<目次>

平城宮について
   2002.3.31

木簡、遺物、遺構
   2002.3.31

世界遺産に登録 
   2002.3.31   

京奈和自動車道
    2006.3.7


文化庁交渉2009.3.5

世界遺産登録十周年シンポジウム 2008.12.6

第7回世界遺産・平城宮(京)を守るつどい
      2006.10.4

環境影響評価準備書に対する意見
   2006.9.30


守る会活動記録
      2006.9.30

問題だらけの環境影
響評価「方法書」に対
する知事意見
       2005.6.16


「守る会」が国道24号線奈良市内の渋滞調査
     2005.6.16


不確定な予測で
地下トンネル建設を
決定してはならない
    2002.5.25

あなたの力を
    貸して!

最近の動き
文化財検討委員会の提言についての声明
  2002.8.31

お知らせ 
  2002.6.7


資料 
 シンポの意義
        2002.4


 高速道路 2002.6

 地質について 2002.6

 歴史の証人 2002.6

 大気汚染 2002.6

みんなの広場

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 3月5日(木)午後1時30分から、約1時間30分、下記の要望について文化庁と会見しました。出席者は、文化財部記念物課の専門職山名和也氏、同課長補佐柿沢雄二氏、、同課長補佐田中基久氏の3人、「平城京を守る会」は浜田博生代表委員、小井修一事務局長、十菱駿武「文全協」代表委員、花田奈良世界遺産市民ネットワーク世話人でした。要望書と文化庁の回答・見解は( )内・太字で下記の通りです。



文化庁長官 青木 保 様
                                    2009年3月5日
                要 望 書

                    高速道路から世界遺産・平城京を守る会
                                 事務局長 小井修一

@ 京奈和自動車道・大和北道路は08年3月18日に都市計画決定されましたが、道路建設費は12.4kmで約3100億円を必要としており、そのうち地下トンネル 4.5kmで約1.500億円を占めるといわれています。
 都市計画決定以後、08年5月に道路特定財源の一般財源化が閣議決定されるという大きな情勢変化が起こり、道路建設においても、わざわざ奈良市内を通す為に1500億円も無駄遣いすることが許されない状況となっています。 また
  ○ 多額の建設費のため、完成は20年後。
  ○ 都市計画決定後、国土交通省が交通量及び費用便益計算の過大を認め、大幅修正を行った。
  ○ その結果、20年後の交通量予測は、約3割減という試算もある。
 以上のことから、地下トンネルの必要性そのものが疑問視されるにいたることは必定です。
 あわせて、地下トンネル建設による地下水位低下防止が保障されない現状では、世界遺産平城宮跡の危機が依然として消えていません。
  さらに、奈良市は市内における地下水汲み上げ禁止の条例を持たない為、地下水低下が心配されます。
 以上から、文化庁として高速道路大和北道路の都市計画決定が終わったから道路建設を進めるという立場ではなく、世界遺産平城宮跡を守る文化庁としての立場から、平城宮跡直近の地下トンネ
ル建設回避の立場で指導を強められたい。
(国土交通省とは折衝を重ねており、基本的に文化財を守る立場である。現地での住民の皆さんの意見がどうなのかお聞きしたい。―それぞれ意見発言)

A 第32回世界遺産委員会の決議の中で、決議前文のいわゆる報告の中で、「現在の保存問題、 a)大和北道路について、の第2パラグラフに「また、環境影響評価書最終版によって、大和北道路として西九条佐保ルートを選択したことを確認しています。このルートは、世界遺産のコア・エリアの外側を地下トンネルで通るものであり、全長約1.5Km、バッファゾーンの外部(または境界線)に沿って通るものです。」 と記述しています。この文書及び、peripheryの和訳について、の見解をお聞きします。
 また、第31回世界遺産委員会決議による日本政府の報告書の中で、大和北道路と平城遷都1300年記念事業の施工に当たり、文化庁として共に世界遺産平城宮跡への影響なしとの「文書」を提出されていますが、その具体的な根拠を明らかにしてください。
 (peripheryという言葉は、外国での経験から円内のへりに近い部分を指しているときにも使われており、へりの外側という概念ではないと思われる。ボッカルデイ氏がトンネル出入り口がバッファゾーンの外側と言ったのは、勘違いしているのではないかと思う。)(国土交通省で各種の検討委員会が作られており、結果を文化庁として認めた)

B 世界遺産平城宮跡の国営公園について、文化庁の基本的な考え方と具体的な管理方式、管理権、国土交通省との関係などについて明らかにして下さい。
 (国営公園化について日常的にやり取りしている。国営公園内の文化財は、文化財保護法118条第1項の適用になる。文化財について変更する場合は同意が必要であり、文化審議会に諮問し検討して答申してもらうので、文化庁の管理は従来どうりである。具体的な公園化についての方針は、H20年5月13日、特別史跡平城宮跡保存整備基本構想推進計画「文化庁」、H12年12月、国営飛鳥・平城宮跡歴史公園平城宮跡区域基本計画「国土交通省」で明らかにしている。)

C 世界遺産平城宮跡の国営公園化に伴い、国土交通省は一般県道谷田奈良線の移転を北側の松林苑内に計画しています。また、奈良県知事は平城京を横断している近鉄線の地下化を提唱するなど、国営公園化について、ノウハウの持たない現業官庁に計画を任せる危険性が指摘されています。
国営公園化については、文化庁の強力な管理指導をお願いすると同時に、早急に松林苑保存についての確定調査を行うよう要望します。
(松林苑は重要である。民家があって調査が進んでいないが奈良県に調査をお願いしている。)

D 第32回世界遺産委員会決議による、日本政府の世界遺産委員会への報告書が2月1日までに提出されていると思いますのでその写しをいただきたく、お願いします。
(英文の報告書を提供)
                                          以上

 事後の感想

 今回は従来に無かった地元の皆さんの道路建設等に対する意見をお聞かせくださいとの文化庁にたいし、以下の事について詳細に説明した。
  奈良の世界遺産・文化財を守るために、平城京跡内に高速道路を通さないでください署名は5万1千筆を国交省大臣、県知事、市長に提出した。
  県民、住民に高速道路のルートや、大和北道路12.4kmに3100億円も投入し、その約3割が地元負担である事も報道されず、1日交通量2.8万台のところに8車線の道路も知らされていない。
  月に2〜3回の歴史講座に1回に100〜150人のファンが結集している。
  京都市内の開発に比べ、奈良の歴史的景観は訪れる人の心を捉えている、それが高速道路建設で破壊される。
  世界遺産・特別史跡の国営公園化について、文化財についてノウハウを持たない国交省に管理を任せる事に強い危機感がある。  
  国営公園化についての国交省の道路移転計画は松林苑の中であり、世界遺産平城宮跡のバッファゾーンである。この場所に道路の新設は許されないこと。
  その他