小学校/国語/3年/作文/

「500円玉をかせごう」で一文を短く

                                                     TOSS SANJO 齋藤 一子

「『。』一個500円です。500円玉をかせごう。」という指示で一文が短くなります。

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これから、作文を読みます。上手かどうかあとで聞きますから、よく聞いていましょう。

「ひまわりのたねまき」という自作の作文を読む。
理科の時間にやった「たねまき」の様子を「〜て、〜て、〜て、〜た。」(全体が一文)で書いたものである。

今の作文は上手か、上手でないか。どちらかに手を挙げなさい。

上手・・・10人、 上手ではない・・・27人。

理由を発表しましょう。

上手・・・A「順序よく書いてある。」
     B「くわしく書いてある。」
上手ではない・・・C「もっと詳しく書ける」
           D「て、・・て、・・て、って続いていてよく分からなくなる」
※教師は読み聞かせたのであるが、種まきという作文の内容が、前の時間にやったことなので、どの子も鮮明に覚えていた。
 自分たちの事実と作文との照応がやりやすかったと言える。

l理由がちゃんと言えて立派です。とくにDさんはよく聞いていました。さっきの作文には「。」がたった一つしかなかったのです。

「ええっ」と声を出す子がいたほど、子どもたちは驚いていた。

上手な作文は、「。」がたくさんあります。「。」一つ500円の価値があります。「。」二つで1000円。
「。」三つで1500円です。「。」が多い、値段の高い作文を書きましょう。

原稿用紙を配る。

題は「ひまわりのたねまき」です。題名と名前を書いたら、書き始めなさい。

「よーし。」とすぐ書き始める子がいる。たねまきはしたばかり、例文もさっき聞いている。
が、書き始めない子が4,5人いる。

そこで1分後、

鉛筆を置きなさい。さっと書いた人がいますね。一文だけ読んでもらいます。

5人ほど指名して読ませた。
「今日、ひまわりのたねまきをした。」
「ひまわりのたねをうえた。」

みんな短くて、いいです。「。」がたくさんできそうです。
「。」一つつけた人。二つの人。もう三つつけた人。すごい。
では、続けて書きましょう。

これで、全員書き始められた。

15分後、そろそろ「もう書けない」と言う子が出始める。
そこで、

今の一文を書き終わったら、鉛筆を置きなさい。
隣の人と交換します。隣の人がどんな風に書いているか、読みましょう。自分が書いていない文がありましたか。
赤鉛筆を持ちなさい。隣の人の作文の「。」を赤く塗ってあげます。
塗り終わったら、お隣に返します。
自分のがもどったら、「。」の数を数えます。・・・・・・・・・・「。」が一個500円の人。2個1000円の人。3個1500円の人。・・・・・・・・

手を挙げさせる。

すごいですね。もう10個5000円を超した人がいました。
まだかけそうですか。

「まだ書ける。」と言う子と、「もう最後までいっちゃった。」と言う子がいた。

たねまき終わっちゃった人は、ひまわりの未来を想像するといいですね。
「一週間たったら、芽がでると思う。」「夏には、きっとぼくの背を越すだろう。」とか。

続きを書かせ、終わったら持ってくるようにした。
持ってきた子の「。」数を見て、「すごい。6500円!」「うわあ、たくさんかけたね。」とほめた。

クラスの「。」の数は、以下の通りである。
6文・・・1人   11文・・・1人   20文・・・1人    26文・・・2人
7文・・・1人   13文・・・2人   22文・・・1人    27文・・・1人
8文・・・2人   14文・・・2人   23文・・・1人    30文・・・1人
9文・・・6人   16文・・・3人   25文・・・2人    39文・・・1人

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参考文献・先行実践

 『論理的思考』宇佐美寛著 メヂカルフレンド社 1989年
 『作文の論理』宇佐美寛著 東信堂 1998年
 『評論文は誰でも書ける』冨山一美著 明治図書 1998年
 学級通信『はじめの一歩』 田代勝巳著 (非売品)
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