一般的に、医師にまず求められるのは、正確な診断と適切な治療ですが、整形外科においては、具体例をあげますと、腰痛の原因がヘルニアなのかどうか、投薬、リハビリ、注射などの保存的治療でよくならない場合いつ手術に踏みきるのか、どういう術式を選択するのか、また、関節に水がたまっている場合、リウマチなのか、軟骨がすり減ってきているのか、痛風か、判断し治療方法を決めなければなりません。
手指、手首の骨折、小児の肘の骨折などは、骨折のなかでも注意深い診断、経過観察、適切なリハビリが必要で、専門医が適切な固定期間、固定方法、手術適応を決定しないと後遺症が大きくなります。
したがって、われわれ開業医は、症状が出て早期に診察することが多いので、なおさら注意深く診療しなければならないわけです。
手術を要する患者さんや診断が困難な特殊な症例は、その分野を専門とされる先生に時期を逸せずに紹介することも重要なわれわれの役割です。