機能しているならば、こんなことも言わないのですが、そんなことはまるでなく、この問題は作者自身に通ずるのではないかと思えるから、問題なのです。
 インタビュー等を見ていると、「え、もしかしてあれってマジで言ってたの?」と思えるような受け答えが多くあります。40代に近い壮年男性の社会洞察力がこれだと思うと、小説の方も楽しめなくなってくるから不思議ですね。
 「考えろ、考えろ、考えろ」などと他作品で連呼しているわりには、何も考えていないことが伝わってきます。

 余談になりますが、西尾維新と伊坂幸太郎には親和性があると思っていましたが(登場人物の洞察力の低さ=幼児性と、結局はキャラ萌え小説である点)、本作品は特に西尾維新の戯言シリーズ、クビシメロマンチストあたりを彷彿とさせられる内容でした。 伊坂節サイコー!なんてことは、まるでない

死神の精度 (文春文庫)

[ 文庫 ]
死神の精度 (文春文庫)

・伊坂 幸太郎
【文藝春秋】
発売日: 2008-02-08
参考価格: 550 円(税込)
販売価格: 550 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 261円〜
死神の精度 (文春文庫)
伊坂 幸太郎
カスタマー平均評価:  4.5
この本は私の中で好きな伊坂さん作品ベスト3に入ります。

少し変わった死神“千葉”が、調査対象の人間を1週間調査し、“可”と判断すればその人間は8日後に死亡。調査対象の人間の死を見届ければ任務終了となる。
ただし、たまーに“見送り”もありうる。

いろんな事情を抱えた人間たちとの出会いがあって、切なさやすがすがしさの残る短編集かと思いきや・・・



1冊の本の中に短編集と言う形で色んな種類の話が盛り込まれていて読んでて楽しいです。
ミステリー・純愛・サスペンス・バイオレンス・家族愛etc・・

死神“千葉”を金城武が演じて映画化もされています☆

読破後爽やか
死に神がカッコよすぎる! 伊坂先生の作品のキャラは格好良く、独特の空気感を持っていますが、この作品の千葉がいい味を出しています。 短編集なのでこの作品から入って、ほかの作品を読むか決めるのも良いでしょう。 死に神が…
伊坂ワールド万歳!


重力ピエロ、オーデュポン、アヒルと鴨、ラッシュライフの系列を正しく踏襲した素晴らしい逸品!
テレビだか映画だかになっていたよね?見てみようかな。



一話ごとに短く、簡潔。
一話ごとの精度が高く、テイストはそれぞれ違い、しかし最後にまとまる美しさ。
この才能はなに?
偏愛的作家。
 2005年に出た単行本の文庫化。
 6本の短編が収められている。
 面白いのは間違いない。工夫のある物語で、設定も奇抜だし、文章にも魅力がある。泣ける本でもある。
 しかし、こんな方向に進んでしまって著者は後悔していないのか? なんだか「普通の小説」で、その感動的な物語にはあざとさすら感じてしまった。
 面白いけれど、ガッカリという一冊であった。 これでいいの?
今までに見たこともない新しいタイプの「死神」
伊坂さん得意の伏線を散りばめた短編のような長編。

なんといっても「死神の精度」
読み終えた後にこのタイトルの意味を考えると
ほのぼのします。 新しい死神

モダンタイムス (Morning NOVELS)

[ 単行本 ]
モダンタイムス (Morning NOVELS)

・伊坂 幸太郎
【講談社】
発売日: 2008-10-15
参考価格: 1,785 円(税込)
販売価格: 1,785 円(税込)
 Amazonポイント: 17 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 896円〜
モダンタイムス (Morning NOVELS) ※一部大型商品を除く
伊坂 幸太郎
カスタマー平均評価:  3.5
小説家なら、せめてプロットを完成させる位はしましょうね。長々とした中年男の自慰を延々と見せられるのは、読者にとっては苦痛でしかありませんよ?大いに光るモノを持っているのに、それを悉く、阿呆な感性で潰してしまっている悲劇に涙。冒頭は良かったのに……。広げた風呂敷位畳もうぜ、なぁ伊坂さん? で?それが?
それなり☆4こ

直木賞をもらってテレビに出ていた人です
設定がおやじだとおもう 俺達にはありえないよ
それが小説なんだろうけど
ストーリはほかのレビューさんが書いてるので手抜きします ☆☆☆☆☆ー☆=☆☆☆☆
魔王のオチは、作者の意図することを読み取れた読者には良かったかもしれませんが、
読み取れなかった、読解力の薄い私には、最悪に近い終わり方でした。

