非正規労働者が就業者の3分の1にもなり、自殺者が毎年3万人をこえ、格差と貧困が拡大しています。「地方分権」の名のもとに、憲法第25条が謳っている「生存権」の保障を切り捨てようとする政策が推し進められています。その意味で、〈生存権の保障〉は重要な闘いになっています。そういう情勢のなかで、「ベーシックインカム」論議がしだいに盛んになってきました。このカタカナ言葉よりも、〈生存権所得〉と表現したほうが、憲法第25条との繋がりが明示できます。人間は生まれたら生存する権理があるという思想は、19世紀後半のアントン・メンガーいらい明確に主張されてきました。また、第25条と言えば、朝日茂さんを原告とする朝日訴訟いらい今も「第二の朝日訴訟」の闘いが続いています。
 そこで、私たちは生存権フォーラムを創り、この考え方を拡げる活動に取り組むことを考えました。もとより小さな私たちにできることは限られていますが、研究会やホームページ
(※当頁は本サイト運営前のプレ頁です)を通じて活動するつもりです。
 是非とも参加・協力をお願いします。   2010年12月18日

生存権から新しい社会へ  事務局長 高橋 聡
 「生存権」を考えることは、現代の抱えるワーキングプアや失業における人権問題に直接的に対応しようとすることであり、わが憲法25条の形骸化に抗してその実現を求める闘いです。しかしそれだけに止まらず、この社会のあるべき姿を「法の下の平等」を軸にして社会の構成原理から問い直すことでもあります。
 私たちが「ベーシックインカム=生存権所得」を提議しているのはその一環です。これは単なるセイフティーネットであることを超えて、高度に自治的な社会、強力で安定した経済、労働強制なき選択の自由を実現する鍵になるものです。
 また、生存権の議論は平和の問題にかかわりそれに基礎を与えるものでもあります。
 フォーラムはイデオロギーの違いを超えた多様な人々の参加を求めて交流と討論を深め、危機の時代を乗り越えて新しい社会の扉を開く力になっていきたいと思います。

生存権フォーラム通信No.1  2011.6.1
生存権フォーラム通信No.2  2012.3.1
 生存権フォーラムは昨年5月につづき、京都で研究会を開きます
 高橋事務局長が市民連帯で報告
 2月11日、川崎市中原市民館で開かれた市民連帯神奈川懇話会で生存権フォーラム事務局長の高橋聡さんが「ベーシックインカムの思想史」をテーマに報告しました。
 二人の研究者が「生存権所得」に言及
  山森亮編著『労働と生存権』(大月書店、2012年)
  山森亮論文「東日本大震災と所得保障の必要性」
(『大原社会問題研究所雑誌』(第634号=  2011年8月)
  小野一著作『現代ドイツ政党政治の変容』
(吉田書店)で言及されている。


生存権フォーラム第4回研究会
報告 山森 亮さん(同志社大学教員)
ベーシックインカム論の広がり
日時 2012年
5月6日(日)午後1時〜  会場 アスニー山科 研修室2(京都市山科区、ラクト山科)
参加費 700円




生存権フォーラム第2回研究会 京都セミナー 案内はこちら
報告 出口俊一さん(兵庫県震災復興研究センター事務局長)
自然災害被害者の権利と生存権
日時 2011年
5月8日(日)午後1時30分〜5時  会場 キャンパスプラザ京都2階ホール  参加費 700円

2011年の公開研究会

第1回研究会(東京)
  2011年2月27日(日)午後2時
  テーマ:憲法第25条と森戸辰男
  報告者:村岡 到(『プランB』編集長)
  コメント:朝日健二(朝日訴訟の会理事)
  会場:文京区民センター
第2回研究会(京都)
  2011年5月
  テーマ:自然災害被災者の権利と憲法第25条
  報告者:出口俊一
  (兵庫県震災復興研究センター事務局長)
  会場:キャンパスプラザ京都2階ホール
第3回研究会(長野県・中川村) 合宿
  2011年8月27日(土)〜28日(日)
  第1日:村岡到編『ベーシックインカムの可能性』合評
       論文を収録の村岡到、曽我逸郎、高橋聡が出席します。
   夕方:懇親会
  第2日:報告:ベーシックインカム論の現状 小沢修司さん
       報告者の小沢さんは、ベーシックインカム論の第一人者の経済学者です。
       京都での第2回研究会でも、積極的に発言されました。
他にも企画を思案中です。

事務局長 高橋 聡 群馬、労働者
呼びかけ人 相沢一正 茨城、東海村村議
河上 清 京都、『労働通信』編集部
佐藤三郎 兵庫、元教職員護憲ひょうごネット代表
繁田哲夫 大阪、『労働通信』編集部
曽我逸郎 長野、中川村村長
田中雄三 京都、龍谷大学名誉教授
出口俊一 兵庫県震災復興研究センター事務局長
原田伊三郎 神奈川、小選挙区制廃止をめざす連絡会副代表
平岡 厚 東京、杏林大学准教授
村岡 到 東京、『プランB』編集長
吉田万三 東京、元足立区長
生存権フォーラム
目的:生存権保障の考え方を拡げる。
活動:年に4回ほど研究会を開く。東京中心ではなく、各地での活動に軸を置く。
構成:会長(当面は空席)、事務局長を置く(2月の会議で決める)。
会費:年に2000円
郵便振替:00100-5-763660 生存権フォーラム
〒113-0033 東京都文京区本郷2-6-11-301電話 03-5840-8525
交流団体:NPO法人 日本針路研究所
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