| 就任のあいさつ |
![]() |
| 柴田 義朗 しばた よしろう (名古屋弁護士会) |
| 医療事故情報センターの設立当時、私には医療過誤事件の経験はほとんどありませんでした。知人もほとんどなく、経験不足もあって、常任理事に名を連ねていたものの、正直言って座りの悪い感じがしていました。それが、設立総会に全国から集まった会員の方々の医療過誤事件に対する情熱に触れ、新しく何かが生まれようとしている現場に立ち会っていることを実感しました。大変感動し、医療過誤事件をライフワークの一つにできたらとの思いを抱いたひとときでした。あれから10年余りが経過しました。医療事故訴訟の提訴数も増加し、勝訴率も上昇する傾向にあります。センターでの協力医紹介などの業務がこれに少しでも寄与しているとすれば、センターの業務に携わってきた者として感慨もひとしおです。 この度、加藤理事長が退任することとなり、私が理事長に就任することとなりました。カリスマ患者側弁護士の加藤前理事長に比べて軽量級の私に対しては、「力量不足ではないか」などとの会員のみなさんの声が聞こえてきそうです。私自身、責任の重さに不安を感じています。しかしながら、幸い嘱託弁護士の堀弁護士を初めとして優秀なスタッフに恵まれています。加藤前理事長も常任理事として留任されます。これまで築き上げてきたセンターとしての10年間の蓄積もあります。今後も、協力医を拡充するなどして、会員のみなさんのリクエストに円滑に応えていきたいと思っています。 センターの会員数は創立当初の111名が現在では500名を超える勢いです。患者側弁護士が少数でギルドを形成しノウハウを伝授していくことは、名人芸の訴訟活動を生み出しえるかもしれません。しかし、数多くの医療被害者の救済のためには、患者側弁護士のギルドでは弁護士の絶対数が不足します。センターの全ての会員にセンターの情報・ノウハウを開示し、医療過誤事件の困難さを多く弁護士が打破していければ、医療被害者の救済が広く図れるはずで、そのための体制作りに今後励みたいと思います。会員のみなさんのご支援をよろしくお願いします。 |
| 2001. 5.26 柴 田 義 朗 |

| 2001年5月26日理事会にて柴田義朗新理事長就任 |
ご意見・ご感想をお寄せください mmic001@mint.ocn.ne.jp