この作品は、その魔王の続編です。
主人公や登場人物のほとんどを引き継いだ続編ではないので、
潤也や犬養が直接出て来るわけではありませんが、
潤也夫妻があの後どうしたのかを、知る事ができます。

拷問シーンがあるなど、今まで読んだ伊坂作品よりも残虐性が強いです。
ぞっとする描写も多いので、そういうのが苦手な方には厳しいかもしれません。

あと、今回は元SEの伊坂さんならではの、
コンピュータやプログラミングに関する専門用語も多いので、
コンピュータが苦手な方には理解しにくい所も多いでしょう。

この作品も近年の伊坂作品と同じく、謎が謎のまま終わる所も多いです。
ただ、魔王よりははるかにはっきりした終わり方なので、魔王を読んだ方にはおすすめです。
ただし、初めて伊坂幸太郎の作品を読むという方には、
こちらよりも、重力ピエロやラッシュライフを強く推しますが… まあ、魔王にオチが(一応)ついただけでも良しとしよう
 著者は雑誌のインタビューなどで否定しているが、れっきとした社会批評の書である。徴兵制が採用された数十年後の日本が舞台だが、ネット検索から監視が始まる近未来の姿にはドキリとさせられるものがある。
 タイトルはチャップリンの喜劇映画のタイトルから。産業革命によって工業化が進み、人間が機械の一部品となる社会を風刺した作品だが、本書では「国家」がそれにあたる。機能が細分化され、全体像が見えなくなった「国家」というシステムがそれを延命させることだけに自己目的化し、暴走するありさまを描いている。
 「そういうことになっている」。本書の中で繰り返し登場するせりふだが、現代日本の企業や官公庁、学校など組織と名がつくもので、このせりふと無縁のものはあるまい。
 もちろん、稀代のエンターテナーである伊坂幸太郎。つぼは押さえている。著者の分身(著者はあとがきで否定しているが)を思わせる「井坂」も味がある。「勇気はあるか」と問われ、「実家に忘れてきた」といい続けてきた主人公、渡辺が最後に語るせりふはじんとさせる。
 難点を挙げるならば、著者の立ち位置。本書に登場するチャップリンやジョン・レノンほど時代と向き合う覚悟が感じられないのが残念。 「人間は大きな目的に生きているんじゃない」
伊坂ファンなら,最後まで読めます.

この作品を初伊坂にするのは,絶対にお勧めできません.

初期・・・グラスホッパーや,ラッシュライフ,死神の精度,アヒルと鴨etc.

独特の伊坂節と,ストーリーの小気味よさ.

回帰してほしいなぁ・・

回帰してほしい・・・

陽気なギャングの日常と襲撃 (ノン・ノベル)

[ 新書 ]
陽気なギャングの日常と襲撃 (ノン・ノベル)

・伊坂 幸太郎
【祥伝社】
発売日: 2006-05
参考価格: 880 円(税込)
販売価格: 880 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 199円〜
陽気なギャングの日常と襲撃 (ノン・ノベル)
伊坂 幸太郎
カスタマー平均評価:  4
初出は月刊『小説NON』2004年5月号。リリースは2006年5月20日。『陽気なギャングが地球を回す』の続編。面白いのは、当初、4人のメンバーを毎回主人公を変えて、短編集を作ろうとしたのだが、4つ書いたところで違和感を覚えたとのことで、4つの短編を第1章にして長編にし直したところだろう。元の短編は大がかりな改修工事が施されている。

つまりこの4人のメンバーはやはり有機的に反応し合うから面白い、ということに作者自身が再認識したということなのだろう。それ以外にも伊坂ワールドの有名人がちょろちょろと顔を出すところが面白い。

