気体の性質を学習しましょう。        トップへ戻る 
・・・中学校1年生・・・気体にはどんな性質があるのでしょうか?

・・・気体は、決まった体積や形はありませんね。気体の体積は、温度や圧力で変わります。
分子と分子のすき間がせまいのが・・・固体や液体です。
気体・・・分子が空間を自由に飛び回っている様子を思い浮かべてください。

・気体の集め方? ・気体の作り方? ・酸素?
・二酸化炭素? ・窒素? ・水素?
・アンモニア? ・塩素? ・その他の気体?


・気体の集め方?
気体を集める方法は、大きくわけて3つあります。
気体の性質をうまく利用して、集めます。

水上置換(法)
水に溶けにくい気体を集める方法です。
・水素、酸素、二酸化炭素、アセチレン。

上方置換(法)
空気より軽い気体を集める方法です。
・アンモニア
下方置換(法)
空気より重く、水に溶けやすい気体を集める方法です。
・二酸化炭素、塩素、塩化水素。



・気体の作り方

酸素・・・二酸化マンガンに、うすい過酸化水素水をそそぐ。水の電気分解でもできます。
水素・・・亜鉛にうすい塩酸をそそぐ。水の電気分解でもできます。
二酸化炭素・・・石灰石にうすい塩酸をそそぐ。炭酸水素ナトリウムを熱して、分解するとできます。
アンモニア・・・アンモニア水を加熱する。塩化アンモニウムに水酸化カルシウムをまぜて、熱するとできます。
塩素・・・二酸化マンガンに濃い塩酸を加える。


・酸素?

酸素の性質・・・無色で無臭です。また、水に溶けにくいので、水上置換法で集めます。
火のついた線香を酸素に近づけると、炎を出して、はげしく燃えます。空気よりも重いです。
また、他の物質と化合して、酸化物をつくります。
・酸素が燃えるのではなくて、酸素は、物が燃えるのを助けているのですよ。
*酸素の作り方・・・二酸化マンガンに過酸化水素水をそそぐと、酸素をつくることができます。
二酸化マンガンは触媒として使います。
*触媒(しょくばい)・・・自分は化学変化をしないけど、ほかの物の化学変化の速さを変えるものです。

・二酸化炭素?

二酸化炭素の性質・・・無色、無臭の気体です。水に溶けやすく、溶けると、酸性の水溶液になります。
二酸化炭素が溶けている液に、BTB溶液をたらすと、黄色になります。
石灰水の中に二酸化炭素を入れると、白くにごります。
空気よりも重く、燃えにくいです。
・燃えにくいので、消化剤に使われることもあります。
*二酸化炭素の作り方・・・石灰石や貝がらなどにうすい塩酸を加えると、二酸化炭素が発生します。
また、炭酸水素ナトリウムを加熱すると、二酸化炭素が発生します。(中2で勉強しますよ。)
・木やろうそくやプロパンガスなどを燃焼させると、二酸化炭素が発生します。
(物の中に含まれている炭素が酸素と化合して、二酸化炭素となります)
*二酸化炭素の集め方・・・普通は下方置換法。水上置換法でも集めることができます。どれくらい集まったか、知りたい時に使いますよ。

・窒素?

窒素の性質・・・無色で無臭の気体です。燃えません。空気よりもやや軽く、水に溶けにくい性質です。
空気の中にたくさん含まれています。(約78%)
*窒素の作り方・・・液体空気を分留してつくります。(メモ:中学校では勉強しません)
*窒素の使い道・・・化学肥料などの原料として使われます。

・水素?

水素の性質・・・無色で無臭です。水にとけにくい。気体の中で一番軽いですよ。
・燃えると、水ができます。 (水素+酸素→水)
*水素の作り方・・・亜鉛にうすい塩酸を加えると、水素が発生します。  金属に酸の水溶液を加えると、発生します。
水を電気分解すると、水素をとりだすことができます。(+極には、酸素、−極には、水素が発生します。)
・水素はよく燃える性質があります。(酸素と水素が混じった気体に点火すると、爆発的に燃えます。)
*3年生の酸の勉強の実験で、水素を発生させて、火を近づけると、「ポン」という音がしましたね。
*1910年代、ドイツで大きな飛行船が作られました。「ツェッペリン号」といわれ、とてつもなくでかい飛行船でした。
船体の中の大部分が水素でした。水素は、気体の中で一番軽いので、空気中でも浮きますね。何度かヨーロッパやアメリカを往復しましたが、ある時、大爆発をおこし、大勢の人がなくなりました。水素はよく燃える性質があったからです。

・アンモニア?

アンモニアの性質・・・無色で、刺激臭のある気体です。空気よりも軽く、水に溶けやすい性質です。水に溶けた液をアンモニア水といいます。その液は、アルカリ性です。また、塩化水素と反応して、白い煙を出します。
*アンモニアの作り方・・・アンモニア水を加熱します。上方置換法で集めます。
塩化アンモニウムと水酸化カルシウムをまぜて、加熱すると、アンモニアが発生します。
*アンモニアの使い道・・・液体のアンモニアは、気体になるときに、まわりから、熱を大量にうばいます。ですから、冷蔵庫などの冷却などに利用されています。
また、化学肥料をつくるときの、原料になります。
*アンモニアは、空気よりも軽く、水に溶けやすいので、上方置換法で集めます。

・塩素?

塩素の性質・・・刺激臭のある気体です。黄緑色で、有毒です。水によく溶けます。
空気よりも重い気体です。
*塩素の作り方・・・食塩水を電気分解して塩素を取り出すことができます。また、塩酸を酸化してつくることもできます。(塩酸に二酸化マンガンを加えて、加熱します。)
*塩素の使い道・・・水道の水を消毒するのに使います。また、漂白剤や酸化剤にも使われます。


・その他の気体?

●その他にも様々な気体がありますので、簡単に紹介します。
一酸化炭素・・・有毒です。
二酸化硫黄・・・亜硫酸ガス、有毒で、燃えない気体です。水によくとけます。
二酸化窒素・・・刺激臭のある気体です。有毒で、燃えない気体です。
空気・・・・・・・主に、窒素や酸素の混合気体です。
ヘリウム・・・無色で臭いがありません。軽くて、燃えないのでも気球に使われます。
ネオン・・・無色で、臭いがありません。燃えない気体です。放電管の中にいれて、ネオンサインとして使われています。
メタン・・・無色で、臭いがありません。燃える気体です。燃料やメタノールの原料に使われています。
エタン・・・無色で臭いがありません。
など