自給自足生活その1>>>お野菜編

うちでは葡萄園の余った土地を耕して、畑にしています。(畑の画像
冬野菜では、大根、ニンジン、白菜、チンゲンサイ、高菜、ほうれん草、サニーレタス
などを無農薬で作っています。
これは、比較的冬に葡萄園の作業が少ないこともありますし、
生活の足しとして家計を助けることにもなっています。
自分で作ったものを自分で食べるというのも喜びがあります。

さて、みなさん、この「無農薬」というのをどうお考えですか?
わたしは生産者と、小売店と、消費者のあいだには意識の差があるんじゃないかと思っています。

野菜に虫食いがあるから無農薬野菜?
虫食いがなくてきれいな野菜には農薬がたくさんかかってる?

わたしはお野菜作りは専門ではないから、はっきりとはいえないけど、
必ずしもそうではないんじゃないかと思います。

例えばここにチンゲンサイがあります。これは見た通り虫食いがたくさんありますね。
いかにも「無農薬野菜」って感じでしょう?

ちんげんさい
では、こちらはどうでしょう?高菜(たかな)です。きれいですよね。
でもこれも無農薬なんですよ。

たかな2

しかし、これも同じ畑にある高菜です。
こちらは虫食いだらけです。

たかな1
 

どうしてちがうんでしょう?あなたは何が違うと思いますか?

じつは、上の高菜はちゃんと苗のときに植え替えて育てたもので、
下の高菜は苗があまったものをそのままにしていたものです。
上は環境が良く、育ちが順調だったため、虫がつきにくかったわけで、
下は密植状態で、育ちが悪く、外敵に対し抵抗力がなかったことになります。

では、なぜチンゲンサイには虫がついてるのか?

これは育てる時期にも問題があるでしょう。
気候的にその野菜にあっていたのか、
その野菜につく虫が発生しやすい時期だったのか、ということです。
当然、上の画像はすべて虫取りの作業はある程度しています。
なにもせず、きれいな野菜は出来ませんからね。

これは一例に過ぎず、これですべてを判断することは出来ませんが、
あなたの考える材料にして欲しいのです。

このように、適期に適量の栽培を行えば無農薬野菜はできます。
でも、それは現代の生活の中においてはあまりにも現実とは賭け離れていると思いませんか?

採算が合うようにと、数倍もの値段をつけた野菜を買う人がおおぜいいるでしょうか?
また、手入れを少し省いて作った虫食いだらけの野菜を買う人がいるでしょうか?
買った野菜に虫がついていたら、あなたは怒りませんか?
季節の野菜以外が手に入らなかったら、あなたはそれで我慢が出来ますか?

きれいで、安全で、安いものが1年中たくさん供給できれば、それがいちばんです。
しかし、生産者の生活や、市場のニーズ、消費者のニーズ、
色々な要因によって作物は生産されています。
人間の食生活という巨大な市場の中で、皆が翻弄されているのかも知れません。
ただ、生活の糧を得るための食料生産と、自給自足のための食料生産とでは
なぜやりかたを変えなければならないかを考える必要があると思います。

うちでは、たまーに、お味噌汁に青虫がうかんでいることもあります。
お漬物の中に挟まっていることもあります。そういうときは、虫を除けて食べます。
あなたには、それができますか?

でもそれは、単純に農薬がかかってるより、かかってないほうがいいだろうという
漠然とした気持ちでそうしているだけで、残留農薬の濃度がどうとか、
その成分がどんな害をもたらすのかという科学的な根拠は何もありません。
私たちは学者ではないのですから。
なかには水で流しただけで落ちるものもあるでしょうし、落ちないものもあるでしょう。

そういう事を考えながら、食べ物を選んでいくと、
世の中が少しづつ変わっていくんじゃないかな、と、わたしは思っているのです。
たとえて言うなら、まっすぐなキュウリも、曲がったキュウリも同じように売られる時が来たらいいなと。
生産者であると同時に、消費者でもある私たちも、日々考えつづけています。

みなさんは、どう思いますか?

その他のうちで作っている野菜の画像です。それぞれ出来の違いが分かると思います。

 白 菜  ニンジン  ほうれん草  サニーレタス 
 

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