作者は気付いているか分からないが、主人公4人以上にぼくは田中のファンだ。結構そういう人がいるかもしれない。 主人公4人以上にぼくは田中のファンだ
陽気なギャング第二作として前作よりも登場人物が増えて濃いものでした。物語の4つの話が1つになり始めたところからが見応えあったなと、、 陽気なギャングの日常と襲撃
 『陽気なギャングが地球を回す』の続編。前作を読んでいると楽しいこと請け合いだが、本書から読み始めても何の問題もない。
 どうなのだろうか。面白いのだろうか、この本。従来の伊坂作品からすると、文体やノリはいっしょだが、どこか核となるものが抜け落ちてしまっているような気がする。普通に面白い話だが、ただそれだけというような。
 逆に、伊坂作品の読みにくい要素が抜けてしまったとも言える。そのため、最後まで気楽に読むことが出来た。うーん、どう評価したものか。 日常だねえ
大人の香り、真剣なときに起きるズッコケパターンがおもしろい。プロにも読めない不測事態に、滑りながらひとつの頂点にチャレンジしていく姿がすてき。また、その遂行過程で、客観的に自分たちがいる状況を判断し、共同作業を円滑にすすめる上でかかせないユーモアの会話がかっこいい。こんな4人と仕事をしてみたい。 目的遂行途中の会話とユーモアがステキ。
映画みてガッカリしたすぐ後に読みました!
4人の日常が個々に丁寧に描かれていてそれが徐々に1つになっていく。。。
とっても読んでいて爽快でした。
前作を見ているから余計に内容がわかって面白さが増しますが
これ単体で読んでもそれなりに面白いと思います。
もどってきました!!

魔王 (講談社文庫)

[ 文庫 ]
魔王 (講談社文庫)

・伊坂 幸太郎
【講談社】
発売日: 2008-09-12
参考価格: 650 円(税込)
販売価格: 650 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 1円〜
魔王 (講談社文庫)
伊坂 幸太郎
カスタマー平均評価:  3.5
良くも悪くもライトノベルだと思いました。
何か意味のあるメッセージを汲み取るとかむずかしいことを考えずに、それっぽく、小難しく、意味ありげで、かっこいい台詞回しを楽しむ作品ではないかと思います。 ライトノベル
議員年金を廃止、無駄な公共事業への投資を止め、海外からの圧力にも屈しない、
そんな素晴らしい議員の邪魔を何故するんだ?

ファシズム?こんな腐りきった日本を再生するのは犬養のような議員は必要不可欠だ。
むしろ安藤のやろうとした事のほうが、日本を駄目にする様な気がしてならない。

今回の伊坂作品はオチが弱いような気がした、
モダンタイムズという続編のような物が発売されているそうなのでそちらを読んでみようと思う。

サンデーコミックスの魔王のほうが個人的に飽きさせないつくりになっていて
原作の魔王よりも面白かった。

最後、疑問ですが犬養が刺されたのは何で?ドーチェのマスターは?

あと、サッカーで激怒する国はアメリカじゃなくて中国とか韓国にしたほうが
リアリティがあったと思う。

温厚な日本人がアンダーソンの家を焼くとは思えないんだけどな。。。 未完成?
本書は、2004年末と2005年夏に発表された連作中編小説2編を収めています。

回顧すると、2005年9月11日にいわゆる「郵政解散」がなされ、
小泉政権が大勝利、衆議院で3分の2の議席を占めて、
憲法96条1項に定める憲法改正の発議が可能なラインを、
争点を郵政に絞っておきながらもあっさりクリアしてしまったのを思い出します。

「魔王」は、そんな流されやすい我々大衆と政治との関係を描写したものであり、
「呼吸」は、憲法改正国民投票の行われる際の空気を予測した近未来小説ともいえます。

私は、本書自体はそれほど面白いとは思わなかった、
というよりも、すでに評論等で著者のような問題提起に数多く触れていて、
それほど目新しさを感じなかった、というのが正直な感想です。
特に連想させられたのが、芥川賞作家・辺見庸氏の言う「鵺のような全体主義」でした。

しかし、後に「魔王」がコミック化されて若い方の支持を受けていること、等、
若い方が本書をたたき台にして、政治参加についてなどを考えるようになるのなら、
ひとまず、本書には十分な意義があったのだと思います。 問題提起に意義がある。
青臭いとしても、陳腐だとしても、この作品に流れている姿勢がすごく好きだ。

「集団に流されるな、自分で考えろ。」

ムッソリーニの恋人のスカートが直せる人間・・は無理でも、直してあげたいなと思うくらいの人間に私もなりたいと思う。

個人的には、本屋大賞・このミス一位をとった「ゴールデンスランバー」より、この作品を評価したい。
青臭いといわれようが
前半は兄が主人公で、後半は弟の奥さんが主人公という設定の話で、珍しい話の展開だと思う。しかし、犬養という人間の存在が某元首相のようで、話し全体が薄っぺらく感じてしまう。そして読み終えたときに「え!、終わったの?」、起承転結でいうと「結」が何なのかと疑問に思うほど、何も残らない話でした。 何も残らない話

