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マルチ・スピーカー・システム

スピーカーシステム全景

 マルチ・アンプ駆動式SPシステム全景。クロス・オーバーは2400Hzと230Hzで-6dB/octの3ウエイ構成とした。(クロス・オーバー周波数の記載ミスを訂正しました)

 高音はハイル・ドライバー,中音は20cmコーン型,低音は床下にコンクリート・ホーンを埋設している。当初はオール・ホーンを計画したが,ミッドバス・ホーンの位相の遅れが気になりだし,この数年は現在の形に落ち着いている。低音はコーン・ウーハーのfo共振の音よりも遙かに爽やかな低音を奏でている。

 位相回転の多いLP再生に於いてはホーンの音色に魅力を感じたが,CD再生ではスピード感はあっても立体音場再現には問題を感じるところである。現在気持ちはユニ・ウエーブに傾きつつある。

中音用スピーカー

 JBL2118Hのダンパーの大部分を切り抜き,エッジは手もみ和紙に交換している。このユニットはSR用で,高能率は良いが,ロングボイスコイル,エッジ,ダンパーは堅くそのままではオーディオ用には適さない。このユニットには満足していないが,そこそこの音には仕上ている。そのうちこのユニットでMFB化に取り組む予定だ。

 スピーカー・ボックスはコンクリート製で,ユニットのマグネット部をコンクリート支柱に固定している。フレームはバッフルに締め付けない方が伸びやかな音になる。振動の反射がなくなるためであろうか。ボックス容積は約25リットルで重さ80kgである。

低音用ホーン開口部

 ひょんな事から夢の低音用ドライバーを手に入れ,私の我楽多部屋に低音ホーンを埋設することになった。当然工事は自力の日曜大工である。床下を掘り下げ,型を作りコンクリートを流し込む,必死の思いで作り上げた低音コンクリート・ホーンである。工事には延べ3週間を要した。(夜中に部屋の床下を掘っていて家族にヒンシュクを買ったことも有ったっけ・・・。)

 fcは約25Hzでホーンロードは約6mある。35Hzくらいから十分に再生でき結構きれいな中音も出るが,スコーカーと重なる帯域で位相のズレが気になるので,屈曲部にフェルトを置き高い音を吸音している。開口部は天板の角度を変え,音を調節できるようにした。ホーン開口部はまだ完成していない。

 低音ホーンは位相の点では満足できないが,コーン・ウーハーよりも軽々と風のような低音が出るところが良い。そのうちfo共振をつぶしたMFBコーンウーハーと比べてみたいと思っている。

低音用ドライバー高音用ハイル・ドライバー

 これが夢にまで見た低音用ドライバー(YL D1250)だ。床下に埋設しているので外側は錆に出でいるが,オーバーホール済みで程度は良い。買ってみればただの鉄のか固まりとも言えるのだが・・・。やはりオーディオは幻想(妄想)のかたまりなのだと思う。

 高音用はハイル・ドライバー(ESS HS500)で,カーテンののような振動板を伸縮振動させ、前・後面から同じ音圧を放射する。リスニング・ポイントが前後に存在する面白いスピーカーだ。

 いずれも高知音波研究所の山本勲さんから中古品を購入した。山本さんは現在オーディオセットを組み込んだ改造バスで全国縦断オーディオ武者修行中である(掾@090-3183-0845)。


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