知的体験のおもしろさ !!


グァバの実


(1) エコツアーガイド」とは ?


ゴヨウマツ
 
知なる自然や文化を持った屋久島への旅。より楽しく、より有意義な旅にしたいですね!
世界自然遺産の屋久島には、驚異的な素晴らしい自然と、人々の文化があります。島の「名所めぐり」の旅でも一般的な屋久島を見ることはできますが、島の本当の素晴らしさを知ることはできません。
 なさんはTVや写真で「縄文杉」を見たことがあるでしょう。
では、縄文杉はなぜあんな形になったのでしょうか?何時、どのようにして発見されたのでしょう?樹齢はほんとに7200年?なぜそんなに長生きできるの?
着生植物の種類は?どうして着生するの?枯れないの?保護は大丈夫?縄文時代の森は?〜etc
 れば知るほど森の見方も感動も違います。私たちのエコツアーは屋久島の自然から歴史、人々の暮らしまで、書籍やTVで得られない情報を、より解りやすく提供し、皆様に直接実感・体感して頂きます。
「行った事がある」旅から「屋久島を知っている」旅へ。驚きだけでなく、自然と解け合う感動の旅へ。魅惑の自然探訪の世界へ。単なる観光ではもったいないと思いませんか?

(2) 何が「エコツアー」なのか ?

 
 
本で「エコツアー」または「エコツーリズム」と言う言葉が使われだして15年にもなり、随分と定着したように思いますが、まだまだ観光地がエコツーリズム観光を提供しきれないのです。特に不況の昨今、安くて盛りだくさんの、行った証拠写真撮りの旅行がほとんどです。
「エコツアー」のエコとは環境のこと。直訳すると「環境旅行」となります。
「環境」とは単に自然環境だけでなく、人間社会の文化、文明を含めた広い意味の「人間環境」のことです。つまり、「人間環境を学び・体験する旅行」と言えます。
 のような体験旅行が基本ですから、当然、「少人数の同じ目的を持った人達」の旅行となります。いわゆるこれまで主流であったマスツアー(団体ツアー)は対象となりません。
旅行会社によっては、その旅行が団体で、バスで見て回るだけの旅行であっても、緑豊かな土地へ行くのであれば、あるいは良いも悪いもガイドを着けてのツアーであれば、「エコツアー」と呼んだりします。旅行会社のセット旅行の場合など内容がどうなのかしっかり確かめて参加しましょう。
 「見て回る」旅行から、「じっくりと体験する」旅行へと時代は変わりつつあります。
これまで観光は娯楽の一部でした。今でも、これからも娯楽の一部であることに変わりはないのですが、単なる見た目の楽しみだけでなく、より知的に、より深く、より高度に学習・体験することで、より知的な感動・体験を味わって欲しいのです。
 単なる森が、「生き物の森」、「感動の森」、「不思議な森」として見えてきます。
21世紀は「地球環境の世紀」です。21世紀を生きるためには、まず本来の自然とはどんなものか知る必要があります。本物を知らずして理想は語れません。


(3) 屋久島のエコツアーとは 

◆◆◆ 本当の屋久島、本物の自然を知って頂きたい ◆◆◆

 本のエコツアーがまだ定着できないのと同様、屋久島のエコツアーもまだ定着できないでいるのです。その為に本格的エコツアーとまでは至りませんが、内容的にはかなり充実、安定してきています。
が、一方で自由勝手なガイドも多くなってきています。

今、屋久島で行われている私共のエコツアーは「自然観察会」の延長線上と言えましょう。
自然に直接触れ、知的に学び、本物の自然を知ることができます。ほんものの原生の自然、屋久島の森が語る人と森の歴史、生態系の不思議など、屋久島の自然をより深く知ることができます。
 しかし、農家や漁師・山師が、自然と向き合って暮らしてきた「自然との生き方」まで体験することはできません。人にとって自然の素晴らしい面だけでなく、命を懸けた厳しい自然との闘いの局面があってこそ、「自然との共生」が語れるのです。
でも、そこまでの本格的エコツアーを計画しても、まだまだエコツアーが理解されておらず参加者も少ない、というのが現状でしょう。近い将来、ぜひ実現させたいですね。
 屋久島でも02年から「屋久島エコツーリズム支援会議」が立ち上げられ、島のエコツーリズムについて検討を始めました。03年10月には「屋久島エコツーリズムの推進のための指針及び提案等」という冊子にまとめ、同月に行われた屋久島世界自然遺産登録10周年のイベントでも、屋久島の観光をエコツーリズムの方針で進められることが確認されました。
現在、町行政が中心となって「屋久島エコツーリズム推進協議会」を設立し、ガイドのレベル向上を目指す登録・認定制度と里地でのエコツアープログラムの開発を進めていますが、平成22年の今日、まだ何もできていないのです。

