スペシャルオリンピックス文化プログラム
木彫り教室2008



第1回 平成20年4月12日



スペシャルオリンピックスへの参加理由、感想

出会い

 スペシャルオリンピックス(知的発達障害者アスリート)への木彫り教室の話を聞いたとき、ぜひ参加させて頂きたいと思いました。理由は一つの作品との出会いです。

 その作品との出会いは私が中学一年生の時です。

 私が中学一年生の時、親から離れて病院、病棟生活をしながら一年間養護学校に通いました。その学校、病棟生活は私を大きく変えてくれました。

 私が木彫の道に進んだきっかけは、養護学校の美術の先生がかいた油絵の作品との出会いです。

 その作品は親が子をぎゅっと抱く力強く、また寂しげな姿の絵です。その作品を見た時、私の体の中に何かが走り「あっ」と感じるものがありました。入院と同時に家族と離ればなれの生活を送らなければならず、その別れの日泣きながら家に帰って行った寂しげな母の姿と、先生の作品の中の親の姿が重なったのです。その作品を見るたびに家族のことを思い出しました。忘れられない作品となりました。私も何か表現したいと強く感じました。

 月日がたつうちに、さまざまな人、作品との出会いがあり、木彫刻の世界があることを知り、この世界に飛び込みました。

 私が作品を見て衝撃を受けたように、一人でもいいから見てくださる人に、勇気や、やすらぎ、笑みなど感じて頂けたらいいなぁと思い、作品づくりがんばっています。

 私が受けた衝撃のように、アスリートの方たちにも何か感じていただければ嬉しいなぁと思いました。木彫り教室がそのきっかけとなってくれればと思い参加しました。

 参加させて頂いた感想は、自ら図案を考え自分らしさを表現する方もいました。“自分らしさ”は一番大切だと思います。そこを軸にアドバイスしていけたらいいと思います。

 自分もアスリートの方と一緒に勉強していけたらいいなぁと思っています。
                                    
                   木彫展 Do it 実行委員会実行委員  木彫刻師 野中願児




「スペシャルオリンピックスに参加して」

 今回、講師として知的障害の子供たちに彫刻を教えるという貴重な経験をさせていただきました。何ぶん、世界初の試みということで少し緊張しました。

指導といっても怪我をしないように彫刻刀の使い方を教えるのがメインでした。

 まず初めに感じたことは、みなさん非常に素直でわりとこちらの思う通りに作業をしてくれているなということでした。ほとんどの子供が彫刻に集中して、ほかの事に気をとられずに彫り進めてくれたのには正直驚きました。

 ただ、あまり口出しすると子供たちに嫌な思いをさせることになるし、繰り返して言わないと怪我をしてしまうことになるので、そのあたりのバランスが難しいところでした。

 教材に関しては、予定の時間よりも早く終わったので、今後はもう少し難しいものに挑戦させてあげれば本人のためにもなりそうな気がしました。ただ、彫刻刀の本数が増えると怪我の恐れもあるので、講師の指導がより重要になるとは思います。

 今回の参加を通して思ったことは、日ごろ当たり前にしていることを、いざ教えるとなると上手く伝えられなかったりしたので、今後はもう少し自分なりに工夫をしていくことと、子供たちに関しては、ただ指導するだけではなくて、その子の長所を見つけて個々にあったことをさせてあげられればなと思いました。                                      
                                           木彫刻師 山下継浩


木彫刻に触れる時間

 今回六人の子供達とそのご両親にお盆やコースター、キーホルダーを使い線彫りに挑戦していただきました。

 知的発達障害者の方々に教える事は初めての経験で何をどうしたら良いかとても不安でした。しかし予想以上に彫刻刀を使いこなしあっと言う間に彫り終わってしまいました。健常者の方々よりももしかすると素晴らしい作品を作り上げるのではないかと思うほどでした。

 中には初めて彫刻刀を使う子供もいてなかなか苦戦をしていましたが徐々に彫るコツをつかんだのかキーホルダーやコースターを何個も彫り「見て!こんなにできたよ!」と両手いっぱいに抱えて笑顔で見せてくれました。

 その時、本当に彫刻を仕事にしていて良かったなと胸が暑くなりました。

 残り3回のプログラムですが一人でも多くより彫刻の楽しさや素晴らしさを感じていただけたらと思います。

                 木彫展 Do it 実行委員会 副会長 紺野p慶



スペシャルオリンピックスアスリートの皆さんとの木彫り教室を経て!


昨年11月に初めて知的障害者への木彫り教室を経験し、私は今回、2回目となる教室でした。

前回の参加者もいましたが、今回初参加の方々もいましたので、前回同様、基本的な刃物の使い方から入りましたが、最初はちょっと危うい手つきでしたが、皆さん習得が本当に早く、器用に彫刻刀を走らすようになるまでにさほど時間はかからず、中には5個以上の教材に彫りをした方もいらっしゃいました。

私達としましても、全4回のプログラムの中、どの様な作品がご指導していけるのかと想像がつかないまま1回目を行いましたが、次からはかなり高度な彫刻に挑戦頂けると確信いたしました。

次回は花のパネルを中心にご指導していくことになりました。

最後にこの教室を通しまして、御協力頂きました多くの方々と私達の指導者を真剣に受け入れて頂きました受講者の方々に心より御礼申し上げます。

次回もより頑張って参りますので、どうぞ宜しくお願いいたします。

                                木彫展 Do it 実行委員会 会長 関 p雲


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