グラスホッパー (角川文庫)

[ 文庫 ]
グラスホッパー (角川文庫)

・伊坂 幸太郎
【角川書店】
発売日: 2007-06
参考価格: 620 円(税込)
販売価格: 620 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 47円〜
グラスホッパー (角川文庫)
伊坂 幸太郎
カスタマー平均評価:  3.5
本作は、鈴木・鯨・蝉という3人のアウトロー、
―鈴木は訳あって潜入し、あとの2人は生粋の「住民」として生きている―、
のエピソードが、次第に一つに収斂していく様子を描き、
その過程で、伏線とその回収、思わぬ展開などを織り交ぜ、最後にきれいに着地させる、
私には非常に技巧的に思えた作品でした。

描写も写実的、かつ上記のような物語の構造は、ちょっとしゃれた映画を思わせます。
また、表題の「グラスホッパー」は、おそらく、密集して凶暴化してしまうバッタに、
殺伐とした現代社会において、枠から外れてしまう人間を重ねているのでしょう。

ただし、私には、いずれの登場人物にも感情移入できなかったこと、
特に「鯨」氏のキャラクターやエピソードにどうもなじめなかったことから、
僭越ながら3点評価とさせていただきます…。
初めての伊坂作品
あまり道徳的な話ではありません。
命の尊厳とか、そういうことを考えたら、けっこう身も蓋もない話です。

一つの物語が、鈴木、鯨、蝉という三人の視点から交互に語られています。
結構強引な展開なのに、勢いがあるので引き込まれて一気に読んでしまいました。
善人が一人も出てこないという、ある意味潔い設定は、かえってすがすがしい印象すらあります。
でも、読書に癒しを求めるタイプの人には向かない本だと思いました。 とてつもない・・・?
軽快でスピード感溢れる文章。読んでいて快感ですが、芯に重いものがあります。楽しく読み終わった後で、作者のメッセージがしっかり伝わってきました。お勧めです。 軽快だが・・
伊坂幸太郎作品を初めて読んだが、作品に引き込まれるような感覚は無かった。
ストーリーよりも登場人物描写に力が入っている作品と感じたが、その登場人物達に魅力を感じない。『魅力』という単語を使うと私の趣向が大きく作用しているようだが『読ませる魅力』を感じない。要するに人物描写がうまくないと私は感じた。
たんたんと物語は進んでいき、なんとなく物語が終わる。
全体がぼんやりとしており、読み終わった後の感想を述べることが難しい。 内容が薄い。
 2004年に出た単行本の文庫化。多少のの加筆・修正がなされているらしい。
 本書は殺し合いの小説である。能力者バトルといっていいだろう。様々な「力」を持つ登場人物たちが死力を尽くして殺し合う。非常に現代的な小説であると感じた。
 とはいえ、独創性は間違いないし、結末の意外性と清涼感もなかなかのもの。力のある作家だ。
 暴力とか悪とかを正面から描ききり、しかも、どこか幻想的な雰囲気がある。不思議な小説であった。 能力者バトル

ゴールデンスランバー

[ ハードカバー ]
ゴールデンスランバー

・伊坂 幸太郎
【新潮社】
発売日: 2007-11-29
参考価格: 1,680 円(税込)
販売価格: 1,680 円(税込)
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中古価格: 1,086円〜
ゴールデンスランバー ※一部大型商品を除く
伊坂 幸太郎
カスタマー平均評価:  4
久し振りの「秀作」。ハリソン・フォードの『逃亡者』もそうだし、マット・デーモンの『ボーン・アイデンティティー』もそうだが、無実の男が罪をきせられ巨大組織に追われるという舞台設定は、それだけでも主人公に感情移入してしまい、助かってくれとの一念から手に汗握ってしまうものである。

ただ、マット・デーモン、ハリソンフォードに迫る魅力が主人公にはなかったな。ちょっと間の抜けた運送会社のお兄ちゃんを、何の葛藤もなく、大学時代のサークルの仲間や、連続殺人犯が身の危険を冒してまで助けてくれるのは出来すぎ。手に汗握らずに筋だけを追いかけてしまう。