◆◆◆  ガイドをしっかり選びましょう ◆◆◆
お客様との1ショット
 
記ようにまだまだのエコツアーであり、いろいろな問題は残るものの、屋久島でエコツアーが始まってから15年以上にもなり、ベテランのガイドも多く、新しい旅行形態としての屋久島のエコツアーは、概ね参加されたお客様に好評を頂いておりますが、近年エコツアーの利用者が減少しております。「ガイドを頼んでも何の収穫もなかった」という声が増え始めています。
 かげさまで私どもののエコツアーでは、島の自然が良く理解できた、初めてエコツアーに参加して色んな多くのことを学ぶことができた、自然を見る目が変わったなどなど好評です。でも、観光協会には色々のクレームが届いていると聞きます。協会もクレームのガイドには指導しているのですが・・・・。
 久島に150人以上いると言われるガイドは、プロからアルバイト、あるいは見習いと様々ですので、総て同程度のレベルとは言えません。
また、屋久島なりの資格制度や認定制度なども未だにまだありません。誰がプロで誰がアマチュアか、誰がアルバイトか、お客様には見分けることが出来ません。
インターネットで探し、ホームページから申し込むお客様は、ガイドの略歴などである程度判断が可能ですが、旅行会社での申し込みではどんなガイドが案内するのか、ガイド内容はどうなのかわかりません。
 ガイドによって専門分野やガイドの仕方など、それぞれに異なりますので、お客さんの目的にあったガイドを選ぶことが肝要でしょう。でも、ほんとに見分けるのが大変ですね。
 まだ日本にはガイド(インストラクター)の資格制度が無いのです。ですからAランク、Bランク、Cランクなどと全国的レベルで分けることもできません。また、ガイドのキャリヤが長いから良いガイドとも限りません。屋久島でも資格制度の導入に向けて検討を始めていますが、実施にはもう少し時間がかかりそうです。

ホームページ等で紹介するガイド個々人の履歴とか公的肩書き等で判断するぐらいでしょうか。

◆◆◆ 「有意義な屋久島の旅」として欲しい ◆◆◆

 角、時間を裂いて、高い国内旅費をだしての屋久島旅行。是非とも有意義な旅としたいですね。屋久島は自然の素晴らしさが売り物ですが、一般の人々が自然を見ただけでは自然の凄さは解りません。大きなヤクスギがあった。すごい滝もあった。海がきれいだった。飛魚が美味しかった・・・・・・・・。それだけのために屋久島まで来たのでしょうか。
 コツアーに参加する。ガイドをお願いする。そして、自然の物語を聞いて欲しい。原始からの本物の自然を知って欲しい。自然の中で自分の心をリラックスさせて欲しい。自分の生き方や自分達の地域を見直す旅にして欲しい。
 単なる物見遊山ではなく、自分の、自分達の目的を持った旅行でありたいですね。欲を言えば時間に追われないゆったりとした旅にしたいですね。
1日は山、翌日は海、翌日は川。集落を歩き回ったり、釣りをしたり、登山もあればハイキングも良し、キャンプや花を求めての過ごし方など、自然との遊びは1ヶ月ほど居ても尽くし難いのです。
自分なりに満足のいく「屋久島の旅」として欲しいものです。早道は良いツアーに参加することでしょう。

◆◆◆ 登山の安全と、自然との付き合い方 ◆◆◆
屋久島の森・土埋木
 山にしろ、ハイキングにしろ、観察会にしても、自然の中に出掛けるのですから、程度の違いはあっても危険は付きまといます。絶対に安全と言うことはありません。
登山の場合など、どんな名ガイドが付いていても、1列縦隊の中で参加者が足を滑らせて転んだ場合など、助けることは出来ないのです。「ここは危ないですからこんな歩き方をして下さい」と注意は出来ますが、自分の身を守るのは自分でしかないのです。自分の能力や体力を知り、無理をせぬことが大切です。
 も、優秀なガイドであれば1時間ほども歩くと、お客様の体力を把握することができます。お客さまがどの程度まで歩けるか判断して、お客様の持つ体力、能力を最大限引き出してくれますので、お客様は自分の限界を知ることができ、精一杯頑張ってみることで「自分の素晴らしさ」に気付くことができます。
 た、エコツアーであれば少々の引っ掻き傷、切り傷、打撲などは当たり前と考えます。蜂に刺されるのは出来るだけ避けますが、蚊や蠅、ブヨ、ヤマビルなどは特に避けません。自然界にいて当たり前だからです。
サルやシカに逢えることもあれば、マムシにだって時には出逢います。それらのスリルを楽しむのも自然です。余りにも安全を重視すると、自然の楽しみ方が単調になってしまいますし、自然の厳しさを体験することは出来ません。
 久島の場合、お客様もガイドの方も日程的に予定が詰まっていますので、「今日は雨だから登山は明日に延期」と言うわけには行かないのです。
大雨警報など、登山が危険と判断されない限り、少々の雨では予定通り遂行いたします。雨こそが本来の屋久島の登山であり、雨には雨の森の素晴らしさ、ふだん体験することの出来ない雨の行軍など、より深く印象に残る体験登山となります。
 んな状況の自然にも対応できる登山技術を身につけていると、他人より数倍の自然を楽しむことが出来るのです。専門ガイド付きで体験してみて下さい。自然の新たな素晴らしさを、そして自分の素晴らしさを発見できるはずです。

◆◆◆ 人はもともと自然の動物 ◆◆◆

 は青い空、青い海、緑の木や森を見ていると目が休まります。気持ちも落ち着いてきます。人は自然があってこそ、人らしく生きられるのではないでしょうか。
自然の本質を知り、人は自然とどの様に付き合うべきなのか、人はどの様に生きるべきなのか考えてみましょう。
 自然環境問題が問われる今日ですが、なぜ環境問題が取り上げられるようになったのでしょう。例えばCO2による地球温暖化にしても、その原因は私達人間の「エネルギー消費増大」に他なりません。エネルギーの消費増大に人間の豊かさを求めたからです。
私達一人一人の消費エネルギーを小さくするとCO2の排出量も小さくなり、また、樹木の消費を減少させることで森が少しでも多く残りCO2の吸収量も多くなります。
 単に「消費エネルギー量を減らせばよい」とは言いますが、高度文明に浴した私達にはなかなかそれができません。一挙に解決することはできませんが、私達の生き方が変わることで一歩一歩前進・実現するのです。
地球温暖化防止の「京都議定書」も発効し、日本は世界に先駆けてCO2
の25%削減(1990年比)に取り組まなくてはなりません。
あなたには何が出来るでしょうか。一枚の無駄な紙を使わないのも、空き缶やゴミを捨てないのも、大切な環境保護ですし省エネにつながります。
このような一般的なこともさることながら、私はこんなことをしてみたい!こんな活動に参加したい!という積極的なものを見付けてみませんか。豊かな自然と共に暮らす「人の豊かさ」を体験してみませんか。
 久島の旅がよりあなたの人生にプラスになるといいですね。



環境省・エコツーリズム推進会議

エコツーリズム憲章

ひとびとが、自然や環境、文化を発見する旅に加わり、
自然のために、小さくても何かを実践し、
そうした旅人を受け入れる地域を、みんなでつくっていけば、
この国土のすみずみにまで、個性に満ちた自然や文化があふれ、
もっとゆたかないのちを楽しむことができる。
一人ひとりが自然を守り、考え、慈しむ。
自然の中にあたらしい光を見る、
「エコツーリズム」はそのための提案です。

ゆっくりと見回してみよう。
見えなかった色がみえてくる。
気がつかなかった香りに気づく。
聞こえなかった歌が聞こえてくる。
季節が移っていく。
あざやかに、大地がここにある。

森がどこまでもひろがっている。
どこまでも空が、海がひろがっている。
風がそっと通りすぎる。
水が落ちて、土を潤す。
生きものたちが息づく。
人間のふるさとは、ここにある。
自然はやさしい。温かい。
大きくて、物知りだ。
時に荒々しい。
時にはひどく荒々しい。
人のくらし、歴史や文化は、
そうした自然とともに育ってきた。

大自然から里山や都市の小さな自然まで、
自然のいのちと人のいのちを共振させる。
そういう旅をしよう。
ゆったりと呼吸し、
ゆっくりと見回し、
おおらかな一歩をしるしたい。

「エコツーリズム」は次の3つを実現し、それがずっと続いていくことをめざします。

地域の自然と文化を知り、慈しむ。
・元気な地域が自然を守る。
・自然と文化を受け継いでいく

露草




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