「よくできました」みたいな軽妙洒脱な伏線は、伊坂ワールドの真骨頂で悪くはないのだが、大好きな作家なのでもう少し何かが欲しい。最近の伊坂作品は、政治の世界ばかり描いているが、彼らが利権だけで動いていることは周知の事実なのでつまらない。そろそろ違う世界を描いて欲しい。 「よくできました」賞あたりか?
タイトルがビートルズの名曲『ゴールデンスランバー』ときてますから音楽好きにはたまりませんね。作品の世界観も青春の哀愁漂う感じで『ゴールデンスランバー』の曲を聞きながら読むといい感じです。

内容も最近僕の興味がある政治とマスメディアの話だったので、とても面白く読むことができました。

フィクションですが今の世の中の問題点を浮き彫りにするようなリアルさがありました。

オススメです。 世の中の問題点を浮き彫りにするリアルさがある。
 先日発表された2008年本屋大賞に、ノミネート作品された伊坂幸太郎の最新作。今回こそ、大賞がとれるか注目ではあるけれど、これまでの大賞作品の傾向からすると、ちょっとちがうような、それでいてドンピシャのような。お得意の現実的でありながらどことなく寓話的な作風で、映画を観ているような心地よさ。今回は、JFKとビートルズをベースにおいて物語が進んでいく。そこがまた60年代好きとしてはとてもいい。

 仙台で新首相の凱旋パレードの中、教科書倉庫ビル方面から不振なラジコンヘリが近づき爆発。新首相は死亡。警察、そしてマスコミはこの暗殺事件をおいはじめる。すぐに容疑者が発表されるが、その彼は、かつてアイドルを悪漢から助け、時の人として報道されていた宅配ドライバーだった。その事件の少し前、大学時代の友人である森田と久々に会った青柳。そして森田は、「お前はオズワルドにされる」と口走るのであった。

 伊坂幸太郎らしいウィットに富む会話に魅力的な登場人物。出てくるキャラクターにそれぞれ個性があり、しかもかっこよい。ロックにこだわる先輩ドライバー、痴漢を許さない父、プロの花火師などなど。。ただし例外として警察とマスコミには顔がないという皮肉。学生時代のエピソードが面白くどことなく懐かしい。その何気ないエピソードに張り巡らされた伏線が次々と現在で解きほぐされていく感覚が気持ちよい。最初の伏線が最後のエピソードへとつながるとき、思わずニヤリである。そして20年後、森の声を聴いている彼は、彼なのかなぁ。。
JFKとビートルズをベースに。そこがまた60年代好きとしてはとてもいい。
本屋大賞受賞や映画化等の話題作なのでかなり期待して読みましたが、
個人的には微妙な内容でした。
主人公が少し好人物なだけで、これだけあちらこちらから助けが得られる
ものなのか?と疑問になり、すべての事柄があまりにもタイミング良く
主人公に有利に発生するので、途中から少しシラけました。
逃走の最終盤に市街地での花火のシーンは、読んでいて、それは無いだろ・・
と言うのが正直な感想です。
界雅人、竹内結子で映画化するらしいですが、リアリティのある小説でも
映像化すると、とても陳腐に見えることが多いですが、小説自体にあまり
リアリティがないものを映像化するとどのようになるのでしょうか? 映画化するらしいですが・・・・・
最後まで読んだ感想としては、
謎が謎のまま解明されず、釈然としないまま終わりました。

2010年に映画化されるそうです、
監督はアヒルと鴨のコインロッカーの映画の人なので期待しています。

が、しかし、自分はこのゴールデンスランバーのご都合主義な展開が
どうも好きになれません。

学生時代の友人が主人公を助けるのはいいと思いますが、
?かもしれないという理由で行動するのが理解できない。

主人公が、昔、空き地に置いてあった車が今は動くかもしれないから行ってみよう。

主人公の元カノが、昔、空き地に置いてあった車を主人公が使うかもしれないから、
バッテリーを交換しに行こう。

もう10年以上も経過しているのにそんなことを思うんですか?
動くかどうかも分らない車を空き地まで取りに行くのか、
主人公が来るかどうかもわからないのにバッテリーを持っていく元カノ…。

伊坂幸太郎の作品では時々、奇跡的な偶然が度々、発生するので突っ込む気も起きません。

あと、連続殺人犯のキルオ君もなぜか主人公を助けていて
それも偶然だそうです。

他にも偶然が多いので探してみると面白いかもしれません。 ただの逃走劇で終わってしまっては…



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 更新日 2010年1月6日   ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク